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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■聖徒たちへ/関根弘興

2015年09月21日 | Weblog
2015/9/21放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 さて、新約聖書の中でパウロが書いたエペソ人への手紙の中のことばを少しずつ紹介したいと思いますが、パウロはこの手紙の宛先をこのように記しています。
 「キリスト・イエスにある忠実なエペソの聖徒たちへ。」(エペソ 1章1節)と書いているんです。エペソの教会の人たちに対して「聖徒たちへ」と書いているんですねえ。英語だと Saint セイントです。聖徒などと聞くと、いやあ私はそんなに聖徒と呼ばれるほどきよくないし立派でもありません、と答えたくなりますよね。しかしパウロは、イエス・キリストを信じ生きる一人ひとりに対して、あなたがたは忠実な聖徒たちなんですよ、と呼んでいるんです。
 聖徒というのは罪も汚れもない人という意味ではありません。聖書では、神様のために区別された者、実は人でも物でも区別されたものは聖なるものとされるんだ、と表現するんです。それは清潔だとか衛生的であるということとは関係ないんですねえ。つまり、「聖なるもの」というのは聖なる神様との関係がまっすぐなものとされているということから来るんです。

 ユダヤの人たちは自分たちは神様から選ばれたのだから自分たちこそ聖なる民だと考え、選民意識を持ちました。しかしパウロは、ユダヤ人だとか異邦人だとかは問題ではないのです、国籍は問題ではない、イエス・キリストを信じて罪赦され神様との関係が回復し神様の子どもとされた一人ひとりこそ聖徒とされた聖なる民なのだ、と語っているんですね。

 私たちの人生にとって大切なことの一つは、誰があなたの人生を握っているか、ということです。

 私はギターを弾きますけれども、全く弾けない人が高価なギターを持っていてもそのギターの価値を引き出すことできませんよね。実は私たちの人生も同じなんです。あなたがあなたとして最もあなたらしく生きていくためには、誰があなたの人生を握っているか、ということが大切なんです。この天地を創造され、あなたにいのちを与え、恵みと愛に富むお方があなたの人生を握ってくださるとするなら、あなたは最も安心して生きていけると思いませんか? 

 新約聖書 第一コリント6章20節には、「あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。ですから自分のからだをもって、神の栄光を現わしなさい。」と書かれています。イエス・キリストを救い主として信じ生きる人生は神様の者とされた聖になる者とされたんだ、と聖書は教えるんです。だから聖徒とされているということなんですね。そして神様の栄光を現す大切な一人ひとりとしてあなたは生きていくことができるんだ、と聖書は教えているんです。

 (PBA制作「世の光」2015.9.21放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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