ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

映画『沈まぬ太陽』が問うもの

2009年11月09日 | 映画・芸能
約3時間半の長い映画でした。映画『ガンジー』のように途中10分の
intermission(休憩)が入りました。
おそらく途中で居眠りするだろうな、と思っていましたがその予想は
当たりませんでした。それだけこの映画に惹きつける強さがあったと
いうことでしょう。

昨年観た『クライマーズ・ハイ』の時と同じように、作品からの問い
を考えされられました。

象が撃たれた場面、海外勤務は社内的に不遇なような描き方は必ずしも
気持ちの良いものではありませんでしたが、全体を通し渡辺謙演じる
主人公、恩地元の生き方は一本、筋が通っていました。

良い意味で大人の硬派の映画です。
大入りの館内には、若い人の姿もありましたが、ちょっと難しかったかも
知れません。しかし若い人がこの作品から何かを感じ取ることが出来れば、
将来、頼もしいと思います。
原作も読んでみたくなりました。



沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)
山崎 豊子
新潮社

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コメント (3)
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