12日(木)、9時30頃登庁。10時20分頃から自民党議員団総会が開かれ、今日の議事など、議運の結果が報告された。
11時から県公館で本会議が開かれた。今日の本会議では、委員会に付託されていた補正予算案、条例改正案などの議案、請願、意見書についての結果報告、討論、表決が行われた。また、本日上程された議員提出の政治倫理条例案、岸口みのる、増山誠議員の問責決議案の提案説明、討論、表決が行われた。
焦点の知事の給与減額案に対しては、総務常任委員会の継続審査とする結果に対し、自民、維新、公明、県民連合が賛成した。表決では、自民党の2議員が退席した。この継続審査に対する討論では、県民連合の北上議員が、「反対だが、継続に賛成する」と知事の責任に厳しい態度を示した。また、共産党は継続ではなく、知事は辞職すべしという立場から、継続に反対の立場を示した。
議員提出の政治倫理条例では、県民の負託を受けている議員としての「道義的」「政治的」責任の自覚が文言として挙げられている。議員はもちろんだが、知事も同じように「道義的責任」の自覚が強く求められる立場にある。
現在は躍動の会の増山誠議員、岸口みのる議員に対する問責決議が可決された。2名は、当時、維新の会に所属し、百条委員会の副委員長、委員の立場にあったが、非公開の情報を外部に漏洩、提供した行為に対する問責決議だった。2名によって外部に漏洩した情報が知事選挙中に拡散され、委員会や委員に対する誹謗中書、個人攻撃の原因になったことを考えると、その重さは軽いものではない。
本会議では、浜田議長、谷井副議長の辞職に伴い、選挙が行われ、議長には自民党の山口晋平議員(たつの市及び揖保郡選挙区:4期)が、副議長には、自民党の大豊康臣議員(加西市選挙区:3期)が当選し、就任した。議長選の票数は、投票総数83、有効投票83、山口78、増山(躍動)3、庄本(共産2)だった。副議長選は、有効投票82、無効1、大豊77だった。
常任委員の選任が行われ、私は文教常任委員に選任された。兵庫県競馬組議会議長のお役目も終えた。
本会議終了後、議員控室で机の引っ越しが一斉に行われた。続いて、自民党議員団の産業労働部会が開かれた。続いて東播磨道議連の会が行われたが、急用のため、加東に戻った。事務所で、来客から相談を受けた。
長い一日だったが、県民連合が斎藤知事に辞職申し入れを行ったことが報じられた。情報漏洩問題に関する第三者委員会の調査結果報告が指摘する「知事の指示」の可能性を否定し、元総務部長の停職3ヶ月の懲戒処分、自身の給与減額で県としての対応は終えたとする知事の態度に、議会が納得していないことを知事はあらためて認識すべきだ。何も終わっていない。