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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■安心しなさい

2009年12月01日 | Weblog

 世の光の時間です。 お元気でお過ごしでしょうか。 関根弘興です。 今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。 

 イエス・キリストはある時、五つのパンと二匹の魚を五千人に分け与えるという奇跡を行ったことがありました。 すると群集は自分たち一人ひとりにパンを与えてくださったイエス様を、ま、熱狂的に慕うようになっていきました。 そして群集はイエス様を王様にしようと無理矢理連れていこうとしたんです。 しかしイエス様はまず弟子たちをその群集のいる場所から無理矢理引き離して舟に乗り込ませ、向こう岸に行くように命じられました。 そして御自分は一人で山の方に退かれていきました。 まあ無理矢理舟に乗り込ませて向こう岸に行かされた弟子たちはどうだったでしょう。 パンの奇跡を興奮覚めやまぬといった感じで語りあいながら舟を漕ぎ出したことでしょうね。 

 しかし予期せぬ出来事が起こりました。 弟子たちが湖の向こう岸に舟を進めていくと、向かい風がだんだんひどくなってきました。 漕げども漕げども前に進まなくなってしまったんです。 夕方に出発しましたけれども遂には夜中になってしまいました。 弟子たちにしてみればイエス様が向こう岸に行けというから舟に乗り込んだんです。 でも漕ぎ出してみると行く手を遮り、まるで元いた場所に引き戻すかのような、強烈な向かい風が吹いてきたんですね。

 時々私たちはこう考えませんか? イエス・キリストの言われた通りに人生を歩めば全てがうまく行く。 障害は取り除かれる。 向かい風ではなく人生に追い風が吹いてくるはずだ、と。 もちろんそのような時もたくさんあります。 でもそうでない現実を経験することもしばしばあるんですね。 でもぜひ知っていただきたいことがあります。 それは前に進もうとしても向かい風が吹き、自分ではどうすることもできない弱さに翻弄されてしまう時こそ実はイエス様の恵みを深く味わう時となるのだ、ということなんです。 

 さあ弟子たちはガリラヤ湖上で風と波に翻弄され、湖を漂っていました。 しかし何とイエス様はその荒波を踏み付けて湖を歩いてこられるではありませんか。 そしてイエス様は弟子たちに、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない。」( マタイ 14章27節、マルコ 6章50節)と弟子たちを励まし、その嵐を静めてくださったのです。

 私たちは本当に弱く恐れやすい存在です。 向かい風にすぐに翻弄されてしまうような者です。 しかしそんな不安の中にある一人ひとりにイエス様は今日も力強く、「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」と語ってくださるのです。

 (PBA制作「世の光」2009.12.1放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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