世の光の時間です。 いかがお過ごしでしょうか。 福井 誠です。
今日は聖書の中のマルコの福音書4章39節から読んでみましょう。
イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に「黙れ、静まれ。」と言われた。すると風はやみ、大なぎになった。
イスラエルにある湖「ガリラヤ湖」は縦の長さが21キロ、巾が12キロ。 琵琶湖の3分の2の大きさで、西洋梨を逆さまにした形をしています。 この湖では、しばしば突風が吹き荒れることがありました。
この日、弟子たちはイエスと共に向こう岸へ渡ろうと沖へ出た所、激しい突風に襲われ、船もろともに沈みそうになる大変恐ろしい目に遭ったのです。
そこで弟子たちと一緒にいたイエスが、その嵐の中で風を叱りつけました。 湖に「黙れ、静まれ。」と言われ、風は止み、湖が大なぎになったというのです。
その様子を見ながら、弟子たちは互いに言い合いました。
「風や湖までが言うことをきくとは、いったいこの方はどういう方なのだろう。」(マルコの福音書4章41節)
ここに、大自然を支配し治められる偉大な力を持つイエスが描かれています。 私はリスナーの皆さんに、この偉大な力を持つイエスについて、弟子たちと同じように、「この方はどういう方なのだろう。」と、よくよく考えていただきたいと思うのです。
というのも、私たちの人生には、それこそ自分の存在を危うくされるような人生の嵐に襲われることがあるものでしょう。 もうこのままいったら自分は駄目になってしまう、向こう岸にはとても渡れそうもない、そう思わされることがあるものではないでしょうか。 しかし、四方八方から攻め来る人生の嵐に「黙れ、静まれ。」と語られ、波を大なぎにし、私たちを目的地に渡らせてくださる神様がいるのです。
信仰というのは頭で理解しているだけでは駄目で、実際の自分の生活の様々な状況に当てはめていくことが大切です。 あなたの歩みをあらゆる嵐から守り、必ずや向こう岸へと渡らせてくださる神様を信じて歩んでみませんか?
(PBA制作「世の光」2008.9.4放送でのお話しより)
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