世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。
今日は私たちが心豊かに生きていくために一番必要なものについてお話しします。
必要なもの、大切なもの、いっぱいあります。でも、これなくして生きていけないっていうものです。人は愛なしでは生きられないって言われますけど、(これなくして生きていけないもの)それは愛です。
新約聖書のコリント人への手紙の第一の13章13節にはこんなふうに言われています。「いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」いつまでも変わらない、心の支え、心を豊かにするもの、それは愛だと言うんですね。
旧約聖書の箴言という所でソロモン王はあらゆるぜいたくを尽くした栄誉・栄華を尽くした人として知られていますが、質素な生活をしていても愛し合う方がぜいたくな生活をしても憎しみ合うよりもまさるって言っています。(※「一切れのかわいたパンがあって、平和であるのは、ごちそうと争いに満ちた家にまさる。」箴言 17章1節 ) ものだけではない、大切なのは愛だと言う訳です。
ではその愛とはどういうものでしょうか。先ほどのコリント人への第一の手紙の13章の4節からの所に、愛とはこういう働き・力だと書いてあります。「愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。・・・ すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。愛は決して絶えることがありません。」こんな愛で愛される時、人は心に平安を感じ、またこんな愛で人を愛せる所に本当の生き甲斐・心の豊かさを感じることができるのではないでしょうか。
私の尊敬する先輩の牧師・三橋萬利(かずとし)という方は40年小児麻痺で両足も右手も動かない中、奥さんにおぶわれて奉仕をしました。すばらしい教会また多くの人を導いた立派な、威厳と愛に満ちた方でした。昨年76歳で(天に)召されました。この奥さんがこんなことを言いました。「40年間、一番気をつけてきたこと。決して主人が負い目を感じないように、そして夫として父としてのプライドを威厳を持っていくようにということだ。」
愛とは相手の最善のために自分を犠牲にすることだと言うことができるでしょうか。キリストの愛・神の愛とは、こういう形になって現われるものです。こんなものを持っていきたいですね。
(PBA制作「世の光」2005.12.2放送でのお話しより )
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