百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

滝野で花まつり・鮎まつり 憲法記念日

2016年05月04日 04時32分20秒 | 日記
              

              

 3日(火)、朝から曇っている。今朝も定番コースを歩いた。
 8時頃、滝野の光明寺へ。今日は花まつり(法要)が行われる。五峰山光明寺には4つの塔頭寺院があり、それぞれ寺宝の仏像などを公開し、お釈迦様に甘茶をかけて祈りを捧げる。法要は山上の本堂で行われ、多くの人が訪れた。
 
 10時、滝野の闘龍灘で鮎まつりが行われた。小学1年生が加古川漁協の皆さんが用意した稚鮎を川に放流し、成長を祈った。私も毎年放流に参加している。また、川沿いの会場では地元の和太鼓グループや吹奏楽の演奏などが行われ多くの人出で賑わった。
 夜の花火大会は風雨が強く中止、延期となった。毎年恒例の花火を愛でる会は予定通り開かれ出席した。

 ところで、今日は憲法記念日。昭和22年5月3日に施行されてから69年になる。憲法改正が現実的な政治の課題になり、今後の選挙の結果や政治の動き次第で、国会発議、そして、国民投票が実施されることになるかもしれない。
 改正をめざす自民党はじめ改正派と護憲を掲げて改正反対を唱える共産党などの勢力との対決が激しくなってきた。過日も日本会議北播磨が主催した憲法改正講演会には約300名の参加者が集まりケントギルバート氏の「日本が自立するためには憲法改正が必要」との主張に耳を傾けた。同じ日の同じ時間帯に小野市内で北播磨の9条の会が集会を開いた。神戸新聞には何名の人が集まったかは書いてなかったが、改正、反対両派の集会が同日に北播磨で行われたこと自体、おそらく初めてのことではないか。
 現憲法は制定後70年を経て、その間の社会変化に合わない条文や対応する条文がないという問題を抱えている。また、GHQによる占領下、すなわち日本の主権が制限されていたなかで、GHQ主導で制定されたというそもそもの生い立ちの問題がある。そのことが、前文や条文、とりわけ9条に矛盾が出ている。
 平和安全法制の国会での論議以来、立憲主義という言葉がよく使われるようになった。国民が政府を監視するという意味合いで使われているが、立憲という言葉からは、明治の先人が西欧列強に伍していくために立憲国家、すなわち憲法をつくり、国家の運営を法に基づいて行っていこうとアジアで初の立憲国家となったことをまず思い浮かべる。憲法を大切にする意識は明治の先人の方が高かったのではないかとも思う。大日本帝国憲法の制定過程を調べると伊藤博文、井上毅らが日本の国柄を歴史や文化をよく調べ、その特色を表すことに苦心していることがわかる。中学歴史の教科書に書いてある「君主の力が強いプロシアの憲法をまねた云々」という記述はその真実を伝えていない。「立憲」という言葉にはそうした明治の先人の憲法を制定し、憲法に基づいて近代国家をつくりあげるという「誇り」を表している言葉でもある。
 いずれにせよ、立憲主義は大切にしなければならないと思う。がゆえに、現憲法の社会状況に合わない老朽化した条文や備えていなければならないのに書かれていない条項などは明記していくべきだと考える。特に大地震などの大規模自然災害やテロなどへの対応に備えて緊急事態条項を設けることは急ぐべきだ。また、他国からの侵略から国の独立と国民の生命を守るために9条を改正して国防体制を固める必要がある。憲法は大切である。日本にふさわしく、日本国民が誇りに思える憲法にしていくことこそ真の立憲主義だといえる。
 
 

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