世の光の時間です。お元気でしょうか? 羽鳥 明です。
世の光、今日は、まず皆様からのお便りの紹介です。横浜市緑区にお住まいの中谷さんからいただきました。短歌、三首です。
声出せぬ 妻が必死に 訴える くちびるの動きは 横を向きたい
飲食も 寝返りさえも できぬ妻に わびつつ我は 冷水を飲む
重病の 妻を見舞いて 我子と我 帰りの車中に 会話のあらず
中谷さんの御主人、年老いてから洗礼を受けてクリスチャンになりましたが、その夫が重病になり、看取る中谷さんの悲しみの歌です。ひとしきり年老いし御夫婦のためにとりなしの祈りをしました。
さ、今日の神の知恵のことばです。旧約聖書箴言は神様の知恵の書と言われています。今日はその6章28節のみことばをお読みしましょう。
「人が、熱い火を踏んで、その足が焼けないだろうか。」
ここには当たり前の真理のことばが記されていますね。ぼんぼん焼け盛る火の上を踏み歩いたら、その足が焼ける。当たり前のことです。この当たり前のことばの背後には、すべての人の心の中に記されている因果応報の真理があります。因果応報は分かっていても人は過ちを犯し、罪を犯すのです。どうしようもありません。しかしこのことばの、そのまた背後には福音のことばが隠されています。「罪が緋のように赤くても、雪のように白くなる。」(イザヤ1章18節) なぜでしょうか。この因果応報の真理をでんぐり返すためにイエス・キリスト、神の子はこの世に来て、その十字架の血と死そしてよみがえりの福音によって、罪のさばきは死だという真理を覆してくださったのです。律法の法則はまさにこの恵みの真理によって覆されました。どうしようもなく罪を繰り返す罪の力の奴隷であった私が罪赦されて罪に打ち勝つ圧倒的な勝利者になったのです。
神の知恵のことば。「私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。」新約聖書ローマ人への手紙8章37節のことばです。
それではまた聞いてください。
(PBA制作「世の光」2005.12.07放送でのお話しより )
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