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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■救い主誕生につながる人々 <系図の中の女性たち>

2009年12月15日 | Weblog

 世の光の時間です。 お元気でお過ごしでしょうか。 関根弘興です。 

 今から約二千年前に来られたイエス・キリスト、その誕生をお祝いするクリスマスの時期を迎えています。 新約聖書の最初のページをめくると、イエス・キリストの系図が示されています。

 誰々に誰々が生まれ、その誰々によって誰々が生まれ、というように、ま、名前がいっぱい出てくるんですね。 聞き慣れない名前の羅列に戸惑ってしまい、もう読む気をなくしてしまう、なんていう人もいるかもしれません。 しかし私たちはこの系図からすばらしいニュースを知ることができるのです。 

 その第一は、イエス・キリストの誕生はおとぎ話ではない、ということです。 おとぎ話なら系図は必要ありませんよね。 昔ある所におじいちゃんとおばあちゃんがいました、で済む訳です。 ですからイエスの誕生は歴史の事実であった、ということなんですねえ。 

 そして系図には、通常は女性は出てこないんですけれども、この系図には、わざわざ4人の女性が記されています。 タマル、ラハブ、ルツ、ウリヤの妻、この4人です。 これらの人は由緒正しい女性だったか、というと実はそうではありませんでした。 タマルという人は義理のお父さんユダと関係して子どもを宿すんですねえ。 ラハブという人はエリコの町に住む遊女でした。 ルツは当時のユダヤの社会に入ることのできない憎むべきモアブ人の女性でした。 ウリヤの妻バテ・シェバは夫ウリヤの留守中にダビデ王と姦通し、子どもを宿すんです。 人間の欲望と罪でまみれた人たちのまるでリストを見ているかのようですよね。 
 イエス・キリストが来られたということは、この系図に表されているように、人間の欲望や罪や恥・けがれが満ちているそのまっただ中に来てくださった、ということでもあるんです。 罪のないきよいお方が、神の栄光を捨てて、人として来てくださいました。 

 もちろんイエス・キリストの系図と言っても、イエス様が私たちと同じ罪ある者として生れたということではありません。 その誕生は不思議なものでした。

 イエス様は聖霊によって身ごもり、処女(おとめ)マリヤからお生まれになりました。 イエス様は、罪とけがれに満ちたまさに人間の姿をそのまま凝縮し表しているかのような系図を背負われて来てくださったのです。 それはイエス様がこの地上に来られた目的でもありました。

 イエス様はこう言われました。
 「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです。」 (マルコの福音書 2章17節、参照 マタイ9章12節、ルカ5章31節) 

 クリスマス、それはイエス・キリストが私たちの罪やけがれをその身に背負ってくださり、赦し、癒し、いのちを与えるために来てくださった大きな喜びの日なのですね。

 (PBA制作「世の光」2009.12.15放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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