♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■人を内側から変えるキリストの愛-マルコの福音書①/岩井基雄

2015年09月18日 | Weblog
2015/9/18放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。
 今日からこの第三週の金曜日はマルコの福音書から学びたいと思います。

 新約聖書には四つの福音書がありますが、その一番最初に記されたのがこのマルコの福音書です。福音書とはイエス・キリストの生涯について証しされた書で、聖書の中でもとても大切な証しが掲載されているのです。

 このマルコの福音書の著者マルコはヨハネとも呼ばれ、パウロやバルナバという神様の愛を伝える宣教師たちと共に伝道の旅行をした人です。しかしその働きの途中で彼はその働きから逃げてしまいます。その具体的な理由について聖書は語っていませんが、様々な困難さを前にして去ってしまったのではないかと考えられ、後にパウロとバラナバという二人のリーダーの間に、この彼の扱いのことで論争が起こったほどでした。しかしそんな失敗者、落伍者とも言えるマルコが、後には神様の愛と恵みによって変えられ、彼を否定していたパウロも後に彼を重要な人物また同労者として評価するほど、神様の愛を伝える器として変えられ用いられていくのです。

 神様にあって歩む人生はどんな人であっても内側から作り変えてくださるのです。特にこのマルコの福音書は私たち人類のしもべとなって仕えてくださった救い主イエス・キリストの姿を描いています。どんな弱さを抱える人とも共に歩み、恵みと愛を注いでくださるイエス・キリストによって導かれる人は、その愛によって喜んで人に仕える者へと内側から変えられていくのです。

 聖書のことば

  「あなたがたの間で人の先に立ちたいと思う者は、みなのしもべになりなさい。人の子が来たのも、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためなのです。
               新約聖書マルコの福音書10章44節、45節

 どんなに弱く愚かな存在をも限りない愛で愛し、その人に仕えてその人を愛によって作り変えてくださるために、イエス・キリストは来てくださいました。それはイエス・キリストのいのちを通してあなたにも永遠のいのちが与えられ、輝いた人生を歩むことができるためなのです。あなたもキリストの愛によって生かされる人生を歩みませんか?

 (PBA制作「世の光」2015.9.18放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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