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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■初期のプロテスタント宣教師--ヘボンの情熱と愛/岩井基雄

2015年09月25日 | Weblog
2015/9/25放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。月の最後の金曜日は、歴史の中を歩んだクリスチャンの生涯を学んでいますが、今日は医者でもあり教育者であった宣教師ヘボンについて学んでみましょう。1836年に米国ペンシルベニア大学医学部を卒業し医学博士となったヘボンは神様の愛を伝えたいと、同じ使命を持つクララと結婚しました。1841年、シンガポールに旅をした時、そこで彼は先月学んだギュッツラフ訳の日本語聖書を入手します。その後一度は米国で病院を開業したのですが、神様からのチャレンジを受け、1859年4月、医療伝道宣教師としてヘボン夫妻は日本に上陸します。

 次の年には妻クララは5人の少年を集めて家で塾を開き、その塾が後にヘボン塾と呼ばれる私塾となり(※1863年)、日本を導く高橋是清たちが学びます。そしてこのヘボン塾がミッションスクールとして有名な明治学院やフェリス女学院の源流となっていくのです。更にヘボンは1867年、日本で最初の和英辞典を編纂し、そこでヘボン式ローマ字と呼ばれる文字を用います。そして1872年には新約聖書の一部を日本語に翻訳、また1880年からは旧約聖書の日本語訳に取り組んでいきます。また1892年には聖書を正しく伝えたいと聖書辞典を編纂し、何よりも神様のことばを分りやすく人々に伝えることを心がけたのです。

 同じ年の10月20日には妻クララの病気を理由に彼らは33年間いた日本を離れざるを得なくなりました。しかしヘボンは生涯をかけて神様の愛を伝え、医学や教育を通して人々を育て、神様のことばである聖書を日本人の心に伝えたいと願い、豊かな情熱を注いだのです。

 神様の豊かな愛に生かさた人々が多くの犠牲を払い、人生を懸けて私たちに愛を届け出くださいました。私たちもまた神様の愛を受け取り、その愛に応えていきたいですね。

 聖書のことば。
 「愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです。」 新約聖書 ヨハネ第一の手紙 4章11節

 あなたも神の愛に生かされ、愛を届ける人生を歩みませんか?

 (PBA制作「世の光」2015.9.25放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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