ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

藤田志穂の『ギャル農業』

2009年11月15日 | 研究・書籍
19歳で起業し「ギャル革命」の旋風で注目された藤田志穂さん。
今度は「食、農業」を“革命の対象”にしてビジネスを展開中。
ギャルたちで作った秋田県大潟村産のお米の名は「ジブヤ米」。
命名は渋谷のハチ公が秋田犬だから?

動機が良い。
「日本の自給率は40%くらい。自分たちが食べるものは自分たちで
まかなえる環境にしたい。安ければよいでなく安全な食品を」と。

これまでのギャルたちの炭水化物を避けるダイエットでなく米中心
の和食が本当のダイエットにも役立つ、とも指摘。
イケてる農業めざして自らは「ノギャル」を宣言。
「ブランド品のエルメスだってもとは馬具工房からだった」と言う
彼女は、ある種先駆者です。

「何か新しいことをする人に対して賛成は2、反対も2、残る6は
様子見」苦労を経たギャル社長ならではの実感だと思う。

お堅い中央公論新社から同書が発刊されたのもうなずけます。
前向きな若い起業家、藤田志穂。
彼女の周辺に熱いものを感じます。

【写真】秋田経済新聞から。(中央が藤田志穂さん)


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ギャル農業 (中公新書ラクレ)
藤田 志穂
中央公論新社

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コメント (1)
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