昨日は「ロブスター岩礁の灯台」、今日は「笑いを売った少年」を読んで驚いています。両方ともジェイムス・クリュスというかたが書いたファンタジーです。
第二次世界大戦後、ドイツの荒廃した大地を前に、若者たちを戦場に駆り立てる不幸を繰り返してはならないと痛感したクリュスさんは、子どもたちに自分の頭で考えることを教え、寛容と共生の精神をはぐくもうと志して児童文学の世界に飛び込んだそうです。
でもね、決して押しつけがましくなく、ユーモアがあって楽しい。ドイツの児童文学のイメージがかなり変化しました。
ドイツの児童文学といえばケストナーやエンデが知られていますが、日本ではジェイムス・クリュスがほとんど知られていないのが不思議です。
訳者の森川弘子さんは
「真実を描くのに、ファンタジー以上の装置はありません。」
「今ほど切実に、「自立した人間になれ」、「笑いを忘れるな」
というクリュスのメッセージが必要なときは、ないのではないでしょうか。」
と語っています。ほんとにそうね。
残念なことにクリュスさんは1997年に亡くなられていますが、日本語訳されていない本がたくさんあるようなので、これからどんどん出版されることを期待しています。訳してくれた森川さんと発行してくれた出版社未知谷に感謝!
第二次世界大戦後、ドイツの荒廃した大地を前に、若者たちを戦場に駆り立てる不幸を繰り返してはならないと痛感したクリュスさんは、子どもたちに自分の頭で考えることを教え、寛容と共生の精神をはぐくもうと志して児童文学の世界に飛び込んだそうです。
でもね、決して押しつけがましくなく、ユーモアがあって楽しい。ドイツの児童文学のイメージがかなり変化しました。
ドイツの児童文学といえばケストナーやエンデが知られていますが、日本ではジェイムス・クリュスがほとんど知られていないのが不思議です。
訳者の森川弘子さんは
「真実を描くのに、ファンタジー以上の装置はありません。」
「今ほど切実に、「自立した人間になれ」、「笑いを忘れるな」
というクリュスのメッセージが必要なときは、ないのではないでしょうか。」
と語っています。ほんとにそうね。
残念なことにクリュスさんは1997年に亡くなられていますが、日本語訳されていない本がたくさんあるようなので、これからどんどん出版されることを期待しています。訳してくれた森川さんと発行してくれた出版社未知谷に感謝!
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