百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

昭和時代を研究テーマに-歴史民俗研究会

2009年05月16日 17時49分51秒 | インポート

 15日午後、加東市社の多目的研修センターで「やしろ歴史民俗研究会」の総会並びに研修会が開催された。設立されてから20年が過ぎ、その間の活動報告や会員の寄稿文から構成された20周年記念誌も発行された。

 今年のテーマは、「昭和の陰と光」。敢えて時代特性から「陰と光」という表現をされたようだ。研究会の会員の高齢化もますます進む中、「戦中、戦後の体験」を語り合い、「往事を回顧し、未来へと語り継ぐ糧としよう」という趣旨である。確かに平成も20年が過ぎ、昭和は次第に遠くなりつつある。戦後生まれの人口に占める割合も4分の3を越えた。「戦争を知らない子どもたち」という戦後世代を象徴する言葉が流行ったことがあった。しかし、今は「戦争を知らない」大人が大半を占めるようになった。戦争体験を語ることができるのは戦中の記憶がある世代ということになると、終戦時に10歳前後として、だいたい75歳以上の方々ということになる。我々戦後世代にとっては、戦争体験もそうだが、その後の約7年間の占領時代の体験も知らないことが多い。戦後日本の方向性が決まっていったこの時代のことを今見直そうということは意義のあることだと思う。

 第1回の研修は戦時中の日映のニュース映画のDVDを視聴した。日本側からだけの映像なので物足りない感じがした。こうした映像資料とともに活字・印刷資料といった文書資料、そして、現物資料、体験談等を交えて研修が行われていくよう期待している。

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