テレビはどこもかしこも野田佳彦をもちあげているが、政権移行のゴタゴタに付け込んで、菅直人が朝鮮学校への高校無償化適用の審査再開をしたことは、まったく触れずじまいである。菅が野田を裏で支援したことは明らかになっている。野田は菅の言うことを聞かざるを得ない運命のようだ。主義主張よりも、街頭演説とか、選挙運動にばかりにかまけてきた政治家が、志など持ち合わせているわけがない。ドジョウであれば、それこそ権力など求めず、草莽の志士となって、国に尽くす手もあるが、松下政経塾の一期生ということで、自惚れが強過ぎるし、怪しい人間たちと付き合ってきた経歴からしても、俗物そのものである。保守派の気概が少しでもあるのならば、朝鮮学校の高校無償化適用に待ったをかけるべきだ。それもせずに、「一日10何時間街頭演説をしたこともあります」と自慢するレベルでは、路上パフォーマンスが日課の、売れない芸人と大差がない。野田に私はまったく期待していない。真に日本を救わんとする政治家であれば、サヨクと手を組めるはずがないからだ。二流三流政治家にとっては、そんなことは重要でないのだろう。マスコミがチヤホヤするのも今のうちである。せいぜい松下政経塾出身者同士で政治ゴッコをすればいい。半年もしないうちに、国民から引導を渡されることになるだろうから。
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