ひろの東本西走!?

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岡田JAPAN 美しい軌跡

2010-06-30 22:27:16 | サッカー

岡田JAPANの2010年W杯が終わりました。

延長戦を含む120分を戦い抜き、PK戦で決着がつくという死闘の幕切れは、悔しさと感動とある種の達成感が入り混じったものでした。

前半に松井が放った頭脳的なシュートがバーに嫌われていなければ・・・、大久保や中村(憲)らのアグレッシブな動きがゴールに結びついていれば・・・、あそこで玉田が自らシュートを放っていれば・・・などと思ったりもしますが、絶体絶命のピンチも数多くあったので、中澤と闘莉王、川島を中心に120分間よくぞ無失点で守りきった試合といえるでしょう。結局、4試合で得点4、失点2。アウェイの大会でベスト16に勝ち残った第一の要因は、やはり守備力が光っていたからでしょうね。闘莉王も自分をおさえて守備に獅子奮迅の頑張りでした。

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延長を経てPK戦突入となった時点で、勝つも負けるも運のみとなりました。駒野のキックがバーに弾かれたシーンはみんなの脳裏に焼き付くと思いますし、これからも再三映像が流れるでしょうが、思い切って蹴った結果がああなっただけで、コースを狙いすぎてキックが弱くなってGKにはじき出されたり、逆に大きく枠外へ外してしまうより悔いは残らないと思いました。W杯の決勝トーナメントという大舞台で延長戦・PK戦という痺れるような経験をしたことは日本にとって今後の大きな糧になるはずです。

試合後、シャワーを浴び、着替え終わってからのインタビューだったのでしょうか。みんな悔しさは口にするものの、このチームで戦えた喜びや達成感・充実感が感じられる清々しい顔をしていましたし、話す内容もこれからのことを見据えた頼もしいものでした。試合直後のインタビューで、外国でプレーしている長谷部がJリーグのことについて語ったのも素晴らしかったです。

デンマーク戦で本田と遠藤が見せてくれたFKの美しい軌跡、松井の鮮やかな切り返しやチャンスを見逃さないセンス、身体のキレ抜群で、果敢な突破と切れ込みと積極的なシュートを見せた大久保。アンカーとして中盤の要となった阿部、堅実な守備とサイド・アタックで沸かせてくれた長友に駒野。みんな素晴らしかったですね。

大会前に最悪に近いと思われた状態から短期間のうちに態勢を立て直し、1戦ごとに成長してあわやベスト8入り、ひょっとしたらベスト4も夢ではないかも思わせてくれた岡田JAPAN 。その成長ぶりというか戦いぶり自体が美しい軌跡だったようにも思います。

岡田監督はじめスタッフ陣、選手たち、サポーターの想いが渾然一体となって素晴らしい結果につながったんでしょうね。お疲れさま!そして、ありがとう!

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↑駒野をいたわる松井の涙に一番感動しました。

W杯は終盤を迎えて、しばしの休みの後、まだ熱戦が続きます。
ただ、これからの試合は殆どが日本時間で午前3時30分からなんですよねえ。
全試合見たいけど、それはキツイなあ。


日本、デンマークに快勝!決勝トーナメントへ!

2010-06-25 23:56:00 | サッカー

日本vsデンマーク戦、日本は3-1と見事な勝利を挙げ、決勝トーナメント進出を決めました。まずは、おめでとう!

昨夜は深夜(というか未明)の試合にそなえて21時半頃にいったん就寝(翌日午後は会議があったので徹夜はできず・・・)。3時に起きて早速TVにかぶりつきました。

序盤は勝たねばならないデンマークが速いパスをポンポンと通し、日本はそれにうまく対応できず、若干ハラハラさせられましたが、何度もこわい飛び出しを見せたFW・トマソンを封じるべくディフェンスを修正した結果(?)、うまくここを切り抜けました。先制されることだけが怖かったのですが、まずはホッと一息。

前半17分の本田のフリーキック(左足)。まさかあの位置、あの距離(約35m)で直接入ると予想しておらず、スーッと伸びながらも沈んでゴールネットを揺らしたのにはビックリ!リプレイで見ると、(ほぼ)無回転のボールが揺れながらキーパーから離れるように沈んでいったビューティフル・ゴールでした。

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先日、当ブログで”ハラハラ・ドキドキのしびれるような試合を期待”として、デンマークが先制する試合展開予想などを書いたのですが、もちろん日本の先制はめちゃくちゃ嬉しく、一気に興奮モードに。

そして、前半30分。こんどはゴールほぼ正面からの遠藤のフリーキック(右足)。本田のキックとは異なり、やや回転をかけ、ディフェンダーの壁を巻くようにして越えたボールがやはりネットを揺らすこれも素晴らしいゴールでした。2本とも相手ゴールキーパーが全く触れることのできない完璧で美しいFKでした。

遠藤も嬉しそうでしたね。普段は冷静な彼の喜ぶ顔を見て、こちらも幸せな気分になりました。

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日本はFW良し! MF良し! DF良し! GK良し!
みんなよく走り回り、声を掛け合って、素晴らしい一体感とパフォーマンスでした。

川島は不運なPKをいったんははじくなど、この試合も気合い十分で抜群でした。
中澤と闘莉王の両センターバックも自分たちより背の高い相手にうまく身体を寄せ、空中戦をしのぎ切ったのは天晴れ。阿部は中盤の底で見事なアンカー役。長友も凄いですね。試合前から闘志あふれる、しかし気負いすぎてもいない精悍な良い表情だなあと感じていたら、相手の突破もよく防ぎ、駒野と共に自らもサイドを駆け上がって敵ゴールに迫るなど、素晴らしい動きでした。

長谷部・大久保・松井のトリオもよく攻撃に守備に走り回っていました。奮闘している大久保にできればゴールをプレゼントしてあげたかったのですが、鋭くゴール前に切り込むものの、シュートだけがやや威力に乏しく、キーパー正面をついたりしたのが残念でした。

W杯前にはスランプが続いていた岡田ジャパンですが、また一つの歴史を作ったというか、新たなドアをこじ開けてくれました。結果を出してなんぼの世界なので、これは素晴らしいのひとことです。

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決勝トーナメントは世界の強豪とガチンコ勝負ができるので、サッカー選手にとっては最高の舞台です。どこと当たっても強豪ばかりですが、恐れる必要もありません。パラグアイ戦でも思い切りの良いプレーで素晴らしいサッカーをしてほしいものです。そして、出来得れば勝ち上がってほしいですね。

この週末はほんとに気分よく過ごせそうです。


デンマーク戦で痺れるような試合を期待

2010-06-22 23:15:55 | サッカー

さて、ワールドカップ1次リーグ、日本も対デンマーク戦を残すのみとなりました。

日本は0-0の引き分けでも決勝トーナメント進出が決まりますが、3試合で得点1、失点1では面白くないですね。個人的には点を取り合うハラハラ・ドキドキの試合を見たいです。で、望みの試合展開を書いてみると、

  前半11分:何と、勝つしかないデンマークが先制。
  前半46分:ロスタイムに日本が大久保のゴールで追いついて前半終了。
  後半33分:拮抗した状態からまたもやデンマークが勝ち越しゴール。
         日本、苦しいか。。。いや、俯く選手は一人もいません。
  後半39分:必死の日本が途中交替の森本のゴールで再び追いつく。
         大歓声とブブゼラの音でスタジアムは興奮の坩堝に。       

その後、決勝トーナメント進出を賭けて一進一退の緊迫した攻防が続く中、試合はロスタイムに突入(4分。長い!)。デンマークの怒濤の攻撃が続き、川島・中澤・闘莉王の叱咤激励の声(実際には聞こえない)が飛び交う中、遂に・・・

おー、勝手に書いているだけでゾクゾクしてきました。もちろん、日本にはスカッと決勝トーナメント進出を決めてほしいですが、4年に1度の大舞台でこのような痺れる試合も見てみたいものです。

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(2010.6.23追加)

韓国が一足先に決勝トーナメント進出を決めましたね。最終戦を前にして条件的には日本とほぼ同じでしたが、点を取り合って2-2の引き分けは昨夜のブログで私が書いた望みの展開とも似ていてビックリ!リアルタイムでは見ることができなかったのですが、面白かったでしょうね。

明日深夜の日本vsデンマーク戦は万難を排してLIVEで見るぞー!


新港貿易会館のステンドグラス

2010-06-21 23:14:50 | 近代建築

新港貿易会館のステンドグラスほかです。この日、会館全体はお休みのようでしたが、横手の方から玄関ホールなどを少し見学させて頂きました。

以前にも内部の記事をアップしています。
写真の重複もありますが、あわせてご覧ください。

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最上階に至る階段の途中にある丸窓のステンドグラスは直径約1.3~1.4mはあろうかという大きなもので、しかもそれを間近で見ることができます。これは凄い!様々な色合いと表面状態のガラスが使われており、実に興味深いです。一部補修の跡はありますが、左右対称の幾何学的デザインでモチーフはやはり船でしょうか。カーブを描く白い部分は雲のようにも思えます。

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一階にはエントランスホールだけでなく、インテリアショップなどにも印象的なアールデコ調の飾りのあるガラス窓が使われており、味わいがあります。最後の写真は1階廊下の突き当たりにあるステンドグラスです。ここは背面からの光がないのでステンドグラス本来の透過光の美しさは味わえないのですが、エントランスホールや丸窓に見られるのと同様な左右対称の幾何学的デザインです。これを見ていると、船というよりもコンドルなどの鳥が翼を広げたようにも見えるのが面白いです。

それにしてもこの建物は見どころが多いですね。タイルや大理石ももっと丹念に見れば、まだまだ発見がありそうです。

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日本、オランダに惜敗 デンマーク戦に賭ける

2010-06-20 15:09:40 | サッカー

日本はオランダに惜敗でした。ボールを支配されていたこともあって、あまり勝ちそうな雰囲気はなかったものの、前半はオランダの攻撃陣をほぼ完璧に封じていたので、これは日本の守備がうまく機能していたんでしょうね。

後半8分のスナイデルのシュートは強烈でした。GK川島もよく反応したものの、スピードのある無回転シュートは軌道が変化したようで、身体の正面から少しずれた位置ではじいたため、斜め後ろに飛んでゴールを許すことになりました。ドイツ大会・対ブラジル戦で川口が「自分の技術では捕れない」と評したシュートを思い出しましたね。このシーン以外ではピンチを防ぐファイン・セーブを連発していたので、川島は悔しいでしょうが、一瞬の隙をついてあのようなシュートを放つことができたスナイデルの技術が素晴らしかったと思います。敵ながら天晴れ。

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日本も長友が切れ込んでシュートを放ったり、身体のキレが良いという大久保が”おおーっ”と思うような突破を見せて再三ゴールを狙ったり、松井も前線でプレッシャーをかけるべくよく走り回っていましたが、相手に恐怖感を与えるシュートはなかったですね。終盤の岡崎のシュートも惜しかったですが、あれが浮いてしまうのも最近の日本代表の実力かな?ここぞというときの縦への突進力とドキッとさせるシュートの点でオランダが上回っていました。

各2試合を終えてオランダが1次リーグ突破を決め、カメルーンがまさかの脱落。さて、これで日本とデンマークが残り1つの枠を争うことになりました。日本は引き分け以上で1次リーグ突破ですが、もう一つの試合結果を気にすることなく戦えるのは分かりやすくていいですね。ただ、0-0の引き分けでは面白くないので、できれば点を獲って(1-0や2-1、1-1とか)決勝トーナメント進出を決めて欲しいものです。