草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

安倍総理が退いた後は過激な「尊王攘夷派」の時代に!

2018年09月12日 | 思想家

安倍総理はよくやっているが、その後を引き継ぐ政治家はどこにもいない。それでいて日本を取り巻く国際環境は深刻さを増すばかりである。次に権力を握るのは「尊王攘夷派」ではないだろうか▼橋川文三は「美の論理と政治の論理―三島由紀夫『文化防衛論』に触れて―」(「中央公論」1968年9月号)のなかで、三島に同情するかのようなことを書いている。「私は、およそ一つの文化が危機にのぞんだとき、その文化が『天皇を賛美せよ!野蛮人を排斥せよ!』というのと同じ叫びをあげるのは当然のことだと思っている。それはほとんど危機におかれた人間の生理的反射に似た現象であり、日本にかぎらず、それぞれの時期において、人類史上の普遍的な現象であると思っている」▼進歩派の丸山真男の弟子であるにもかかわらず、橋川は「日本のように社会組織の有機的性格が濃密な地域では、危機への反射的反応はそれだけ強烈であるのは当然である」と述べたのである。安倍総理がトップの座を退けば、日本は政治的に混乱し、そこで台頭するのは「尊王攘夷派」ではないだろうか▼日本人が拠り所としてきた「天皇」への忠誠心を再確認し、自立した日本を目指すのである。それが吉と出るか凶と出るかは分からないが、「非理性的錯乱」と笑うことはできない。理性では推し測れないのが政治である。大変なことになるのは安倍総理の後なのである。

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