ひろの東本西走!?

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20kmランニング&親子サッカー

2009-09-25 23:51:01 | サッカー

福知山マラソン(フル、11/23)にそなえてそろそろ距離を伸ばさねばということで、シルバーウィーク最終日は朝食前に自宅~毛馬往復の約20km走を敢行しました。最近ときどき、夜、会社から帰宅後に約7kmの半スピード走などはやっていますが、距離やスタミナに対する不安があることから、とにかく最後までバテないように、キロ5分30秒くらいのペースでただひたすら淡々と走りました。このくらいのペースであれば、5~6人を抜く間に2人に抜かれるといったような感じでしょうか。記録更新といった難しい目標さえなければ、”ただひたすら淡々と”という走り方もなかなか心地よいものです。日頃、建築探訪でよく歩いているせいか、ランニングの練習はめちゃくちゃ少なくてもハーフくらいまでなら大丈夫そうです。

下の写真はロング走をするときに走っている大川沿いのコースです(但し、別の日に撮ったもの)。木陰を走っているときは快適ですね。

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↓自宅から約10km、毛馬の堰堤から見た眺めです。上の写真に写っているのは淀川大堰です。なかなか壮観!下の写真を見ると、河川敷がきれいに整備されていることが分かりますね。河川敷公園はテニス、サッカ、ラグビー、少年野球、ランニングなどを楽しむ人でいつも賑わっています。

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そして、その日の午後は、次男(小学5年生)が所属するサッカークラブのイベント「親子サッカー」に参加しました。親子サッカーといっても、お父さんは子供達とちょこちょこっと2ゲームやるくらいと思っていたらとんでもない。お父さん同士のゲームやお父さんチームvsコーチ・チーム、お父さんチームvs5・6年チームなど全部で6ゲームくらいをこなしました。

◎下の写真は前日の他チームとの試合のものです。完全に身体が宙に浮いて
  いるのを見ると、子供達の身の軽さと躍動感を感じますね。うらやましい。。。

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「親子サッカー」に話を戻すと、最初の方はフットサル用コート4面で4試合同時並行でやっていたのですが、後半は4面全部を使った広いピッチでのゲームとなりました。次男との対決シーンは、ミニゲームのときは私がGKのときに次男にゴールを許し、広いピッチでのゲームでは、1回だけですが、1対1の勝負であっさりと振り切られました。うーん、すばしっこい奴。

私、フットサルのように動きが激しく、細かなテクニックや瞬時の判断を要求される狭いピッチよりも、走る距離は長くなるものの、ときどき歩いたり大らかな(?)プレーができる広いピッチの方が好きです。フットサルの動きは私には無理ですね(汗)。

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この日の最終試合は、5・6年チームvsお父さん・コーチ混成チームでした(8人制)。まずは大人チームが試合開始早々に1点を先制。「何や高学年チームも大したことないな。もっと動かんとあかんで!」との挑発が効いたのか、その後の5・6年チームはエース級の3人の動きがめざましく、こちらの守備陣が切り裂かれたりで華麗なシュートを3本決められました。しかし、「勝つまでやめへんぞ!」という大人げない(笑)コーチの叱咤激励もあって、大人チームも必死の反撃に出ます。私は凡ミスもたくさんしましたが、6年生エース君の突破を何度か必死の食らいつきで(?)防いだのは多少評価できるかもです。

終盤、お父さん・コーチ混成チームは多少足の動きは止まってきたものの、ここぞのキック力を生かして逆襲し、試合は結局3-3で時間切れ。”めでたし、めでたし”の引き分けと思っていたら、何と子供達から「PK勝負!」の声が上がりました。うへぇーっとなりましたが、PK戦へ突入です。

3人制のPK戦は成功が続き、2-3でお父さんチームの最終キッカーに何と私が指名されてしまいました。視線が合わないように逃げていたのですが・・・。子供達からは「外せ! 外せ!」コールが沸き起こります。しかし、ここはきちんと仕事をしなくっちゃということで、冷静にインサイドキックでゴール左隅にゴロで蹴り込みました(GKもお父さん)。気持ちはG大阪・遠藤のコロコロPKだったのですが、GKには読まれており、ややきつ目に蹴って正解でした。

その後、サドンデス方式となり、結局、お父さん・コーチ混成チームが強豪高校サッカー部で現役の監督を務められている助っ人お父さんの力を得て薄氷の勝利をあげました。後から考えると、”3-3でPK戦で決着”は、長男のM中学vs誉田中学の試合と同じ展開で、これも面白かったですね。

20kmのランニングに約4時間のサッカーと、さすがにヘトヘトでしたが、超健康的な一日となりました。

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サッカーで誉田中に惜敗

2009-09-24 23:18:01 | サッカー

先日、長男(大阪市のM中学2年生)のサッカー部の試合を見に泉大津に行ったら(長男はリザーブで出場の機会はなし)、何と相手チームが前日に円形校舎を見た羽曳野市の誉田中学でした。これには何という偶然!とビックリです。

試合はM中学が先制したものの、その後守備でのちょっとしたミスがきっかけで逆転を許し、1-3と劣勢に。しかし、そこから終盤の残り5分くらいの間にCKから鮮やかなヘディングシュートを決めたりで追いつきました。ゲーム中やや声が少なくおとなし目のチームですが、この追い上げは見事で、同点に追いついたときはさすがにイレブンもベンチも大喜び!

そして試合は結局3-3のまま時間切れとなり、勝負はPK戦にもつれこみました。
M中学の1人目はズバッと決めたものの、2人目・3人目は狙いすぎたのか、バーに当たったり、右にそれたりで、4人がきっちり決めた誉田中学に1-4 で破れました。

試合そのものはM中学の早い寄せ、巧みなボール・コントロール&パス回しvs誉田中学のここぞのスピード&突破力といった形で、見ていてなかなか面白かったです。後から聞くとM中学のGKは1年生だったそうで、そういえばPK戦のときの構えなどが何となく慣れていないような気もしました。背は一番高かったくらいですが、半年前にはまだ小学生だったのですから、仕方ないですね。

子供たちや他の人のプレーを外から眺めているときは、こうしたらいいのにとか、何でもっと早めにシュートを打たないのかな等と思ってしまいますが、これが自分でプレーすると、回りは全然見えないし、頭で考えたようなプレーは全くできないんですよねえ(笑)。これについては、次の記事で書きます。そうそう、ピッチの中で野球のマウンド部分が小高くなっており、ここでドリブルしたりボールをさばいたりしたときに選手が転倒したり、バランスを崩したりと小説「サッカーボーイズ」にも出てきたようなシーンがあったのにはちょっと驚きました。


誉田中学校の円形校舎

2009-09-20 23:22:55 | まち歩き

富田林の旧寺内町を探訪した帰り、近鉄電車から何気なく西の方を眺めていたら、古市を過ぎたあたりで遠くにある丸っこい建物が視野に入りました。おっ!あれはひょとして円形校舎か?

帰宅して早速調べてみると、やはり円形校舎で、羽曳野市立誉田(こんだ)中学校でした。昭和30年代の建築とのこと。円形校舎の一覧などがあるサイトは見たことがありますが、富田林探訪に際しては円形校舎のことは全く頭になく、見つけたのは本当に偶然でした。建築探偵は電車の中で寝ていたらダメですね。常にあたりをウォッチしていなければ!

で、改めて誉田中学校の円形校舎を見に出かけました。秋晴れのとても良い天気のもと、古市駅から歩くこと20分くらい、目的の円形校舎は美しい稲穂の向こうにそびえていました。おおーっ!これは凄い!青空+稲穂+円形校舎の取り合わせはビューティフルです。

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この位置からは校舎の足元が見えないため、3階建てか4階建てかよく分かりません。ズームアップしてみると、窓ガラスが割れているようですし、今はもう使われていないのかもしれませんね。しかし、この円形校舎はロケーションといい、インパクトが強烈です。実際には何角形なのかなと観察してみると、柱の本数からは12角形くらい、最頂部の屋根の形からはその倍の24角形くらい、そして窓の割付けからは更にその3倍の72角形くらいかなと想像されます(カーブしたサッシを使っていないものとして)。このように割付を考えるのも実に面白いです。

この後、場所を色々移動して、様々なアングルから眺めてみました。近所のアパートの3階廊下にも少しお邪魔して撮ったのが下の写真で、和風のお宅や小さなお店との取り合わせが実にいい感じでした。

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裏門のすきまから見ると4階建(4槽)であることが分かりました。

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これまでに円形校舎は幾つか見ています(北須磨小学校や清風学園帝塚山学園 など)。誉田中学校 はロケーションとも合わせて最も印象に残るものと言え、実に素晴らしかったです。荒れているようなのが気になりますが、何とかずっと残して頂きたいものです。


阪急電車(有川浩)

2009-09-18 22:23:21 | 10:あ行の作家

Hankyuudensya1 阪急電車(幻冬舎)
★★★★’:75点

とても読みやすい本で1日で読了しました。なかなか良かったです。阪急今津線(但し、宝塚~西宮北口間)を舞台に、その駅・車内を中心に繰り広げられる人間模様(特に恋模様----真面目で純朴で不器用な恋)。今津線は沿線に名門校のキャンパスなども多く、実際にはどこに行くにも便利な線なのですが、どことなくひなびた感じもあるのが、うまく使われていました。

宝塚から西宮北口へ。その途中に様々なちょっとした出来事があり、西宮北口からの折り返し(ただし数ヶ月後)で物語の後半が綴られる。そして、複数のカップルや人物が少しずつクロスし・・・うまい構成です。この構成が絶妙で、お洒落で上質なオムニバス映画や2時間ドラマを見ているといった趣でした。

******************************** Amazonより ********************************

恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車……関西のローカル線を舞台に繰り広げられる、片道わずか15分の胸キュン物語。大ベストセ ラー『図書館戦争』シリーズの著者による傑作の連作集。

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よく言われていますが、関西のオバちゃんの図々しさが(きちんと?)描かれ、大阪弁・関西弁の面白さも実によく表現されていました。特に女子高生が彼氏のことを話すシーンには大笑い。以下は正しく本の通りではないし、本当はもっと面白いのですが、

  「タグって何?」とか、
  「漢字が読まれへんって言うねん。大学も出た社会人がやで」

  「糸の横に月って書いてある・・・」
  「絹や絹!」
  「しかもちっちゃい口が抜けてるやん!」

  「ナンパ。しかも塚口」
  「うわビミョー」

恋人を寝取られた翔子の討ち入り話。花嫁が凍りつくような純白のドレスにプロが施したメークアップで披露宴に乗り込む。哀しくも痛快!

私は評判をよんだ「図書館戦争」はピンとこなかったのですが、この本はドンピシャでした。まあ、地元に近いところが舞台ということもありますしね。

ハートウォーミングな世界。これを生ぬるいと感じるか心地よいと感じるか、それは人それぞれでしょう。でも、この本を読むと、恐らく誰もがちょっぴり元気になって勇気が出ることでしょうし、時々こういう世界にひたるのも良いものです。

細部についてはよく覚えていないこともあり(汗)、参考ブログに挙げさせて頂いた皆さんの感想も参考にしてください。

◎参考ブログ:

   エビノートさんの”まったり読書日記”
   苗坊さんの”苗坊の徒然日記”
   juneさんの”本のある生活”
   板栗香さんの”マロンカフェ~のんびり読書~”


旧杉山家住宅の螺旋階段

2009-09-15 23:06:24 | まち歩き

富田林探訪記の2球目も変化球です。

重要伝統的建造物群保存地区である旧寺内町の代表的な建物であり、重要文化財の旧杉山家住宅は素晴らしいものでした。しかし、実は私が最も気をひかれたのは小さな木製の螺旋階段なのです(重伝建地区の建物や風情については、また別記事で)。

旧杉山家は明星派の歌人・石上露子(いそのかみつゆこ、本名・杉山タカ)の生家でもあり、この螺旋階段は後に改修した際に石上露子の希望で(?)作られたものとのです。和風の町家にあってここだけがハイカラ、モダンな感じなのですが、全体の雰囲気にうまくマッチしています。

手すりの装飾やカーブなどが優美ですね。小さな階段ですので、おそらくは頭が当たらないようにということでしょうか、昇降する部分の頭上がアーチ状にくり抜かれていますが、ここのデザインも手抜きなしです。側面のドアに?とも思いましたが、横の通路部のドアを開いたときにこの側面に収めるようにしたものか、ドアを側壁に利用したもののようです。これも面白いです。

注)撮影モードの違いで色が様々になってしまいました。ご了承ください。

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この階段を見ていると下関の秋田商会にあった螺旋階段を思い出し、以下にその写真もアップしてみました(撮影:2003年3月)。旧杉山家のものは四角の中にはめ込んだような形で、秋田商会のものは円形です。形はスペース制約による関係もありそうですね。

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