ひろの東本西走!?

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My Romance

2009-06-27 23:30:36 | 音楽

最近、寝るときや時間があるときによく聴いているCDが、スタンダード・ヴォーカル集のベスト盤の「My Romance」(5枚組)です。

販売元のテレビショッピングの「ショップマニフィカ」のサイトにある謳い文句を転記してみますと・・・、 

大人だからこそ、その価値がわかる名曲だけを集めたスタンダード・ヴォーカル集のベスト盤!

聴くだけでよみがえる青春を彩ったあの懐かしい日々・・・
キング・オブ・ロックンロール、エルヴィス・プレスリーの愛をささやく甘い歌声を聴くと、いとしいあの人に会いたくなる・・・
青春の光と影を歌うフォーク・デュオ、サイモン&ガーファンクルの瑞々しい歌声に誘われて昔懐かしい友人と語らいたくなる・・・
今なお、その輝きが色あせない永遠の名曲全100曲をCD5枚組に収録しました。
ルイ・アームストロング、トニーベネット、プラターズ、フランク・シナトラなど、世界の一流アーティスト豪華71組による夢の競演。
ラヴ・バラードからJAZZヴォーカルまで大人の心をくすぐる贅沢なラインナップを凝縮。
日本を代表する5大メジャーレコード会社とのタイアップで実現した、通販限定企画商品です。

Myromance

時おり日本人歌手のジャズ・ヴォーカルCDなどを買ったりはしているのですが、常々ジャズ・ヴォーカルやスタンダード・ヴォーカルのベスト盤で良いものがあれば買いたいなと思っていました。クラシック音楽は好きですがオペラはちょっと敷居が高く、ジャズも興味はあるけれど素人同然ですので、入門編となるようなものを探していたものです。ベスト盤などから入るのは邪道という考え方もありますけれど。

たまたま見た深夜テレビでのCMでなかなか良さそうだなと思い、ネットで内容を確認して、ジャズ・ヴォーカルも含まれているこのCD集にしました。ジャズやスタンダードの廉価版CDやCD集は様々なものがあちこちで売られていますし、このCD集は5枚組で10,000円とそう安くはありません。ですが、音源はメーカーの協力による正規の音源だそうですし、サビ部分のみのピックアップ盤などではなく、きちんと1曲を最後まで歌っているのが良いです。ネットでもそれを評価している声が複数ありました。簡単な楽曲の説明と歌詞が書かれた小冊子もついており、この値段にまずは不満なしです。ただ、あえて言えば全曲で作曲者・作詞者を明示して欲しかったですね。

良いなあと感じている曲は以下のようなものなどです。
もちろん、殆どは以前から多少なりとも知っている曲ですが、まとめて聴くのもなかなか良いものです。まだ、全然知らなかった曲がお気に入りになるほどには聞き込んでいませんが。

ラヴ・ミー・テンダー/エルヴィス・プレスリー
好きにならずにいられない/エルヴィス・プレスリー
恋の日記/ニール・セダカ
帰らざる河/マリリン・モンロー
マイ・ウェイ/ポール・アンカ
ダニー・ボーイ/ハリー・ベラフォンテ
フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン/トニー・ベネット
サウンド・オブ・サイレンス/サイモン&ガーファンクル
ムーン・リヴァー/アンディ・ウィリアムス
ブルー・ヴェルヴェット/ボビー・ヴィントン
ミスター・ロンリー/ボビー・ヴィントン
遥かなるアラモ/ブラザース・フォア
スターダスト/ナット・キング・コール
クライ・ミー・ア・リヴァー/ジュリー・ロンドン
ゴールドフィンガー/シャーリー・バッシー
この素晴らしき世界/ルイ・アームストロング
バラ色の人生/ルイ・アームストロング
ラヴァーズ・コンチェルト/サラ・ヴォーン
サマータイム/サラ・ヴォーン
ラヴ・ミー・トゥナイト/トム・ジョーンズ
オンリー・ユー/プラターズ
煙が目にしみる/プラターズ
恋の面影/ダスティ・スプリングフィールド
スタンド・バイ・ミー/ベン・E. キング
帰ってくれたら嬉しいわ/ヘレン・メリル
イパネマの娘/アストラッド・ジルベルト & スタン・ゲッツ楽団


大津カトリック教会のタイル(再訪)

2009-06-25 23:42:25 | 近代建築

この日、大阪の自宅を出たのが朝の7時30分頃で、大移動を終えて膳所のカトリック大津教会にたどり着いたのは17時前でした。ちょっと遅いかなと思いながらも、事務所におられた方に声をかけて内部を見せて頂きました。

今回見学の目的はもちろん、7月から改修工事に入る予定とのことで、無くなってしまうかもしれない聖堂前(玄関部分)の階段と床のタイルの再撮影です。と言いながらも、前回の訪問時に撮りそびれた写真も色々撮らせて頂きました。横手にある階段のタイルも凄いですね。

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さて、お目当ての玄関部分のタイルです。落ち着いた色合いですが、びっしりのタイルは迫力があります。確かに聖堂前の階段は地盤沈下による不同沈下を起こしていますし、事務室の床タイルにも亀裂が入っており、改修工事は致し方なしと感じました。また信者さんには高齢の方も多いということで、階段そのものが歩きにくく、やや危険なのでしょうね。

事務所におられた女性の方に色々お話を伺っている中で、創建時の写真が載った記念誌も見せて頂きました。何と昔は聖堂正面の壁にもモザイクタイルが使われていたそうで、それが残っていれば、それはそれは華麗で壮観だったことと思います。

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改修後がどのような姿になるのかまではお聞きしませんでしたが、秋にはまた訪れたいものです。タイルも何らかの形で残すか再利用して頂けたら嬉しいですね。

GWのとき&今回素通りした近江八幡も、かつて1度サーッと探訪しただけで再訪する必要がありますし、まだまだ滋賀県の近代建築探訪は続きそうです。ただ、滋賀は広いですし、大阪からそうそう気軽に行けるところではないので、1年くらいかかるかなあ。まあ、気軽に楽しんで探訪したいと思います。


蘆花浅水荘、旧銭湯建築(大津市)

2009-06-24 22:54:46 | 近代建築

さて、近江八幡でJRに乗り換えて石山まで移動し、そこから京阪・石山坂本線に乗り換えて2駅先の瓦ケ浜まで行きました。ここでの目的は蘆花浅水荘を見ることです。蘆花浅水荘は1921年(大正10年)に建てられた日本画家・山元春挙の別荘建築で、国の重要文化財です。ここの見学には事前予約が必要と分かっていたので、今回は外から眺めただけで我慢です。湖の方に面したお庭も広々としていいですね。洋間もあるそうなので、ここも要再訪です。

yumeさんは内部も見学されています

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ここからは、この日の最終目的地・カトリック大津教会(再訪)のある膳所を目指してテクテク歩くことにしました。旧東海道を歩くつもりだったのですが、実はどこが旧東海道かよく分からず、あっちへ行ったりこっちへ来たりでした(汗)。途中、ふと前方を見やると、ぷにょさんがブログで書かれていた旧東海道の元お風呂屋さん建築が佇んでいました。もっと膳所寄りにあると思っていたので、ちょっとビックリ。壁面装飾や軒回りなどが素晴らしいです。旧銭湯建築としてはかなり異色ではないでしょうか。ぷにょさんは内部もご覧になっているので、詳しいことはそちらを参照してください。ぷにょさん、ヨロシク~♪

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下の2枚は、その後、ふと目に止まったお寺の写真です。上の写真は遠くから見て磨りガラスかと思ったのですが、ひょっとしたら間違っているかもです(切り絵的な紙を貼っている?)。それにしても、なかなかカトリック大津教会までたどり着きませんね(笑)。

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松居家住宅洋館、宮路医院、太郎坊宮など

2009-06-23 23:19:13 | 近代建築

藤井彦四郎邸をゆったりと見学した後、yumeさんから具体的な場所を教えて頂いた松居家住宅洋館に向かいました。

旧中山道沿いは松(?)が植わっていたりして、なかなか風情があります。そんな中に、松居家住宅洋館がありました。GWに探訪したときは時間の関係もあって見つけられなかったのですが、あと数十mのところで引き返していました(汗)。

この建物は1925年(大正14年)に五個荘郵便局として建てられました。当時大流行したセセッションスタイルですが、ほとんど直角のみで構成されたデザインは他ではあまり見かけないものだと思います。近くには茅葺き屋根の建物などもある中、当時としては超モダンっだのではないでしょうか。また、この建物には今日のラスモルタルの原型である川崎鉄網が使用されているという特徴があるそうです。木造骨組みの上に鉄網を張り込み、その上にコンクリートをコテで塗りこんで耐火性能を上げたものとのこと。ちょっと三ツ矢記念館の鉄網(あみ)コンクリート造のことを思い出しました。

この日は曇 りがちで日射しがあまりなく、歩くのには好都合でしたが、写真的にはのっぺりとしてしまい、もうちょっと光と影の対比が欲しかったところです。でも、こんなところにこんな建物が!というインパクトがありました。

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五箇荘からは、最近なじみになりつつある近江鉄道で八日市へ移動し、まずは駅前で昼食をとりました。昼食後、時おり小雨がパラつく中を宮路医院を目指しました。下の写真は途中で見かけた洋館付き住宅です。洋館よりもレンガ塀が凄かったです。

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宮路医院の洋風の旧館は表通りからはちょっと奥に入ったところにあり、注意していないと見過ごすところでした。1929年(昭和4年)頃の建築で、日光浴を重視するため正面(玄関のある南側)に病室を並べる配置にしたとのこと。全体的には病院建築らしくシンプルで落ち着いた感じがします。玄関部側面の小窓がお洒落です。裏手の方も窓枠などの雰囲気が良かったです。

また、和風の自宅の方も一部は洋風になっているようで、柱頭飾りがついた付け柱や木製窓枠のデザインなどが興味深かったです。

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この後、近江八幡まで移動しようとしたのですが、次の電車まで時間がかなりあったので、太郎坊宮前まで歩くことにしました。

太郎坊宮は山岳信仰の霊地だそうで、GWに探訪したときに近江鉄道の中からゴツゴツとした岩肌が印象的な山に気付き、帰宅後に色々調べて興味を持ったものです。学生時代に山歩きをしていたこともあって、このような山を目にすると、単純に「おおーっ!登りたい」と思ってしまいます。実際にはまともな山歩きは15年以上やっていないのですけれど(汗)。体重もすっかり増えてしまいましたしね。しかし、見るだけでも素晴らしい山容でした。

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湖国の近代建築探訪(大移動再び)

2009-06-22 22:08:41 | 近代建築

「湖国のモダン建築」を手に入れてから滋賀県の近代建築探訪によく出かけています。一昨日も出かけ、GWのときと同様に朝早くから夕方まで鉄道・バス・徒歩での大移動となりました。今回の探訪ルートは下記の通りです。

大阪→(JR)→能登川→(バス)→金堂・近江商人屋敷~藤井彦四郎邸、松居家住宅洋館~五個荘→(近江鉄道)→八日市(ここで昼食)~宮路医院~太郎坊宮前→(近江鉄道)→近江八幡→(JR)→石山・京阪石山→(京阪)→瓦ケ浜~蘆花浅水荘~カトリック大津教会~膳所→(JR)→大阪

~印が歩いたところです。

ほぼ丸一日がかりとなったものの、実際に探訪できたのは、①藤井彦四郎邸(再訪)、②松居家住宅洋館、③宮路医院、④蘆花浅水荘、⑤元銭湯建築(ぷにょさんの”まちかど逍遙”参照)、⑥カトリック大津教会(再訪) などでした。 

最初、金堂の近江商人屋敷(中江邸・外村邸など大物が3つ並んでいます)をじっくり内部見学することも考えたのですが、GWに訪れたものの無念の休館だった①藤井彦四郎邸を早く見たくて、風情のある街並みを一とおりさーっと歩いて①を目指しました。途中にあった大城神社なども素晴らしい佇まいです。

①藤井彦四郎邸は本にも紹介されていた山小屋風である洋館の見学が主目的だったのですが、さすがは近江商人屋敷の1つです。民家造の主屋・書院造の客殿や庭園なども素晴らしく、結局ここだけで1時間30分近く滞在しました。

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洋館は想像していたよりも大空間でした。格天井や照明などが味わいあり。木とレンガを組み合わせた暖炉はちょっと珍しいかもしれません。洋館自体が展示室となっていたため、内部にあった家具・調度品が元々ここにあったものか、藤井氏が収集されたものかなどが若干分かりにくかったです。

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客殿は総檜造で、節のない真っ直ぐな檜がふんだんに使われていました。おそらく現在ではもう造ることはできないであろうとのこと。床の間の格天井、花頭窓を設けた付書院なども素晴らしいです。

主屋の方には旧宮家からの拝領品や家具や民具、農具などが多数展示されており、これらも興味深かったです。

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広大な庭、豪壮な和館、山小屋風の洋館などのバランスが素晴らしく、恐らくは金堂にある他の近江商人屋敷とは雰囲気がかなり違うものと思われます。見学に来られた方でここが一番良かったと言われる方も多いそうです。大阪からここまで行くのは遠かったですが、再訪で内部を見学することができて良かったです。

この後、前回探訪の際に時間切れもあって見つけることができなかった松居家住宅洋館を目指しました。

◎参考ブログ

   yumeさんの”京都ひとり歩き - yume_cafe -”