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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■口をきいたロバ / 板倉邦雄

2017年05月02日 | Weblog
2017/5/2放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「口をきいたロバ」という題でお話ししましょう。

 動物たちは災害の起こる前に避難することができるようです。動物に見えることも愚かな人間には見えないようですね。

 さて、占い師バラムはロバに鞍を置き、モアブの大臣たちと一緒に旅立ちました。主なる神様が「行くな」と言うのに、金銀宝石や暮らし向きの自慢に目がくらみ、負けてしまったようです。占い師バラムはイスラエルの人々を呪うために出かけることになりました。主なる神様は怒りを発し、行くのを妨げるために主の使いを送りました。主の使いは占い師バラムを遮るようにして手に剣を持って道に立ち塞がっていました。(民数記 22章21、22節 )

 ロバは主の使いが手に剣を持って道に立ち塞がっているのが見えました。主人を守ろうと、道をそれてぶどう畑に入っていきました。「こら、どこへ行く!」とどなるバラムはロバを杖でバチバチと打ち叩いて道に返そうとしました。しかし主の使いは今度はぶどう畑の狭い道に立ち塞がっているではありませんか。ロバは急いで元の道に戻って道の石垣に擦り寄りました。バラムは足が石に押し付けられたので痛がってバラムはまたロバを打ち叩いたのです。主の使いは先に進んでまた狭い所に立ち塞がりました。そこは右にも左にも曲がる道はありません。そこでロゴはとうとう座りこんでしまいました。バラムの怒りは頂点に達しました。杖でビシバシとロバを打ち叩いたのです。(民数記 22章23~27節 )

 すると主なる神様がロバの口を開かれたので、ロバはバラムに向かって言いました。「私があなたに何をしたというのですか。あなたは三度も私を打ったのです。」

 バラムは答えました。「お前が私をあなどって無視したからだ。私の手に剣があれば今お前を叩き切ってやるところだ。」

 「私は今日まであなたが長い間乗られたロバです。あなたをバカにしたり杖で打ち叩きましたか?」

 「いやあ、しない。」 (民数記 22章28~30節 )

 現代、長い間主人のそばにいて慰め助けた動物たちが捨てられたり殺されてゆくのです。しかし彼らは黙っています。ある時にはご主人様を慰め、助けたりもしました。

  (PBA制作「世の光」2017.5.2放送でのお話より )

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