Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

陸別駅 ふるさと銀河線 9月6日 2015年

2016-07-12 | Weblog
ふるさと銀河線駅中でも規模の大きな駅の一つ、「陸別駅跡」にやってきました。

駅跡…とはいってもその現況はまさに現役駅そのものです。

駅施設、路盤やレールは勿論、ホームや跨線橋、気動車など「鉄道」に必要な設備を現役当時そのままに備えている廃駅であります。



道の駅の駐車スペースにオデ君を止め、そこから駅構内を見渡します。

まさに鉄道駅風景そのものです。

これを見て「廃線駅」を想像する方はいないと思います。

幾条のレールと木造の機関庫、緩く左にカーブしているその先にはかつては給水塔や転車台があったようです。



分岐器を操作する転轍機ですが、良く見かけるダルマ転轍機とは外観が大きく異なり、何となくメカニカルな印象を受けます。



構内の外れには道路を跨いで車輛車庫があり「CR-75 101」が格納されています。



駅舎跡は「道の駅オーロラタウン93りくべつ」という施設が入居、営業しています。

駅本屋だった建物は「鉄道駅」から「道の駅」に姿を変えています。

ちょうど外壁の補修工事中だったようで、養生のカバーに包まれた外観となっています。



建物内に入ってみます。

ホームへの出口途中には気動車体験運転の受付となっています。

*このとき、来年(2016年)にはスケジュールに余裕を持たせてここ(陸別)に宿泊し、運転体験をしてみたいと思っていました。

しかし…帯広の友人のバーでハートランド・ビールを飲みたい…という誘惑に勝てず2016年も「陸別に宿泊し運転体験」という構想は絵空事に終わりました。

つまり、ハートランド・ビールと運転体験とを天秤にかけて、ビールを選んでいる…ということです。

この記事を書いている2016年7月12日現在、9月の北海道旅行のおおよそのスケジュールは決まっております。

もちろん、陸別にも立ち寄る予定です。



ホームにはCR70-8 が「体験乗車」のためにアイドリングして乗客を待っていました。

ちなみに、私は「乗り物見るのが大好き」なのですが「乗るのは嫌い」な困った君であります。



跨線橋をこえた向こうの2番3番ホームにも気動車が停車しています。



1番ホームにはスチール物置みたいなものがあり、中を覗くと…腕木信号機を操作するレバー・フレームがあった場所のようです。

フレームとプーリーが残されています。

その横には…「ん?」

知らない名前の駅名標が置かれています。



「ほろびない?」 「幌比内?」…聞いたこと無い駅名です。

ネットで検索してみると…北海道のある町を舞台とした「反町隆史」さん主演の学園ドラマ「GTO」で劇中登場する架空の駅が「幌比内」だそうです。

*反町さんのドラマの名称は知っていましたが、観たことはありませんでした。

セットで使われた駅名標を保管してあるのですね。



跨線橋は施錠されていて立ち入ることは出来ません。

構内踏切を通って2番ホームへと行ってみます。



2番ホームにはCR-75 1 号機が停車しています。

とてもコンディションの良さそうな車輛で、体験運転に使う車両なのでしょうか…



3番ホームには CR-75 2 号機が停車しています。

こちらはどうしてしまったのでしょうか…1号機とはコンディションにかなり隔たりがあります。



ドア横の札差には「休車」という札が差し込まれています。

ま、確かに休車なのでしょうが、他の車輛と比べてその格差がすごいです。

ドアーのペイントの剥げ具合なんて痛々しいですね。

せっかく素敵なペイントなのに…

コンディション良く保存するのは大変なのでしょうね。



ホームの駅名標。

こうして見ると綺麗に見えますが…アルミ板にラッピングして形成されているので、風雨や紫外線などでラッピングの「白」の部分が剥げ落ちて文字以外の部分のアルミ地が露出してしまっているのです。



こちらは1番ホームにある駅名標です。

ラッピング・フィルムが剥がれて行く過程を見るようです。

日焼けした肌から皮がはがれてゆくみたいです。



分線駅の駅名標も陸別駅ホームに移設されています。

こちらも、ラッピング・フィルムが剥がれて、アルミ地が露出しています。

しかし…良く文字部だけ綺麗に残ったものです。

アルミ地が露出したこの駅名標もメタリックな雰囲気でなかなか良いと思います。


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