♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたの祈りを聞いた/福井 誠

2015年09月17日 | Weblog
2015/9/17放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「あなたの祈りを聞いた」です。それではイザヤ書38章5節からお読みしましょう。
 「わたしはあなたの祈りを聞いた。あなたの涙も見た。見よ。わたしはあなたの寿命にもう十五年を加えよう。」

 この時、イスラエルの王様ヒゼキヤ王は重い病気にかかっていました。そこに預言者のイザヤが来て言うのです。「あなたの家を整理せよ。あなたは死ぬ。治らない。」 何ともショックなことばですねえ。耳をふさぎたくなる何とも悲しいことばです。

 しかしヒゼキヤはくじけずにそこで神に祈っています。
 「ああ、主よ。どうか思い出してください。私が、まことを尽くし、全き心をもって、あなたの御前に歩み、あなたがよいと見られることを行なってきたことを。」(イザヤ書 38章3節)

 こうしてヒゼキヤは大声で泣いたと言います。ああ、私などはこんな悲しみある人のそばにはとてもいられそうもありません。不器用にことばもなく立ち尽くしてしまう気がしますねえ。

 ともあれそんなヒゼキヤにイザヤが再び神のことばを伝えています。
 「わたしはあなたの祈りを聞いた。あなたの涙も見た。」(イザヤ書 38章5節)

 何とヒゼキヤのそばに神がいてくださったのですねえ。神がいてくださって祈りも聞いたし涙を見た、そしてあと15年寿命を加えよう、と言うのです。神様は心を動かしてくださったと思いますか? 確かにそうなんですが、実は神様がそのように心を動かしたのはヒゼキヤの祈りの熱心さや信仰深さによるものではないのです。イザヤは、「あなたの父ダビデの神、主は、こう仰せられます。」(イザヤ書 38章5節)と言いました。つまり神はヒゼキヤの父(※父祖)ダビデに免じてヒゼキヤの祈りを聞いてくださったのですね。神はダビデに、あなたの子孫を祝福する、と約束しておられましたが、それを守られたのです。

 自分にも神と祝福を約束してくれる人がいてくれたらなあ、と思いますか? 実はそういう人がいます。聖書は、キリストが私たちのために神と祝福の約束を交わしてくださった、と教えていますね。ぜひ聖書を調べてみて、あなたのためにキリストが神の祝福を勝ち取ってくださっていることを知っていただきたいと思います。

 (PBA制作「世の光」2015.9.17放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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