ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

グレイノマドのクルマ旅

2011年09月13日 | 研究・書籍

当広場に紹介コメントをいただいた旧知のジャーナリスト、長谷川英一氏の新刊『クルマ旅大全』。今年3月15日初版。hontoからも電子ブックが用意されていますが、じっくり目を通すには、画面より紙が落ち着きますので普通書籍で読みました。

「リタイアしたら完全な自由が得られる・・」これは「高校に入れば、大学にさえ合格すれば・・」と何度も抱いてきた幻想と同じものだ・・と著者。リタイア後を「幻想」で終わらせることなくアクティブに生きるライフスタイルを著者は「グレイノマド」に見出されたようだ。

グレイマドとはGray haired Nomads、「銀髪の放浪者」の意味。リタイア後の長い長いバカンスをクルマの旅で過ごす・・。

自らもグレイノマドの著者は北の国を旅する15人にインタビュー。それぞれの定年観、リタイアする年齢についての考えもさまざまでおもしろい。私自身は、自分のライフサイクルを推定し60歳を区切りとしてきましたが、55歳に置く人、それより早く40代でリタイアした人、60過ぎでの引退者、人さまざま。ただ共通していることは、どの“旅人”もリタイア後、幻想に埋没することなく人生のステージを換え自由にエンジョイしていることです。

当の私はグレイノマドの醍醐味をまだ理解しきっていません。しかし、もしこれから先、旅心が芽生えたら、その時はクルマ選び、旅先選び、必携ツール、メンテなどの指南書として大いに役立つものと思われます。

今回は本書を読んだことで、グレイノマドのマド(窓)を少しだけ開いた感じです。

 

クルマ旅大全―グレイノマドが日本を救う (カーネルBooks)
長谷川英一著
地球丸
コメント
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