ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

御三家、四天王、五大老、六歌仙(?)そして

2005-10-16 00:30:00 | 本と雑誌
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またまた突然のスペシャル企画です。
私のお気に入り作家大公開!

◎評価が3作品以上で「殿堂入り」決定が原則です。

  ◎≒★★★★☆~ :90点 以上
  ○≒★★★★☆’  :85点

まずは学生時代からの「御三家」

 北杜夫

   ◎ドクトルマンボウ青春記
   ◎楡家の人々
   ◎白きたおやかな峰
   ○ドクトルマンボウ航海記
   ○ドクトルマンボウ追想記

 井上靖

   ◎敦煌
   ◎天平の甍
   ◎北の海
   ○しろばんば
   ○異国の星

 新田次郎

   ◎八甲田山
   ◎孤高の人
   ◎聖職の碑
   ○槍ヶ岳開山
   ○銀嶺の人
   ○武田信玄

現在の読書傾向とかなり異なりますね。永遠不滅の御三方です。この3人の組み合わせはまずないのでは?井上靖さんにはノーベル文学賞をとって頂きたかったです。一時期、毎年のように候補に挙げられていたのですが。

そして次に初の女性作家・山崎豊子さんが栄光の殿堂入り。これで「四天王」。近作の「沈まぬ太陽」も力作でしたが、ちょっと古い感じの小説に終わってしまったのが残念でした。

 山崎豊子

   ◎不毛地帯
   ◎白い巨塔
   ◎大地の子
   ○華麗なる一族
   ○二つの祖国

次いで、時代小説から藤沢周平さん。これで「「五大老」。もっと早くから読んでいれば、当然その時点で殿堂入りしていたはずです。他に○評価の作品が2、3あったと思います。

 藤沢周平

   ◎蝉しぐれ
   ◎風の果て
   ◎隠し剣孤影抄
   ○密謀
   ○秘太刀馬の骨

そして、山本一力さんで「六歌仙」です。6のつく呼び名で他に良いものありましたっけ?一時は横山秀夫さんが6番目に入るかと思われましたがちょっと足踏み状態。その隙に一力はんがゴールイン。

 山本一力

   ◎あかね空
   ◎蒼龍
   ◎いっぽん桜
   ◎梅咲きぬ
   ○大川わたり
   ○損料屋喜八郎始末控え
   ○欅しぐれ

実は小野不由美さんが十二国記シリーズで◎が3冊あるのですが、今のところシリーズ全体で1作品としているので、特別表彰ですね。

さて7人目は誰か?
宮部みゆきさんを現時点で入れることも考えたのですが、未読作品がかなりあるのでもう少し待って頂きましょう。まあ、間違いなく彼女が7人目となって「七福神」誕生と予想していますが。


パーク・ライフ(吉田修一)

2005-10-15 21:15:00 | 本と雑誌
parklife-1パーク・ライフ(文藝春秋)
★★★☆’~★★★☆:65~70点

~ Amazon:内容(「MARC」データベースより) ~
停車してしまった日比谷線の中で、間違って話しかけた見知らぬ女性。知り合いのふりをしてくれた彼女は同じ駅で降り…。東京のド真ん中「日比谷公園」を舞台に男と女の「今」をリアルに描く、第127回芥川賞受賞作。

図書館予約本の狭間で、予定外の「パーク・ライフ」を読みました。アンド、現在は浅田次郎の「輪違屋糸里」にトライ中(上巻読了。これは面白い!)。

「パーク・ライフ」は淡々とした描写が続きますが、不思議な静けさをたたえた、ちょっと気になる作品でした。感動!といったタイプの本ではないと思いますが、結構興味深く読みました。仲が良いのか悪いのか分からない宇田川夫妻。高校時代の同級生で、ちょっと、いやかなり?気になる存在のひかる。結婚が決まったらしいのに電話ではそのことを一切話さない彼女。色んなことを想像させます。そして、名前も仕事も明らかにされない(主人公もあえて尋ねない)スタバの彼女。奇妙な存在感。女優さんで言えば誰かなと少し考えたのですが、ちょっと思い浮かびませんでした。これで彼女が会社勤めでもなんでもなく実は専業主婦だった・・・とかだったらひっくり返るのですが、どうもそのような小説ではないようでして。

最後に実家が秋田県の角館あたりだったことが分かる。ギャラリーで実家近くの写真を見た彼女は「よし。・・・・私ね、決めた」と呟く。何を決めたのか明らかにならないのがなーんとなく良かったです。空気を感じる小説ですかね。

日比谷公園は埼玉在住の頃に1~2回行っただけですが、階段やベンチを探してみたくなりますね。

「flowers」:途中、「おおっ!?」と思うシーンがあるのですが、下手に書くと品性を疑われかねないのでやめておきます(^_^; 本全体としてはまあまあかな?


小雨パラパラ(でもないな)10km走

2005-10-15 10:39:21 | ランニング
今朝は朝食前に20km走ろうと早起きしたのですが、天気予報どおりやっぱり雨でがっかり。しばらく様子を見ていたのですが、気温高めやしどうせ汗かいて濡れるもんねと考えて、小雨の中を飛び出しました。←ランナーはこのような考え方をします。
ただし、コースは毛馬往復(20km)を自宅回り周回コースに変更。途中からかなり雨脚が強くなってきたこともあり10km強でやめました。ちょっと左足に違和感がありましたが、最後の1周は多少ペースUPできたし、まあ今朝はこれくらいにしといたろ(by 池乃めだか)。

それにしても体重が減りません。

  「走れども走れども 我が体重軽くならざり そっとお肉をつまむ」

そんなにしゃかりきに走っている訳ではありませんが、ちょっと位減ってくれてもいいのになあ。。。

明日は会社行事のバーベキューがあります。
また、バカ食い・バカ飲みしてしまうんやろなあ。
残したらもったいないしなあ。持って帰るのも重いしなあ。食欲の秋やし、しゃーないなあ。


A LONG VACATION(大滝詠一)

2005-10-13 22:36:38 | 音楽
ALONGVACATION-1A LONG VACATION(ソニーミュージックエンタテインメント)
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~Amazon.co.jp~
伝説のロックバンド「はっぴいえんど」に在籍していた大滝が、そのマニアックともいえるアメリカン・ポップスへの深い知識をわかりやすく結晶化させた作品である。
それまでの日本にはなかったドライでクールな情感を漂わせるメロディ、精密に構築されたカラフルな音作り、松本隆の手によるファッショナブルな歌詞が生みだすサウンドイメージは、当時の音楽シーンに大きな衝撃を与えるとともに、ベストセラーとなった。「ジャパニーズ・ポップスの最高峰」と評されることも多い傑作。永井博によるジャケットも秀逸だ。(森 朋之)

~内容(「CDジャーナル」データベースより)~
アメリカン・ポップスへのオマージュに満ちた珠玉のメロディと甘く切ない歌詞が高次元で結実した、Jポップ史上に燦然と輝く金字塔。「恋するカレン」「さらばシベリア鉄道」他、時代を超越した名曲がここにある。
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ゆー.さんのブログで紹介されていた「A LONG VACATION」。あまりの懐かしさに緊急エントリーです。

1.君は天然色
2.Velvet Motel
3.カナリア諸島にて
4.Pappi-doo-bi-doo-ba物語
5.我が心のピンボール
6.雨のウェンズディ
7.スピーチ・バルーン
8.恋するカレン
9.FUN×4
10.さらばシベリア鉄道

名盤中の名盤ですが、好きだったのは、君は天然色、カナリア諸島にて、Pappi-doo-bi-doo-ba物語、スピーチ・バルーン、恋するカレン、さらばシベリア鉄道 かな? その中で、君は天然色、カナリア諸島にて、恋するカレン、さらばシベリア鉄道がベスト4で今でも大体歌えますね。そして、栄光のMyBestは、ジャーン!「カナリア諸島にて」です。ややおとなし目の曲なのでこれを推す人は意外と少ないかも。でも、ちょっと切なさもあるメロディラインがこの上なく美しいのです。♪カ~ナリアンア~イランド、カ~ナリアンア~イランド、か~ぜもうごか~な~い♪高い音域なんですけど何とか歌えたんですよねえ。

このレコード・CDはジャケットも含めて「夏」のイメージが強いと思いますが、最後に冬の名曲「さらばシベリア鉄道」がひかえています。この曲は歌詞が素晴らしいです。これはカラオケで一時よく歌いました。ダジャブルーにふさわしく(?)、ジャケットの絵もブルー主体で嬉しいったらありゃしない。

よーし、久々に聴くか!
と思ったら無い!
あちゃー、実家や。。。さぶ~~






2002年に読んだ本

2005-10-13 12:55:00 | 本と雑誌
akanezora-1苦しいときの神頼み?
過去の読書をふり返るシリーズ第4弾でごまかすか。
  ----手持ちネタ(本・映画の感想)はいくつかあるのですが、書く時間がないもので・・・。

で、2002年に読んで印象に残った本の一覧です(新刊本と旧作が混在)。
*を付したものは小説で、純粋なビジネス書や建築関係の写真集的なものは省いています。

自己採点の目安----☆:20点 ★:10点(※星の色も現在とは逆でした)
同じ本でも別の日に採点したら、1ランク上がったり下がったりすることはあると思いますが、2ランクの変化は無いでしょう。

☆☆☆★以上は、自信を持ってオススメできます。

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☆☆☆☆★

 *「あかね空」:山本一力   ----直木賞受賞作

   「聖の青春」          ----天才棋士・村山聖の鮮烈な生涯 
   「普段着の住宅術」      ----住宅設計の名手、中村好文が綴る名文  
   「朝比奈隆 わが回想」   ----やっぱり朝比奈さんは凄い人でした

☆☆☆☆

 *「流星ワゴン」:重松清
 *「地下鉄(メトロ)に乗って」:浅田次郎
 *「800」:川島誠
 *「算聖伝 関孝和の生涯」:鳴海風
 *「しゃべれども しゃべれども」:佐藤多佳子
 
   「明治の建築家 妻木頼黄」
   「思い通りの家を造る」
   「図解仕事人」

☆☆☆★

 *「スペインの雨」:佐藤正午

   「ニセモノ師たち」
   「東京駅の建築家 辰野金吾伝」
   「”考える子ども”の育て方」
   「蹴球戦争」
   「やりたいことは全部やれ」
   「読書力」
   「図で考える人は仕事ができる」
   「インターネット書斎術」
   「自作ホームページ超活用法」

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この年は小説の感動本が少な目だったようです。
しかし、私の中でその後に大きな存在となる山本一力さんに出会った記念すべき年となりました。
一番驚いたのは「800」でした。この小説、凄いよ。