ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

喫茶アリサ

2008-10-29 23:07:54 | アート・文化

先日、「洋風建築めぐり講座」の後に先生と有志4名で入ったレトロ喫茶「アリサ」です。場所は阪急梅田駅茶屋町口近くの高架下にあります。

通りに面して美しいステンドグラスがドドーンと並んで結構目立つのですが、私はこのお店の存在を全く知りませんでした。今回は先生のお話を色々とお聞きしたいこともあって、店内の写真は1枚撮っただけでした(従って、細部の記憶があまり定かではありません)。店内は割とオープンな感じで明るく、しかし、家具や調度品はなかなかレトロ感のある美しいお店です。但し、かなりタバコの煙が・・・。私は途中から喉の調子がおかしくなり、それがちょっと残念でしたね。

通りに面してズラッと並んだステンドグラスは本格的でしたが、比較的新しいもののように見受けられました。もしそれが間違っていてかなり古いものだとすると、これは凄いですね。看板などの雰囲気もかなりレトロですけれど、いつ頃できたお店なのでしょう?2階にもステンドグラスがあり、2階へ上がる階段もありました。我々が行ったときは2階は使われていなかったようなのですが、上も気になります。

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烏原貯水池(その2)

2008-10-27 23:56:59 | 近代建築

烏原貯水池の続きです。

堰堤とその近くを見たあと、「水と森の回遊路」を歩いて上流側へと遡りました。しっかりとした何の不安もない散策路ですが、都会の喧噪がどこかへ消え去ったような静かでひんやりとした空気が身体全体を包み、気分爽快!すれ違う人同士、自然と「こんにちは」の挨拶を交わします。山歩きはこれが良いのです。

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石垣と目地の苔です。何ということもない景色のようで、妙に美しく思えました。

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中間点近くにあった小さな流れです。石伝いに対岸へ渡ってショートカットしようかとも考えたのですが、足を乗せたらグラグラと動いたのでパス。実はここで向こう岸に渡っていたら、この後の景色を目にすることが無かったのでした。

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ちょうど回遊路の一番遠い所まで歩いたら、そこから更に上流にも道が続いており、何やら良さ気な雰囲気が感じられたので更に少しだけ遡ってみました。すると、放水路?水門?取水口?用途はよく分からないのですが、結構立派な石造りの構築物が次々と姿を現しました。これはこれは・・・なかなか凄いです。

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更に右手奥には建物らしきものも見えています。

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オオーッ!機械室(ポンプ室)でしょうか、これも立派です。上部のデザインも凝っています。写真左側にある窓部には煉瓦も見えていたので、ひょっとすると煉瓦造&石張りなのかもしれません。壁の石がえらくキレイなのですが、これは古くからあるオリジナルのままなのか、案外新しいのかちょっと判断がつきかねます。でも、新しいものでこんなに凝ったことはしないかな。。。いずれにしても、とびっきりの景色で、ここまで歩いてきて良かったー。

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その後、小さな滝などを眺めながら堰堤まで戻り、そこからは街なかを目指して一気に下っていきました。sunshine-worksさんのブログではとても印象的な古い石橋の写真があったのですが、これは無念の見逃しのようです。途中、ちょっと脇道にそれて見ようかなとも考えたものの結局パスしたのが裏目に出たのかもしれません(要再訪)。でも、素晴らしい景色と予想外の構築物・建築物を楽しむことが出来て大収穫でした。

実は2回に分けてアップした烏原貯水池は、この日探訪したうちの1/4程度なのでした。うーん、他のもアップしようとすると大変やな・・・。


烏原貯水池(神戸市兵庫区)

2008-10-26 14:41:41 | 近代建築

2週連続で神戸市兵庫区の近代建築探訪に出かけました。昨日は朝早くから夕方までかなり広範囲を歩き回ったのですが、今回の記事はsunshine-worksさんのブログ”近代建築Watch”を参考にさせて頂いた烏原貯水池です。

湊川駅界隈を探訪したあと、バスで「石井町」まで移動し、そこから北へ15分ほど坂を上ると、そこに烏原貯水池と堰堤が現れました。ほぉーっ、なかなか見事な景色です。住宅地から少し歩いただけでこのような景色が広がるのは神戸ならではですね。

神戸市水道局のページによると、烏原貯水池ダム(堰堤)は「立ケ畑ダム」とも呼ばれ、明治38年5月に完成した”アーチ型重力式粗石モルタル積ダム”だそうです。現在の用途は洪水時の水量調整用らしく、貯水量は少な目のようですね。

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立派な円柱と角柱を持つ洋風の小さな建物は機械室でしょうか。ダムそのものもそうなのですが、荒々しさと優美さを兼ね備えた石が立派です。市民生活に重要な水を扱う設備のためか、たっぷりお金と手間をかけたことが分かりますね。

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下流側からの眺めです。迫力あり。

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下流側の下方には煉瓦造の仕切り壁状の構築物がありました。なかなか味わいがあります。

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建築探訪をする際には、途中であまり建物と関係なく山の中などを歩くことはないのですが、せっかくここまで来たのでウォーキングを楽しむことにしました。貯水池のまわりは1周約2.7kmの「水と森の回遊路」として整備されており、木陰の間をぬって快適な散策を楽しむことができました。久々の森林浴は気持ちいいですね。緑を見たり緑に囲まれると身も心もリフレッシュされるような気がします。空気もおいしいですし。束の間ですが、かつて山ばかり歩いていた頃のことを思い出しました。

以下の2枚の写真は、ぐるーっと周遊した途中で撮ったものです。途中で周遊コースからはずれて少しだけ上流に遡ったのですが、そちらにも面白い構築物や建築物があり、その写真などは次回に紹介します。

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アサヒビール吹田工場、旧西尾家住宅

2008-10-22 23:07:28 | 近代建築

10月の「関西洋風建築めぐり」講座は、吹田市の旧西尾家住宅とアサヒビール吹田工場でした。庄屋であった旧西尾家住宅では地元ボランティアの方が解説つきで案内してくださったのですが、当方の時間が無く、通常は1時間かかることろを30分弱という超特急での見学となりました。私は確か4回目くらいなのですが、ここはやはりたっぷりと時間をかけて回りたいところですね。旧西尾家住宅については別途改めて記事をアップします。

アサヒビール吹田工場では大正8年に竣工した麦芽貯蔵庫を見学しました。ここは通常の見学コース外ですが、先生に解説して頂いての見学です(ただし、外観のみ)。ビール工場では我が国で唯一、現役で稼働する煉瓦建造物だそうです。この麦芽貯蔵庫は外観上煉瓦造に見えるものの、内部の躯体は鉄筋コンクリート造で、外壁面のみ煉瓦造となっているとのことです。

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桁壁面には装飾的なデザインが施されています。陰影が美しいですね。

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モニュメント化された煉瓦壁もありました。ちょうど妻面の最上部にあたる部分でしょうか。ただし、ステンドグラスは新しいものですね。

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見学コースの一番最初にあった模型です。へぇーっ、昔はこんな立派な煉瓦造の建物が建っていたのか。ビューティフル!
その後、ビールの製造過程などを丁寧な解説付きで見学させて頂きましたが、残念ながらラインは止まっており、ビールがごうごうと生産されている様子を見ることはできませんでした。食品・飲料関係の工場はさすがにきれいです。おそらく設備や配管はステンレス製と思われますし、うちの会社の工場とは雰囲気も全然違うなあと改めて感じました。しかし、設備費は高いやろなあ。。。

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工場敷地内には他にも色々なモニュメントがありました。これは実際に使われていた煙突の先端部分で、通称「兜(カブト)」と言われるものだそうです。実はこれは風で動くようになっていて、巨大なのに結構軽やかに回ります。これにはビックリ!佇まいがまるで映画「ハウルの動く城」みたいと感じたのですが、他のメンバーの方もなるほど宮崎アニメ風にも見えますねとのことでした。

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ビール工場なので、見学の後はもち、ビールの試飲です。私は黒ビールとハーフ&ハーフのジョッキを頂きました。なかなか美味しかったです。見学の最後をビールで締めくくるのも良いものですね。
と言いながら、この後更に、有志4名は先生をお誘いして梅田のレトロな珈琲店で楽しく語らいました。


感想いまだ書けず本、映画(その2)

2008-10-20 22:35:35 | 本と雑誌

3ケ月前に「感想いまだ書けず本、映画」という記事をアップしました。その後もこの状況に全く変化はなく、読んだものの感想を書けていない本がますます増えています(汗)。多くの記事をアップしている近代建築探訪(洋風建築探訪)も実は似たような状況で、探訪記を書いていないものがアップ記事の3倍くらいあります。

読書仲間の”そらさん” から”おもしろかったもののリストだけでも”との要望を頂き、それにお応えして、まさに言葉通り、7/中以降で読んだものの感想を書いていない本のリストのみを掲げました。ただし、一部抜けがあるかもです。なお、今回は評価別ではなく、月別にしてみました。また、星(★や☆)も今回はパス。

改めて点数を見ると、7月から8月にかけてやや低迷気味でしたが、秋になって次第に上向きになってきたようです。さすが読書の秋ですね。最近は結構、ノンフィクション・新書(※)に”当たり”が多いです。

<7月>
   銭売り賽蔵(山本一力) 65
   潮流(伊集院静) 75~80
   家日和(奥田英朗) 70
   おもいでエマノン(梶尾真治) 70~75

<8月>
   かりそめエマノン(梶尾真治) 65
   青が散る(宮本輝) 65~70
   父親の品格(川北義則) 75
  ※銀行 男たちの挑戦(山田智彦) 65~70
   本所深川ふしぎ草子(宮部みゆき) 75~80
  ※仕事道楽 スタジオジブリの現場(鈴木敏夫) 70
  ※なぜ日本人は学ばなくなったのか(齋藤孝) 75
  ※夏から夏へ(佐藤多佳子) 85~90

<9月>
   精霊の守り人(上橋菜穂子) 70~75
  ※16歳の教科書 80
   ひゃくはち(早見和真) 75~80
  ※パソコンは日本語をどう変えたか(YOMIURI PC編集部) 80

<10月>
   夢にも思わない(宮部みゆき) 70
   夜は短し歩けよ乙女(森見登見彦) 70~75
   天空の祝宴(堂場瞬一) 75~80
   初ものがたり(宮部みゆき) 75~80  
  ※「手書き」の力(和田茂夫) 75

近代建築探訪も全探訪記のアップは難しいので、リストのアップだけにしようかな?
それはあんまり意味無いかな。。。