Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

足寄駅 北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線 9月6日 2014年

2015-05-28 | Weblog
これまで見てきた個性的デザインのふるさと銀河線の駅舎でありますが、とりわけ規模の大きな駅舎がこちらの「足寄駅」です。

足寄駅はふるさと銀河線沿線中の中心的駅でもあります。
その足寄町は全国的に見て、“町の面積日本一”の「広い町」です。

足寄駅は駅舎改築に伴い「道の駅あしょろ銀河ホール21」が併設され複合施設として機能していました。

本別駅ほどのデザイン上の個性はありませんが、規模の点では他の駅を圧倒します。

施設最大のポイント、時計台を兼ねる展望タワーは地上25mの高さです。
そのタワーの壁面には「道の駅」のマークが入れられています。

ちょっとデザイン的には「なんだかなぁ~」と思いましたが、後にネット上に掲載されている写真を見ますと初期の頃にはその「道の駅マーク」は入っていませんでした。




道の駅の広大な敷地の一角には、このような案内板?が設置されています。

「案内板」などと表現するにはあまりにも立派過ぎる施設です。

脚部などはまるで「ロボット脚」みたいです。



郷土の誇り…「北海道を愛するフォーク・シンガー」である松山千春さんのギャラリーがあります。



足寄駅の駅名標と思いきや、それを模したレストランの看板でありました。

しかし、その“汚れ具合”はなぜなのでしょう?

まるで屋外に設置されていたかのような雰囲気が不思議です。



ちょっと“引いて”みますとこのような状態です。

左側の「パネル」の“リアルさ”が凄いと思いませんか?

まるで「トリック・アート」のようですが、よく見て頂くとレールがいきなり90度くらいに急曲しています。

いくらなんでもこれはありませんね。



ショップの前には本物の路盤とレールが展示されています。

おそらくこの辺りに路盤があって実際にここを列車が運行していたのかも知れませんね。




もう心の準備が出来ているから、ご覧になっても直ぐにお分かりになったと思いますが、こちらも「リアル」ではなくてパネルなんですよ。

松本零士さんのアニメキャラクターを纏ったCR75形ラッピングカーのパネルです。

しかし…良くできていますね~感動的です。

レールとの繋ぎ目とか壁との色調の連続性とか…



こちらのは“ふるさと銀河線”の足寄駅名標であります。

先ほどから「トリック・アート」を見せられているから、この駅名標もレプリカなのでは…と、素直になれないオジサンでした。

この「微妙な汚れ具合」は何なのでしょうね、怪しい…



道の駅前のペーブメントには、先の松山千春さんの歌碑が設置されています。



国鉄時代のデザインの駅名標が展示されている場所があります。



「道の駅あしょろ銀河ホール21」建物から離れた北側交通広場中央に旧駅舎をモチーフとした多目的観光施設があります。

本物の旧駅舎を再建したのかと思ってしまいますよね。



しかし、ここは「トリック・アート」の足寄駅です。

素直に信じてはいけません。

町内で生産されたカラマツ材を使用して建設されたこの施設は、バス待合室や足型採取事業の「足型工房」などが入っています。

そして「やっぱり!」と思わせてくれるのは、旧駅舎の写真を見ると分かるのですが、駅舎の入り口がオリジナルとレプリカとでは左右が逆に作られているのです。

オリジナルの駅舎は、建物の「右側」が入り口となっています。



駅舎のホーム側に、先の路盤とレールが展示されています。

レールのその先に見えているのが「道の駅あしょろ銀河ホール21」です。
あの「扉」の辺りがホームだったのでしょう。




駅舎周りの歩道タイルのように見えるグリーンの物体は「足型工房」の作品?を敷き詰めたものであります。



この辺りから眺めると、絶対的に旧足寄駅舎を復元再建したものと信じてしまうでしょう。


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