2022/9/28放送
「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
今日は旧約聖書イザヤ書14章からお話しします。
14章は、バビロンについての神の宣告が語られています。
バビロンとは、世界史では「新バビロニア」と言われている国のことです。実はイザヤ書の14章が語られる頃、イザヤ書を書いたイザヤは、バビロンのことをほとんど知らなかったはずです。
ですから14章で語られていることは、神がイザヤに教えられたことなのです。神はイザヤに、アッシリアに続いてバビロンが強大になることを教えられました。
実際にバビロンは強くなり、アッシリアを滅ぼし、南王国ユダをも滅ぼします。バビロンの王はそのユダの人々をバビロンに捕え移します。これがバビロン捕囚です。
14章で語られていることは、そのバビロン捕囚後、バビロンが滅ぼされた時のことです。神はイスラエルの民を解放し、彼らを祖国ユダの地に帰らせてくださいます。
実際に、バビロンはペルシャという国に滅ぼされ、ユダの人々はペルシャの王によって国を再建することを許可されるのです。
それだけでなく、14章ではこの世の終わり、終末の時代に起こることも教えられています。
その出来事とは、平和な神の国が建つという「神の国の福音」が世界中のすべての人々に語られてからキリストが再び来られて、平和な神の国が実現する、ということです。
このようにイザヤ書で、これから起こる出来事をあらかじめ教えられた神は、このように語っておられます。
「必ず、わたしの考えたとおりに事は成り、わたしの図ったとおりに成就する。」
世界史をみると、神が語られた通りにバビロン捕囚とバビロンの滅亡とイスラエルの帰還と再建は本当に起こったことが分かります。
ですから、これから起こると教えられている神の国は必ず建てられるのです。
明日は日曜日です。必ずその通りになる神のことばを聞くために、ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。
( PBA制作「世の光」 2022.9.28放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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