♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主の前に広げた/福井 誠

2015年09月10日 | Weblog
2015/9/10放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「主の前に広げた」です。それではイザヤ書37章14節、15節からお読みしましょう。
 「ヒゼキヤは、使者の手からその手紙を受け取り、それを読み、主の宮に上って行って、それを主の前に広げた。ヒゼキヤは主の前で祈って言った。

 信仰を持つというのは一瞬一瞬のことです。それは一度限りの行為ではありませんね。一度信じればそれで良いというものではないのです。

 随分昔の話ですが、私の人生には幾つか山はありましたが非常に苦しいと思った時がありました。人の助けも得られず孤立無縁に遭って目に見えない神頼る他は何もない、そんな状況に置かれたことがあります。そこで私は聖書のことばとそれについての短い説教を小さなカードに書き出しメモ帳に挟んで持ち歩いたのです。そんなメッセージカードを何枚か持ち歩いて電車の中でも職場でも心が折れそうになるたびに取り出して読んだことがあります。本当に聖書のことばに繰り返し繰り返し目を通して心支えられて一日一日を何とか生き延びた、と思った時でした。多分、神の愛と助けを語る聖書のことばがなければ今頃自分はこの世にはいなかったかもしれないと思うこともあります。

 ともあれ、そのように神のことばに支えられた人生は私の力となりました。ですから私は教会に来る人にもそんな事を勧めることがあります。誰でも受け入れてくれる訳ではありませんが、自分が実際に使ったメッセージ・カードを手渡して、「今日のお薬」であるとお渡しすることがあります。症状が強い時には「一日10分おき、あるいは5分おきに目を通してお祈りください。」と。最初はカードを手に戸惑う人も、真に追い詰められて孤立無縁の状況で神以外に頼るものが無いとなれば、必ず受け入れてくれました。

 実にこの章に描かれたヒゼキヤもそうであったのだろうと私は思います。彼はアッシリヤの脅迫状を手に宮に入りました。そして神の前にそれを広げて祈ったのです。

 私はラジオを聴く皆さんにもぜひ神のことばの力を知っていただきたいと思っています。人間ではない、神に頼ることの幸いを知っていただきたいのです。

 (PBA制作「世の光」2015.9.10放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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