ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

パラレル同窓会(藤子・F・不二雄)

2006-02-28 23:08:00 | アニメ・コミック・ゲーム

Parareru1パラレル同窓会(小学館文庫)
★★★☆:60点

1つ前に読んだ「箱舟はいっぱい」と比べるとだいぶ落ちます。中では、パラレルワールドを生きている自分の分身たちが勢揃いするというアイデアのユニークさで「パラレル同窓会」がベスト。ただし○クラスで、もうちょっと深みを与えてほしかったところです。同じ会社に勤めることになっても、一人は社長、別の一人(同一人物ですが・・・)は窓際社員など人生の悲喜こもごも。でも、どちらが幸せかは考え方次第です。

他では、「値ぶみカメラ」「親子とりかえばら」「鉄人をひろったよ」が△です。「鉄人を~」は、一国が命運をかけて開発し、三つの国が大いなる犠牲を払って追い求めた鉄人のあっけない最期がとぼけていて面白かったです。


雨のちびっ子健康マラソン

2006-02-27 23:15:00 | ランニング

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日曜日は長男(小学4年生)と次男(1年生)が”S&Bちびっ子健康マラソン”に参加しました。

天気はあいにく朝から雨で親子ともモチベーション今イチ。

距離は、
 1・2年:1500m
 3・4年:2000m
 5・6年:3000m
です。

驚嘆すべきはその優勝タイムの速さです。過去の大阪大会の大会記録を見ても、1年男子(1500m):6’00”、3年男子(2000m):6’53”、6年男子(3000m):9’50”です。大会の直前にホームページで見てビックリ!距離は異なるのですが、1年生がキロ4’00”、6年生になるとキロ3’17”で走るのか・・・。私がかろうじて勝てるとしたら2年生までです(^_^;今は故障明けでそれも無理ですけれど。

サッカースクールには通っているものの3日ほど付け焼き刃の練習をしただけの我が家のチビさんたちは、当然このような猛者達にかなうはずがありません。そこで、今年は雰囲気を経験させるだけと割り切りました。指示は「最初から飛ばすな。最後に余裕があればダッシュ!」のみ。長男にはちょっとしたランニングシューズを買ったのですが、雨でグショグショにするのが勿体なく普通の運動靴で走らせちゃいましたしね。参加者の中には揃いのユニフォームに鉢巻き姿の気合いの入ったチームや雨の中を試走している子供達もおり、「風邪ひいたらあかんし上着をはおっときやー」という我が家と大違いでした。

雨のため、選手集合やレース後のお出迎え(全身ビショ濡れですので)場所となった雨天練習場は親子入り乱れて大混乱。1年生はスタートして競技場を出ていったと思ったらすぐに帰ってきて、途中で応援する暇もありませんでした。4年生のときは多少余裕が出て競技場外のコース上でも応援しましたが、親もビショ濡れで大変。親の着替えまで考えていなかった・・・。

さてレースの結果は?優勝タイムが、1年生男子:6’10”、4年生男子:7’16”。次男は約1分遅れ、長男は約2分遅れでした。タイムは想定範囲内(^_^)。順位は参加者数が分からないのですが、2人とも真ん中よりもちょっと前といったところでしょうか。「無理するな」と指示したら、割とケロッとした顔で帰ってきました。それほど寒くも苦しくもなかったようです。「もう走るの嫌!」とか言うかなと思ったら、結構面白がっていました。よしよし。でも、走ったら遊技王カード2パックの約束(優勝したらどーんと30パック!)がレース後は5パックに修正させられました。うーむ、もうちょっと無理させても良かったな。。。来年以降は、長期戦略を立てて激走させるぞ!

◎今年、mayumamaさんちのお子さん(男の子と女の子)が参加 された
    そうです。詳しくはこちらのブログ記事をご覧ください。
  成績は両家ともほぼ同じような感じだったみたいですが、とりあえずは
  頑張ったことをほめてあげねばですね。(2010-2-28追加)


金メダル効果?20km練習で好タイム

2006-02-26 21:20:22 | ランニング

土曜日の大阪はポカポカ陽気といっていいほどの暖かい1日でした。篠山フル本番を1週間後に控えて、もはやロング走練習は終了。この日、距離は自宅~毛馬往復の約20kmにして、その分少しスピードを上げてみることにしました(目標はキロ5分~5分15秒程度)。

スタート後の3kmくらいは暑いし、ペース&リズムがつかめずでタイム以上に苦しかったのですが、次第に呼吸も浅くリズミカルに。まあ、颯爽感皆無のトコトコ走だったのですが、なかなかいい感じ。左ふくらはぎの違和感は相変わらずですが、この日は多少スピードを上げてもピシッときそうな感じもなく、まずは安心して走れました。

ロング走練習の効果か、往路の約10kmは距離も短く感じられて50分24秒と目標通り。復路は多少疲れが出てきましたが、ラストも踏ん張りはきいて52分26秒、結局、合計:1時間42分50秒で走りきりました。RUN後の余裕もあり。約20kmを1時間42分50秒は怪我する前だったらまあごく普通の練習タイムですが、現在の状態にしては上出来も上出来。キロ5分くらいになると多少はスピード感も出て気持ち良かったです。

4週連続で25km以上のロング走練習をこなしてきましたが、キロ6分くらいのペースで不満たらたらだったのですが、本番1週間前にやっと”初日”が出たって感じですかね。「この日が調子のピークだった」なーんてこのとのないことを祈っております。って、どんな低いピークやねん(^_^)

この日の好タイムは、それこそ荒川さんの金メダル効果かな?
彼女には勇気と元気を与えてもらいました。


荒川さん美しい滑り、金メダルおめでとう!

2006-02-24 23:58:39 | スポーツ

Arakawa1フィギュア女子で荒川静香選手が見事金メダルを獲得!おめでとう!

今朝は安藤ミキティちゃんには申し訳ないですが、6時に起きてTVの前へ(妻は5時起きでしたが)。深夜2時とか3時に比べたら楽ちん楽ちん。

SP1位のコーエン選手がいきなりの2回転倒でチャンス到来とは思いましたが、あのスルツカヤまでもがまさかまさかの転倒で”金メダル”とは嬉しいったらありゃしない。前半の3回転-3回転が3回転-2回転になったりといった細かなミス・作戦変更はありましたが、優雅かつダイナミックな滑りでのほぼ完璧な演技が素晴らしかったです。終盤、得意のイナバウアーから3回転-2回転-2回転を成功させてニッコリ。ここは会場も盛り上がったし良かったですね。演技後、得点が出た瞬間の大歓声にはゾクッとしました。

村主選手も良い演技だと思いましたが、技の難度がやや低めだったりで今ひとつ点が伸びなかったのは残念でした。日本人2人がメダル獲得の可能性もあったのですが、コーエン・スルツカヤも転倒はあったものの、それ以外は何とか踏みとどまって底力をみせたのはさすがでした。

出社してみると、さすがに殆どの人がTV放送を見ていました。みんな、「よくやった、凄い」と大絶賛でした。


箱舟はいっぱい(藤子・F・不二雄)

2006-02-23 21:44:00 | アニメ・コミック・ゲーム

Hakobune1 箱舟はいっぱい(小学館文庫)
★★★☆:70点

小松左京のSF長編「さよならジュピター」(感想はまだ書いていません)の後に読んだコミックス。なかなか面白かったです。藤子・F・不二雄はSF的な短編を数多く描いているようですが、これまで殆ど読んだことがありませんでした。

◎:箱舟はいっぱい、◎’:ノスタル爺(じい)、○:カンビュセスの籤(くじ) の3編がベスト3。他に、△:どことなくなんとなく、ミニチュア製造カメラ など全12編。ベ
スト3作品だけを取り上げれば90点クラスですが、全12編トータルの評価では70点です。

読んだ直後は、もう少しボリューム&読み応えがほしかったなとも思いましたが、各編とも短い話の中にきっちりとSF的エッセンスを盛り込んだ手腕が見事といえるでしょう。特に上で掲げた3編は特筆もの!作品によってかなり味わいは異なりましたが、これまた素晴らしい。

*********************** Amazon より ***********************

藤子・F・不二雄の、ちょっと変わった味わいの作品を集めた異色短編集。SF的手法と鋭い風刺精神を存分に発揮し、大胆かつ繊細な構成で不可思議世界を描き出す。「藤子美学の世界」に、どっぷりと浸かれる作品集!

終戦を知らぬまま孤島のジャングルに隠れ住んでいた男が、30年ぶりに故郷に帰ってきた。しかし、村はダムの底に沈み、妻もすでに死んでしまっていた。思い出の木の下で回想にふけるうちに、男はある予感にかられて走り出す! そして彼が踏み込んだのは、失われたはずの30年前の世界だった!(第7話:ノスタル爺)。

****************** 【以下、詳細:ネタバレあり】 ******************

「箱舟はいっぱい」

3年前、地球と彗星が衝突するという騒動が発生したものの、すぐに世界天文学会議が否定して騒ぎは収まった。それから3年後、今度は地球脱出用ジャンボロケット建設が秘密裏に進められているという噂が。しかしこれも関係者が検挙され、デマ&詐欺だと分かった。なーんだ、これで一安心。だが、実は・・・このどんでん返しが見事。ラストは不気味な明るさが漂う。

「ノスタル爺」

幼馴染でいいなずけの太吉と里子。学徒動員による出征前夜の挙式。だが、里子の祈りもむなしく、孤島のジャングルに潜んでいた太吉が帰還したのは30年後だった。村はダムの底に沈み、里子も既に死んでいた・・・。そこから始まる日本情緒あふれるタイムスリップもの。謎の土蔵の爺さんが泣かせます。

「カンビュセスの籤」

終末戦争で食料の自給が不可能になった地球。数少ない生き残った人々は人工冬眠を繰り返しながら地球外生命に向けてSOSを送り続ける。そして23万年。たったひとりぼっちになってしまった娘の前に現れた過去からの人物。おそるべきくじ引き。人類のわずかな希望を守ろうとする”不気味さ”と”悲しさ”と”明るさ”が入り混じった珠玉のラストシーン。