ひろの東本西走!?

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甲南女子大学(村野藤吾) オープンキャンパス

2013-08-30 00:17:03 | 近代建築

先日、甲南女子大学のオープンキャンパスに妻と出かけ、村野藤吾が設計した建物を見てきました。

管理棟  背後には山・森が控え、水平に広がった姿は伸びやかです。

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芦原講堂  ※全体説明などがこの美しいホールで行われました。
         かなり職業や資格取得を意識させるカリキュラムであると共に、
         国際化を見据えた真摯で非常に分かりやすいプレゼンで
         好感を持ちました。

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壁面や天井面のうねりなどが村野らしい美しさです。

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優美なカーブを描く階段部なども見どころの1つですね。さすがは村野建築。

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図書館  円柱部は階段になっています。
          内部は中央が吹き抜けの静謐で美しい大空間でした。   

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管理棟から3号館を望む

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斜面を登る通路(階段)の屋根は白くてリズミカル。

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9号館

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バルコニー手すりもきちんとデザインされています。

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第一学生食堂でコーヒーブレイクをとりました。
ここからの芝生広場の眺めも素晴らしいです。

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芦原講堂外観(遠景)

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チア・リーディングのパフォーマンス

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管理棟側面  ここのデザインも面白かったです。
             これに目をつけられた人はどれくらいおられたのでしょうか?

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奥に見えるのが八角形をした第一学生食堂です。
この眺めも素晴らしいですね。

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最初、色彩的には真っ白かなと思ったのですが、よくよく見ると微妙な色がついていました。ですが、全体的には女子大らしい清楚な白亜のキャンパスといった印象でした。高台という抜群のロケーションと共に、随所に村野藤吾らしい控え目ながらも優美なデザインが施されており、武庫川女子大、神戸女学院、同志社女子大などともまた違った素晴らしさでした。


西本願寺 唐門(国宝) ふたたび

2013-08-25 13:22:37 | まち歩き

西本願寺の飛雲閣や阿弥陀堂・御影堂などを見学した後、同じく国宝である唐門を見に行きました。一年前に「西本願寺 唐門(国宝)」として外から見た写真をアップしましたが、今回は内側からの写真です。

昨日は天気が悪くて光がほとんどなかったのですが、こちらは北向きで明るすぎると逆光になるため、かえって写真を撮りやすかったともいえます。色の冴えがないのは致し方なしです。

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唐門は彫刻などのディーテールが凄いです。

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扉の8頭の獅子も姿・形や色がすべて異なっており、以下に全てアップしてみました。

扉(左)の獅子
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扉(右)の獅子
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素晴らしいです。
なお、外側(南面)の8頭もまたこれらと異なっているのです。

その他のディーテール写真も少しアップしてみました。

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さすがは国宝ですね。
それを間近に見ることができるのも素晴らしいです。


西本願寺 飛雲閣(国宝)

2013-08-24 23:51:12 | まち歩き

終日曇り~小雨の空模様となった今日、当初の大阪市内での用件が早く終わったため、急きょ京都まで「西本願寺 飛雲閣」の見学に行ってきました。これはquatrefoil-windowさんのブログ「光の射すほうへ」で紹介されていた「下京・京都駅前サマーフェスタ2013」の1つで、1日だけの特別公開だった模様です。

西本願寺のHPより

  金閣、銀閣とともに京都三名閣の一つ。秀吉が建てた聚楽第
  (じゅらくだい)の一部で、三層からなる楼閣(ろうかく)建築ですが、
  第一層が入母屋と唐破風を配しているように左右非対照になって
  おり、不規則ながら巧みに調和されています。

飛雲閣(国宝)は普段は非公開で、年に数回の特別公開日やあらかじめ予約したときに見学が可能なようです。以前見たのは15、6年前だったでしょうか。今回訪れてみると・・・・写真撮影禁止でした。あらら・・・です。仕方ないので、ここでは購入した本願寺グラフという小冊子の表紙写真を掲げました。

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左右非対称ですが、バランス的に違和感は全くなく、絶妙のデザインとも言えます。二層目の杉戸絵は屋根の改修の際に修復・復元(?)されたものだそうです。第二層(二階)は歌仙の間で、その室内側に歌仙の絵が描かれています。室外側の絵は傷むので、これは別途描かれたものかもしれませんね。ですが、この杉戸絵が魅力の1つになっていることは間違いありません。

敷地内の写真撮影は禁止で見学者は皆さんそれを守っていましたが、やはり写真に残したい気持ちは共通なようです。少し離れた御影堂の回廊から木陰越しに撮ったり、入口の外からすきまを狙って数枚撮ったりされていました。で、私も同様にして(汗)撮った写真が以下のものです。

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撮影アングルの関係でどうしても上部の写真が多くなってしまうのですが、庭園および池の佇まいや建物の下層部も素晴らしいものでした。建物ですので外観写真を撮ることに何ら問題はないと思いますし、国宝ゆえにもっとオープンにしても良いと思うのですが、狭い場所で三脚を使ったりして迷惑になるのを防いでいたり、何らかのメンテナンス上の問題などがあるのかもしれません。

それはそれとして、貴重な見学機会の情報を提供してくださったquatrefoil-windowさん、どうもありがとうございました。


CAFE ランプ珈琲

2013-08-17 01:03:18 | アート・文化

西天満にある「CAFE ランプ珈琲」さんです。

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名前が示す通り、店内にはステンドグラスをはじめとするランプがいっぱいです。
最初、点灯していたのは半分くらいだったのですが、写真を撮らせてもうらおうとお願いすると、殆ど全てのランプを点けてくださいました。

ランプ珈琲さんのブログはこちら

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↓これはガレ?ガレ風?ランプでしょうか。

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様々なタイプ、デザイン、色合いのランプがあります。
カエルのランプはユニークです。

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先ほどのランプのアップです。

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この日お店におられたオーナーさんは画家で、100号クラスの大作も展示されています。
このくらいの作品になると、1年がかりだそうです。

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昨年の10月、私も訪れたモン・サン・ミッシェルです。
色的にこれは朝焼け?夕焼けでしょうか。

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スペインの風景です(130号)。
雲の切れ間からそそぐ太陽の光は後から付け加えられたそうです。

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モナコです。展覧会で大賞を受賞されたのはこの作品だったかと思います。間違っていたらすみません。

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ヨーロッパには画家仲間でよく出かけるとのことで、ベルギーやルクセンブルクなども美しいと伺いました。ベルギーではブリュッセルやブルージュだけでなく、ゲントが素晴らしいとのことでした。描かれる風景は現実の眺めそのままではなく、必要に応じて建物の位置を動かしたりもされるそうです。その他、大小様々な絵の写真を見せて頂きましたが、風景画あり人物画あり(フラメンコやヌードetc.)と色々な題材で、タッチも写真かと思うような写実的なものから大胆にデフォルメされたものまで様々でした。

その他、店内には仮面など色んなものが飾られており、とても楽しいです。

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ランプや絵のことばかり書きましたが、もちろんコーヒーも美味しく頂きました。


南海電鉄 諏訪ノ森駅

2013-08-15 00:14:56 | 近代建築

実家の最寄駅の1つ、南海電鉄「諏訪ノ森駅」です。
当ブログでは何度かとり上げています(例えばこちら)。

2018年(平成30年)3月末に完成が予定されている鉄道の高架化に伴って、新駅正面の脇に移築されることが決まっているそうです。

ちなみに住所表記では「諏訪森」が用いられていますが、駅名は「諏訪ノ森」と”ノ”が入ります。

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有名なステンドグラスです。

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かつてあった浜寺の海辺(砂浜)が描かれています。

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濃淡を含めた微妙な色あいやガラス表面の模様・質感など、じっくり見ると実に味わいがあります。木は浜風を受けて幹や枝が曲がっている松で、沖合に見える船は帆船のようです。

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青い服の人物や浜に引き揚げられた小舟がいい感じです。
駅舎の細部にアール・デコ調の装飾が使われているのも見どころです。

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移築とのことなので、ステンドグラスなどはそのまま残ると思いますが、できるかぎり現状の佇まいをそっくりそのまま生かしてほしいものです。