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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

死者や未来の子供を念頭に置くのが真の日本の保守だ!

2012年09月12日 | 思想家

 民主党ばかりでなく、自民党にも愚かな政治家が結構いる。日本維新の会なる新自由主義の政党にいたっては、箸にも棒にもかからない。保守の根本的な精神を理解していないからだろう。私たち日本人は、もう一度その精神を噛みしめるべきだろう。柳田は政治を行うにあたって、生きている者だけでなく、死者やこれから生まれてくる者たちのことも問題にしたのだった。「仮に万人が万人ながら同一希望をもちましても、国家の生命は永遠でありますからは、予め未だ生まれて来ぬ数千億万人の利益をも考へねばなりませぬ。況や我々は既に土に帰したる数千億万の同胞を持って居りまして、其精霊も亦国運発展の事業の上に無限の利害の感を抱いて居るのであります」(『時代ト農政』)。柳田にとっては、生者や階級を超えて、日本人には物事を判断する根拠があることを、特異な語り口で教えてくれたのである。保守を自任する私が、脱原発を主張するのは、福島第一原発の事故によって、東日本の大地が汚され、そこでの農産物が大打撃を受けたからだ。綱澤満昭は「社稷」という言葉について「社は人の住居する土そのものの神であり、稷は五穀の神のことである」(『農本主義と天皇制』)と書いている。故郷を追われ、作物を栽培できなくなることは、許すことができない暴挙なのである。新自由主義の天下にでもなれば、日本農業は目もあてられなくなるだろう。しかし、今の日本の保守には、それに対しての危機感が乏しく思えてならない。


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子供から甲状腺がんが見つかり戦々恐々の福島県民!

2012年09月12日 | 災害

 やっぱり予想した悲劇が福島県で起こりつつある。福島第一原発の事故から1年半しか経っていないのに、18歳以下の甲状腺検査で、1人に甲状腺がんが見つかったからだ。国や県の責任を回避するために、鈴木真一福島県立医大教授は放射線による影響を否定しているが、そのコメントですら、あらかじめ予想されたことであった。チェルノブイリで甲状腺がんが表面化したのが最短で4年であったというだけで、そんな簡単に決めつけよいのだろうか。放射性物質で汚染された食べ物を口にしている現実についても、どうして直視しないのだろう。ヨウ素による被曝は、福島県の広範囲に及んでいる。にもかかわらず、ヨウ素安定剤を服用したのは、ほんの一握りである。そのなかに福島県立医大関係者も含まれているというのは、本当なのだろうか。それが事実であるとすれば、とんでもないことだ。危険性を察知していたからこそ、服用したのではないか。福島県内の子供の3人に1人は、甲状腺にしこりがあるといわれる。これから福島県内で子供の甲状腺がんが続出する可能性は、否定できない。ヨウ素の場合は半減期が短いこともあって、一時的にでも、福島県の浜通りや中通通りから避難していれば、最悪の事態は避けられたのである。それをさせなかったのが民主党政権なのであり、元民主党参議院議員の佐藤雄平知事であった。その責任を取ろうともしない連中が、脱原発を口にするのは笑止千万だ。


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