goo blog サービス終了のお知らせ 

安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

当ブログのご案内

当サイトは列車の旅と温泉をメインに鉄道・旅行を楽しみ、また社会を考えるサイトです。

「あなたがすることのほとんどは無意味でも、あなたはそれをしなくてはなりません。それは世界を変えるためではなく、あなたが世界によって変えられないようにするためです」(マハトマ・ガンジーの言葉)を活動上の支えにしています。

<利用上のご注意>

当ブログの基本的な運営方針

●当ブログまたは当ブログ付属サイトのコンテンツの利用については、こちらをご覧ください。

●その他、当サイトにおける個人情報保護方針をご覧ください。

●当ブログ管理人に原稿執筆依頼をする場合は、toukaihoutei*hotmail.com(*を@に変えて送信してください)までお願いします。

●当ブログに記載している公共交通機関や観光・宿泊施設等のメニュー・料金等は、当ブログ管理人が利用した時点でのものです。ご利用の際は必ず運営事業者のサイト等でご確認ください。当ブログ記載の情報が元で損害を被った場合でも、当ブログはその責を負いかねます。

●当ブログは、ネトウヨから「反日有害左翼ブログ」認定を受けています。ご利用には十分ご注意ください。

●管理人の著作(いずれも共著)
次世代へつなぐ地域の鉄道——国交省検討会提言を批判する(緑風出版)
地域における鉄道の復権─持続可能な社会への展望(緑風出版)
原発を止める55の方法(宝島社)

●管理人の寄稿
規制緩和が生んだJR事故(国鉄闘争共闘会議パンフレット「国鉄分割民営化20年の検証」掲載)
ローカル鉄道に国・自治体・住民はどう向き合うべきか(月刊『住民と自治』 2022年8月号掲載)
核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

●安全問題研究会が、JRグループ再国有化をめざし日本鉄道公団法案を決定!

●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

ビクターの売却先はケンウッド

2007-06-09 19:33:57 | IT・PC・インターネット
松下がビクター売却でケンウッドと再交渉、懸案決着を目指す(ロイター) - goo ニュース

うん、これはいい合併のような気がする。
ケンウッドはステレオメーカーとして名高いけど、音響機器専門に近い感じのメーカーだった。一方のビクターは「ビデオはビクター」のCM通り映像機器に強く、ビクター製のビデオは未だ根強いファンがいる。
映像のビクターと、音響のケンウッドの技術が融合すれば凄いことになりそうで、期待の持てる合併であることは間違いない。

ちなみに私の実家ではAV(オーディオ・ビジュアルの方。スケベな方ではない)マニアの父のおかげで10年くらいまで「TRIO」製のステレオが現役だった。トリオとは言うまでもなくケンウッドの前身である。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飽和するコンパクトデジカメ、脱却の糸口を探す

2007-06-03 22:17:51 | IT・PC・インターネット
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0705/28/news007.html

小寺さんの文章って、いつも明快だなぁと思う。
メーカーの提灯持ちになり、新製品にも欠点があるのにそこには目をつぶってヨイショ記事ばかり書く「自称評論家」も多いなか、『生き馬の目を抜くコンパクトデジカメ業界において、満足度のトップが2年前のカメラということは、他社がこの2年間にやってきた方向性は、実は間違っていたということなのではないか』などと書ける人はなかなかいないだろう。

この記事にあるように、コンパクトデジカメ業界が数年前から停滞状態にあることは疑いようがないが、私はやや小寺さんとは見方を異にしている。他の分野と同じように、カメラ界でも「二極分化」が起こりつつあるということである。
もう少し補足すると、「一眼レフ以外はカメラじゃない」というコアな層と、「写真なんてケータイで十分」という層に二極分化してきている、というのが私の見方である。小寺さんが言う「きみまろズームで氷川きよしを撮影するおばちゃん」などはまさに後者の典型例だろう。

もちろん、そうなった背景として携帯カメラの性能向上があることは間違いないわけだが、一眼レフ以外はカメラじゃないと考えるコアな層にとっては、ケータイはしょせんケータイである。私自身、300万画素に惹かれてケータイを今の機種に変えたが、PCに取り込んで紙に印刷してみたときの出来映えにはがっかりした。320万画素のデジカメと画素数は変わらないのに、引き延ばすとケータイ写真の粗さは隠しようがなかった。私は、ケータイのカメラ機能は「写ルンです」のデジカメ版と割り切って利用することにしている。

といっても、粗さなどわからないライトな層は、最低限、ピンボケ、手ブレせずに写りさえすればいいわけだから、いつでもどこでも取り出せてそこそこの画質が得られるケータイカメラは捨てがたいだろうし、その上にあえてコンパクトデジカメを常時携帯しようとは思わないだろう。
一方、コア層は、コンパクトデジカメを持つくらいなら一眼レフを持とうと思うだろう。カメラというのは「大が小を兼ねる」機械の典型であり、大きいカメラにできて小さいカメラにできないことはあってもその逆はないからである(あえて挙げれば接写機能くらいか)。

とすれば、カメラ各社がこれから向かうべき道が見えてくる。アフォーダンス理論という言葉は私にとって初めて耳にするものだが、小寺さんの主張は適切である。カメラを買う人は、買ったその日から撮影したいから買うのであって、いちいち取扱説明書の細部まで読んだりしないものである。何かわからないことがあったときだけ関連するページを読む、というのが一般的なスタイルであろうと思うが、ここ数年のカメラは「このツマミは○○モードの時は××として動作し、△△モードの時は□□として動作する」というように造られているから、まず説明書を読まなければならず、一定の基礎知識のある玄人にはかえって使いにくいものになってしまっている。
むしろ「このボタンを押せばこの機能」「このツマミを回せばこの機能」というふうに、インターフェースと機能はしっかりと関連づけられていた方が玄人にはかえって使いやすいと言えるのだ。小寺さんの言うようにこれからは「逆方向への揺り戻し」が来るだろう。

コンパクトデジカメの不振脱却を探る小寺さんには申し訳ないが、コンパクトデジカメの未来は暗いと思う。各社が撤退し、銀塩コンパクトカメラがそうであったように、ゆくゆくは2~3社に収斂するのではないか。
デジカメの一眼レフ化という流れは止まらないだろうし、一方で携帯カメラの高機能化の流れも止まることはないと考えられるからだ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Winny合法利用は「机上の空論」

2007-05-18 23:06:18 | IT・PC・インターネット
またWinnyで逮捕者が出た。

『また現状では、多くの人に作品を知ってほしい場合は、一般のWebやブログを使って作品を公開するほうが「合理的」であり、Winnyではファイル名で検索する必要があるため、有名ではないファイルが活発にやり取りされる可能性は「皆無に近い」ため、「現在のWinnyが合法利用にも役立つとの主張は、机上の空論と言わざるを得ない」としている。
その上で「Winnyはそのネットワークに参加した時点で、違法な送信行為に『加担』している」とWinnyユーザーに警告し、利用をやめるよう求めている』
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0705/18/news081.html

かつて、管理人は当ブログで著作権ファシズムとも言える音楽業界の強欲ぶりを批判してきたが、ことWinnyに関しては、弁護するつもりは全くない。
久保田氏のコメントにあるように、著作権侵害に当たらない合法的な使い方をする限り、Winnyよりも他の方法のほうが合理的であり、わざわざWinnyを使う実益が全くないからだ。

Winny擁護派の人々は、「Winnyにだって合法的な使い方があるのだから、使う人が間違っているだけであり、道具自体は悪くない」と主張するが、本当にそうだろうか。
例えば、「お前に拳銃をやるから人を殺す以外の合法的な使い方を考えてみろ」と言われて、効果的な使用方法を思いつく人がどれだけいるだろうか。民生用の用途が全くない殺人ガス、サリンを与えられて「これを世のため人のために役立ててみろ」と言われて、効果的な使用方法を提示できる人がいるだろうか。

いくら「使い方の問題」「道具そのものではなく使う人間が悪い」と言っても、道具それ自体がそもそも人類にとって害悪でしかないのであれば、潔くその道具は使用禁止にするのが正しい道である。
「道具は悪くない。使う人間が悪い」という主張は一見、もっともらしいが、それも道具によりけりである。彼らの主張を突き詰めていくと、結局、拳銃の所持すら規制できないアメリカのような社会になってしまうだろう。彼らは、本当にそんな社会を望んでいるのだろうか。

人類にとってデメリットしかもたらさないWinnyは使用禁止にすべきだと私は思う。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サムソン電子、32GBのフラッシュメモリ実用化へ

2006-03-22 23:25:43 | IT・PC・インターネット
HDDに代わるフラッシュメモリ:容量32GB (HOTWIRED) - goo ニュース

いや、でかした。ついにやったか。
…ってこの前も同じことを言ってたような(汗

このニュースがどうして価値があるのかというと、これがPCの軽量化・耐衝撃性の向上に巨大な貢献をするからだ。
記事によると、同容量ならフラッシュメモリはHDDの4分の1の重量らしい。HDDと違って回転部分がないから、PCをぶつけたりしたときでもデータ損傷の可能性は格段に低くなる。

デスクトップPCでは重量や耐衝撃性はあまりセールスポイントにはならないが、ノートPCはそれらが大きな武器になる。
今、ノートPC界では松下の"Let's note"シリーズが1kg未満の軽量化に成功し、他社が打倒Let's noteをめざして新規参入…という状況になっているが、日本メーカーも32GBフラッシュメモリを作れるようになったら、ノートPCはさらに軽量になるはずだ。

電源を投入して、カタカタカタ…というHDDの回転音もなくPCが起動するようになるというのは、ある意味PCというものの文化を変えるほどのインパクトを与える出来事かもしれない。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Intel MacでWindows XPブートに成功…らしい

2006-03-16 20:05:39 | IT・PC・インターネット
Intel MacでWindowsXP起動に成功(ITmediaニュース)

いや、でかした。ついにやったか。
Apple社がIntel製CPU採用を発表して以来、PCファンの間では、これがいつ実現するかでもちきりだったからだ。
実は私も興味津々だった。Intel製CPU採用で、ハードウェア構成がWindowsマシンに酷似したものになる以上、PC界でしのぎを削ってきた2大OSを1台のマシンで動かしたいと思うのは人情ってもんだろ?

ところで、現状Windowsマシンは起動をBIOSから行う仕組みになっている。このBIOSというのは、Windows95が世に出る前…すなわち「猫も杓子もPC使い」という現在のような状況が出現するよりもずっと昔、MS-DOSを起動させるために設計されたシステムらしい。WindowsはMS-DOSを改良して作られたシステムだから、この最も肝心な部分がひと昔以上前のシステムそのまんまなワケだ。
これに対し、Intel Macは起動にEFIという全く違うシステムを使っている。このため、Intel Macが登場したからと言って、すぐにはIntel Mac上でWindowsを動かせるようにならないことは予想されていた。
『週刊アスキー』などの男気溢れるPC雑誌が果敢にIntel Mac上でのWinXP起動を試みたが、結局起動することなくコケてしまい、敗れ去っている。

今年夏あたりからアメリカで新OS、Windows Vistaが発売されるが、当初の計画ではVistaはEFI起動となる予定だったため、Intel Macとのデュアルブートが年内にも実現するのではないかといわれ、私も夢のような話に浮き足立ったものだ。
だが結局、VistaはBIOS起動となる見込みで、そうなると当分、EFI方式のIntel Macとのデュアルブートは実現しないだろう。

しかし、世界で初めてIntel MacとWinXPとのデュアルブートを成功させたらしいこの記事中の人は、どんなやり方で実現させたんだろうか? そっちのほうにも大変興味が湧く。
1万3854ドル(約150万円)の成功賞金は魅力的ではあるけれど、会社に辞表を出してまで取り組むとすれば割に合わない金額だよなぁ、などと考えてしまう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

IT担当はつらいよ

2006-03-10 23:50:35 | IT・PC・インターネット
今日はなにやら騒々しい1日だった。
年度末を控え、そうでなくとも本業の経理が忙しいというのに、「出張先から得体の知れない添付ファイルが付いたメールが届いたので解析してくれ」と、海外出張明けの職員から依頼が来たかと思ったら、別の職員からウィルス感染の報告が。
直ちに急行し、トロイの木馬型ワームを抹殺する。

その上、こんな日に限って来客・電話も多く、落ち着いて自分の本業をやる暇が全くない。
ようやく夕方5時前になって、そろそろ本業に取りかかれるぞと思った時、この日最後にして超弩級のトラブルが私に襲いかかった。

「きゃあ~っ!! パソコンの電源が入らなくなった~!」

事件は会議室で起こるのではなく現場で起きている。というわけで現場に急行。
悲鳴の主である若き乙女の指し示すPCを見ると…画面まっくろけ。
電源を押してもウンともスンとも言わず、もちろんコンセントを差し替えてみるけど変化なし。
あぁだめだ。お前はもう死んでいる(ケンシロウの声で)。

「大変お気の毒です。私としても全力を尽くしたのですが…」と死を宣告。
電源ユニットが死んだか、マザーボードが死んだか。いずれにせよ、1日2日ではどうにもならない。

現場の要望に応じ、このPCだけで受信設定がされていたメールアカウントを別のPCに設定し、受信ができるようにする。
業務用データベースを他のPCでも見られるように再設定。

何とかできるようになり、PC昇天の被害は最小限に食いとどめられたわけだが、ここまで作業を終えたところで力尽きた。
結局、私の本業であるはずの経理業務は、全くできずじまい。

そもそも業務課所属でもない私がなぜこんなことまでやらなければならないのだ?
今の私のIT担当としての実態は、まるでここに書いているのと同じ。ひとことで言えば悲劇的状態。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TDKのメディア撤退/Winny問題

2006-03-08 22:05:35 | IT・PC・インターネット
あー今日はなんかすごく不調だった。特に夕方以降。
やることなすことミスだらけで、ほとんど全ての案件が付箋紙付きで戻ってきてしまったよ。
こんな時に、遅くまで残業したって能率上がらないに決まっているから、今日はもう、終業と同時に定時でトンズラさせてもらった。こんな日は気分転換に限る。
忙しく立ち働いている同僚達よ、大変すまぬ。私にもこういう絶不調の時があるのだ。

--------------------------------------------------------------------
今日はIT・PC・インターネットのカテゴリに属する話題を2つ。

TDK、記憶メディアから撤退 ブルーレーザーディスク研究へ

知らないよ、後悔することになっても。
「ハイビジョン放送を元のきれいな画質のままで撮るにはブルーレーザーディスク」ってのがメーカーサイドの言い分だろうけど、現行方式のDVDですら必要を感じず、導入していない一定層があるという状況なのに、ブルーレーザーディスクが本当に伸びるのだろうか。
案外、DVD未導入のこの層の人たちって、ハイビジョン放送が普及しても、相変わらずビデオテープを使い続ける、なんてことになるかもしれない。
将来的には、最新型DVDレコーダーが出るたびに買い換え、使用目的は後付けで考えるというマニア層と、ハイビジョン放送になってもビデオテープですませる層とに二極分化していくのかもしれない。

警察庁が緊急通達「私物PCでもWinny厳禁」 (INTERNET Watch) - goo ニュース

…もうこのWinnyてやつ、いい加減禁止にしようよ。
情報漏洩にはつながるわ、著作権を侵害する不法なファイルコピーの温床になるわで、私の目には「百害あって一利なし」にしか見えない。

例えば出刃包丁は、ブスリとやると殺人に使えるが、一方で料理の際には欠かすことのできない道具だから、節度を持った使い方をすることを条件に使用が認められている。そして、包丁に代わる道具がないからこれを使うしかないという実際的な理由も存在する。
これに対し拳銃は殺人以外の目的には使いようがない。銃社会のアメリカの例を見るまでもなく、自由な使用を認めればメリットよりも明らかにデメリットの方が大きいから原則として使用が禁止となっているわけだ。

Winnyも、ファイル共有ができるのは便利な反面、著作権侵害につながるようなロクでもない使い方がされているのは容易に想像がつく。
しかも、ファイルのやりとりはなにもWinnyでなければできないなんてものじゃなく、メールで送るなりWEBにアップしておき、後で落としてもらうなり、いくらでも代替手段がある。

そう考えると、著作権侵害なんて考えてもいない善良な市民にとってはわざわざ危険を冒してまでWinnyを使うだけの積極的な理由に乏しいのである。取り立ててメリットがあるわけでもないのに情報漏洩や著作権侵害の危険性だけは満ちあふれているWinnyをこれ以上野放しにする必要はないだろうと思う。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「多機能=素晴らしい」という幻想

2006-03-06 22:16:08 | IT・PC・インターネット
<DVDレコーダー>頭打ち 各社、地デジ対応機で巻き返し

>民間調査会社のBCNの田中繁広取締役は「年内の次世代DVDレコーダー発売を前に、一時的な買い控えが起きているだけ」と楽観的にみる。しかし一方で、「リモコンにボタンが多いなど、操作が難しい印象が消費者に広まった。予想以上に限られた購買層になったのかもしれない」(家電メーカー担当者)など、市場の先行きに厳しい見方も出ている。

…市場が普通に飽和状態になっただけだと思うのだが。

そもそも、どれだけの家庭にDVDレコーダーがあるのだろうか。
評判の良かったテレビ番組を録画して友人・知人に回すとき、DVDで回そうとすると「ビデオテープにしてくれ」といわれることが今でもよくある。私の職場でも、DVDで渡そうとすると、ビデオの方が良かったのにという表情を隠しながら「でもぉ、パソコンならDVDが見れるからいいよ」と仕方なく快諾(←日本語おかしい)してくれるということもある。つまり、DVDレコーダーどころかプレーヤーですら、世間で言われているほど普及率は高くない、と見るのが妥当なところだろう。
現行方式のDVDですらこの状況なのに、家電業界はもう次世代DVDに移行しようとしている。いくらなんでもスピードが早過ぎはしないだろうか。

「技術があるところ需要がある」というのはメーカーサイドの一方的な思いこみに過ぎないと私は思う。これだけDVDの発売から時間が経っているのにまだこの状況というのは、つまり今DVDを持っていない人たちはそもそもDVDを不要だと思っているということだろう。ビデオテープで充分と考えているのである。
そんな人たちに、やれ次世代DVDなんて言っても見向きもしない。メーカーが規格統一できず、互換性のない2つの規格がほぼ互角の状態で並立しているとあればなおさらである。
とりあえず買ってみて、使用目的は後から考えるなんてのは、カネに余りある一部のマニアだけなのだ。

「操作が難しい印象を消費者に与えている」というメーカー側の分析は、ある程度当たっていると思う。通話機能だけで表示パネルすらないツーカーの携帯が高齢者を中心に売れるなど、「通話しかできない」ことが逆にセールスポイントになる時代だ。使い古された言葉だが、シンプル・イズ・ベストなのかもしれない。

日本の家電メーカーの皆さん。
技術がある以上、付加価値をつけて高く売りたい気持ちはわかる。でも、あれこれ機能をつけたって、どうせ流通段階で買い叩かれてしまうのなら、いっそシンプル・イズ・ベストを目指してみたらどうだろう。通話しかできない携帯、見るだけのテレビ、聴くだけのラジオ。別にそれでいいではないか。
むしろ、そこにビジネスチャンスがあるかもしれない。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ローマン先生さようなら

2006-02-27 21:43:01 | IT・PC・インターネット
iTMSダウンロード、10億曲突破~10億曲目はコールドプレイ「Speed of Sound」 (RBB) - goo ニュース

米国ではついにiTMSが10億曲ダウンロードを達成したらしい。
ということで私も登録し、ダウンロードしてみた。

…うん、これはなかなかいい。
1曲150~300円でダウンロードでき、CD書き込みもファイル化も自由、当然ながらipodなどの携帯音楽プレーヤーへの転送も自由という優れものである。
どこかの国の音楽業界のように、やれCD化するな、転送するな、なんて野暮なことは言わない。他人に曲を譲渡するといったような、個人利用の範囲を超える著作権侵害に当たらなければいい、という非常に現実的なサービスである。なるほど、日本でもサービス開始後4日間で100万曲ダウンロードを達成したが、それもわかるというものだ。

レコード業界は、(音楽CDをリッピングすることが)『完全に合法』は『われわれの気が変わるまで合法』という意味だ等とせいぜいホザいているがいい。そんな不快な思いをしてまでCDを買う義務は私たち消費者にはないからだ。
私もこれからはiTMSを利用させてもらう。もう君たちに用はない(ただしオタク系以外)。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オノレ何様のつもりじゃいワレ

2006-02-21 21:44:47 | IT・PC・インターネット
「iPodへのCDリッピングは公正使用にあらず」とレコード業界

…だってさ。

それにしても驚かされるのがこの発言。
「…『(CDリッピングにおける)完全に合法』は『われわれの気が変わるまで合法』という意味だ。今後もiPodに自分のCDをコピーできるかどうかは、彼らがそれを許容するかどうか次第だ」

…はぁ、そーですかそーですか。
「コンテンツを使わせてやっている俺様がいいと言えばいい、ダメといえばダメ、わかっとんのかいワレ」って態度ムキ出しで、久しぶりに殺意を覚えた。
私めが貴重なコンテンツをありがたく使わせていただく光栄に浴させていただいておりますのもひとえにあなた様のおかげでございます。アーソレソレ。

…もう何も言う気が起きないよ。勝手にしてくれ。
なんでこんな思いまでしてCD買わなきゃいけないんだろ。

本気でオンライン音楽ダウンロードサービスに登録しようかなぁとワタクシ今、考えておりますです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする