ふうるふうるのたらです。
『「本末転倒」にはだまされるな 「ウソの構造」を見抜く法』(池田清彦 創英社/三省堂書店)から抜粋します。
●就職氷河期は社会システムの欠陥
卒業生が需要をはるかに上回れば、就職できずあぶれる学生が出てくるのは必然である。つまり大学卒業生の就職難を本気で解決したいのであれば、大学生の数を今の三分の一くらいに減らすしかない。そもそも大学卒業程度の知的能力を要求される職業はそれほど多くないのだから、無理に大学に行く必要はない。それなのに、大学の授業にとうていついていけない者を入学させた上、非正規の労働者かプータローとして放り出すのは授業料を巻き上げるための体のいい詐欺ではないかと私なんかは思ってしまう。
確かにそうなんだけど。でも、「大学って4年間のモラトリアム期間」「大学に入ったら遊ぶんだ」と大学に行く人も結構いるし。
あ、だから大学の遊園地化ってことになってるのか。それじゃあ「大学の授業にとうていついていけない者を入学させた上、非正規の労働者かプータローとして放り出す」のもしょうがないのか。「体のいい詐欺」ってことでもないのか。うーむ……。
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