世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。
いよいよクリスマスが近づいてきました。今日は新約聖書第4番目の福音書・ヨハネの福音書から、クリスマスに生まれたキリストとはどういう方なのか、なぜ二千年前に生まれた方が今も全世界でその誕生が祝われるのか、について見たいと思います。
ヨハネの福音書の第1章の冒頭に、こんなふうにイエス・キリストについて説明しています。
「初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。この方は、初めに神とともにおられた。すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもない。」(1-3節) 12節、「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。」
キリストはことばであった。つまりことばとは意味や意志を表わし伝えるものです。キリストは神の存在、その意志・愛・救いを伝えるものだという意味で特別な存在・誕生でした。
もう一つ、キリストはすべてのものをお造りになった創造者であると書かれています。ですから人となっておいでくださった、クリスマスに誕生したキリストは、キリストを信ずる者をまた新しく造り変えるように神の子どもとしてのいのちと輝きに生かすことのできるお方だと言うのです。
先週北陸で、世の光ラリー集会で話しをする機会がありました。一番後ろで聞いていた21歳の青年が集会の後、私の所に来て言いました。「俺、もう駄目なんです。」しばらくの沈黙の後、私は説明しました。キリストが来られたのは私達の心も体も生き方ももう一度神の子どもとしてやり直すことができるためなのだ。キリストを心に信じ、神に立ち帰る幸い・救いを説明しました。そして一緒にお祈りをしました。彼は涙が止まりませんでした。中学時代から友達と一緒になって酒・たばこ・薬まみれ。体も入れ墨だらけでした。次の集会に来た彼はまるで人が変わったようでした。さっぱりした洋服・顔、もう一度やり直す人生の始まりを感じさせました。
キリストによってどんな人も再び神の子どもとして神の栄光のかたちに造られた輝きをもって生きることができる、これがクリスマスに生まれたキリストが特別であるという意味です。
(PBA制作「世の光」2005.12.16放送でのお話しより )
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