ひろの東本西走!?

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スペイン優勝(ユーロ2008)

2008-06-30 22:08:08 | スポーツ

Euro20081_3 サッカーの2008年欧州選手権(ユーロ2008)でスペインがドイツを1-0で下し、1964年大会以来44年ぶりの優勝を飾りました。

※写真は日経新聞より

2006年のドイツW杯のときは眠い目をこすりながらよく深夜のTV中継を見たのですが、ここまでユーロ2008は新聞記事で見ていただけでした。サッカーは好きですが、そう熱心なファンではないもので。

しかし、決勝の組み合わせがドイツvsスペインと決まり、最後くらいはリアルタイムで見ようと朝3時40分起床。前夜は10時半頃に寝たのですが、眠い・・・。暑くて寝苦しかったのかベッドから抜け出してきた長男がリビングのすぐ横で寝ていたため、音声はイヤホン使用で迫力不足は否めません。ですが、共に大応援団が繰り出しているスタジアムの雰囲気は素晴らしいですね。

さて、立ち上がりこそややドイツに押し込まれたスペインですが、次第にパスが通り始め、結果的には非常に強かったです。共に1トップとなったフェルナンド・トレス(西)とクローゼ(独)。戦術の違いはあるのでしょうが、縦横に走りまくるフェルナンド・トレスのスピードと気迫が目立っていました。ポストに嫌われたヘディングシュートも凄かったです。クローゼは途中まで殆ど目立たなかったな。。。

得点シーン。シャビから出たパスをラームと競り合い、これを背後からトップスピードで追い越し、飛び出してきたGKレーマンを倒れ込みながらも寸前でかわしてゴールへ流し込む。ラームはレーマンとの衝突を恐れたのかな?それにしても絶対にあきらめないフェルナンド・トレスの闘志とスピードが最高でした。

小柄なスペインが繰り広げたパスサッカー。体格的にはあまり変わらない日本も参考にすべきなのでしょうか。しかし、ボール・コントロールの確かさ、ここぞというときのスピード・迫力と身のこなし、ゴールを狙う明確な意志&枠内をとらえるシュートの数と正確さなどには大きな差があるんでしょうね。

出勤後もさすがにしんどかったですが、素晴らしいゲームをリアルタイムで見て良かったです。


大阪倶楽部(その1)

2008-06-29 18:34:29 | まち歩き

6月の「関西洋風建築めぐり」講座は大阪倶楽部(大正13年築、設計:安井武雄)でした。日本で最も倶楽部らしい倶楽部建築とのことで、ホテル機能も果たしたそうです。倶楽部の方から旧会館(大正4年築、11年焼失)の写真を見せて頂きましたが、これはイギリス風or北欧風といえるものだったようですね。

ここに来たのは4回目くらいですが、今回が一番たくさん写真を撮りました。建物のあちこちに東洋風の装飾がちりばめられており、内部で最大の見所は梁部の装飾でしょうか。梁は本数が多く背も高いので、安全率としては現在の建物の10倍くらいとのこと。これは凄い!

※今回もとりあえず(その1)としました。結局、(その2)が書けず仕舞い
  ということも多いのですが。。。

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4階ホール。梁や照明がゴージャスです。

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西面の階段部です。恐らく館内唯一のステンドグラスが見事です。また階段を見下ろした先には白黒の市松模様の床が見え、絨毯の赤とあわせた色合いが素晴らしいです。

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各部屋で梁・持ち送りのデザインが異なっており、写真を撮りだすときりがありません。

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情報は1冊のノートにまとめなさい(奥野宣之)

2008-06-26 22:22:14 | 10:あ行の作家

Jouhou1 情報は1冊のノートにまとめなさい
(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)
★★★★:(75~)80点

面白かったです。世間での評価は色々分かれているようですが、他の類書とはちょっと違ったアプローチが良いです。自分の業務スタイルには適さない、当たり前のことしか書かれていない、新しい手法や考えなどがないといった感想も見受けられますが、筆者の実践に裏付けられた信念は素晴らしいと思います。それをどう評価するかの違いですね。

まずは、大学ノート風の表紙が凄いインパクトあり。最初に書店で見たとき、”おっ?この本は一体何!?”と思いましたから。

この本に書かれていることは、ある程度自分がやっていることとの共通点もあって余計に面白く感じたのかもしれません。

 ・会社用の小さな手帳に仕事関係のこと、プライベートを含む行事、
  本や映画の採点、読みたい本リストなど様々なことを書き込み
 ・予定表でもあり、記録でもあり、備忘メモでもある

などなど、かなりの情報を1つのものに集約しています。仕事関係の作成・収集資料や情報は膨大ですので、これは完全に別にしていますけれど。

また、全ての情報を手帳に集約しているわけではなく、他に「ランニング日誌」「本・映画・CD・コンサートなどの感想」を別冊で作っていますが、デジカメ写真データも含めて全て時系列方式です。その点では本書でもふれられている「超整理法」の考え方はシンプルだが凄いと思います。

本書のどこかにブログの将来性について若干疑問があるように書かれていたと思うのですが、今のところ、ブログこそありとあらゆる情報を時系列で記載していき、それに”カテゴリ”という識別ラベルさえつければ、ほぼ完璧なプライベート情報データベースになり得るのでは?

ただ、私は最近、自分のブログ記事を調べるのに”カテゴリ”を用いるのではなく、Googleで一発検索することの方が多いです。特に”カテゴリ”や”ラベル”などをつけなくても、ブログタイトルの一部である”ひろの東”に”駅伝”、”バラ”、”宮部みゆき”、”昭和町”、”マジョリカハウス”といったようなキーワード的なものを組み合わせてアンド検索を行うと、ほぼ一発秘中で目的の記事が引っかかってきます。これは小気味良いですね。

本書に書かれていた”人が考えた方法は結局ダメ。自分で工夫してきた方法でないとフィットしないし続かない”という主張はうなずけます。また、”情報そのものよりも「メタ情報」(ある情報がどこに書いているか、何で調べることができるか、誰に聞けば分かるかといった情報のアクセス経路のこと)が重要”ということは、最近仕事でひしひしと感じています。

****************************** Amazonより ******************************

◆分類・整理しても使えなければ意味がない。
  実際に情報を使うための「一元化」管理術。

◆誰でも今すぐ100円で実現!
  ローテク「知的生産術」

情報整理というと、分類・整理しなければならないと思っている人が多いかもしれませんが、実はその分類・整理こそが「続かない」「使えない」原因となっています。情報を実際に活用するには、情報を一箇所にまとめ、分けずに時系列に書き込んでいけばいいのです。

そうすることで、すべての情報は必ずノートの中に「ある」ことになります。そして、パソコンを使った検索術を活用することで、情報は一発検索することができるようになります。

情報は複雑に管理しても続かない、使えない。ちまたの情報整理術、手帳術、知的生産術の本を試してもうまくいかなかった人、ノウハウを学んでも実際には活用できていない人のために、「簡単に」「誰でも」「使える」「ローテク」の情報整理術を紹介します。

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「東洋のマンチェスター」から「大大阪」へ-1

2008-06-22 23:21:20 | まち歩き

Kikakuten2008_2 土曜日の午前中、大阪大学総合学術博物館・待兼山修学館で開催されている企画展”「東洋のマンチェスター」から「大大阪」へ -経済でたどる近代大阪のあゆみ-”(7月5日まで)に行って来ました。

********* 概要(ホームページより)*********

大阪のまちは現在、経済の地盤沈下・財政難・人口減など様々な難問に直面していますが、先人たちは叡智を発揮し、経済と文化の繁栄を実現してきたのです。
江戸時代に経済のセンターであった大阪は、幕末から明治維新期には衰退を余儀なくされましたが、明治期には近代産業を発展させ、日本の工業化の先頭に立ちました。とりわけ紡績業をはじめとする綿業は、商社や銀行に支えられてめざましく発展し、日清戦争のころの大阪は「東洋のマンチェスター」と呼ばれるようになりました。
1920年代後半、「大大阪」を自負するようになった大阪市は全国一の工業都市となり、大小様々な製造企業・私鉄各社・電力企業なども躍進しました。そのころには労働問題や都市問題といった新たな難問も起こりましたが、当時の大阪市長関一は積極的にその解決に取り組みました。本企画展が、こうした近代大阪の経済のあゆみを広く伝え、新しい展望を得る機会になることを念願しています。

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待兼山修学館は、1931年(S6年)に阪大医学部の前身である、大阪医科大学の附属病院石橋分院として建てられ、その後、医療技術短期大学部(通称:医短)本館として使われていました。

実は5年前、阪大に残る唯一の近代建築ともいえるイ号館を見に行ったとき、この旧・医短の建物も趣があるなあとは思ったものの、ずっと放置されていたのか、かなり傷んでいるようでした。しかし、今回行ってみると、アプローチも含めてあたり一体はよく整備されて建物もすっかりきれいになっていました。

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今回は企画展はもちろんなのですが、遊行七恵さんのブログ”遊行七恵の日々是遊行”で見たステンドグラス等にも大いに気を惹かれ、建物の外観と内部も楽しみにしていました。

企画展は素晴らしく、それ以外の常設展も良かったです。3F:待兼山に学ぶ(マチカネワニの骨格がど迫力)、2F:大阪大学の系譜(懐徳堂・適塾)、みる科学、1F:世界にはばたく研究者、コンピュータの黎明期 など内容も盛りだくさん。ただ、これらの展示に関しては写真撮影禁止でしたので、今回はまず写真のある建物についてのみアップしました。

水平線を強調した建物外観に派手さはないのですが、質実剛健といった趣です。内部も色合いといい落ち着いた感じではあるのですが、正面階段の配置はなかなか味があり、アクセント的なタイルも良いです。幾何学的デザインのステンドグラスも美しいですね。これは想像以上に素晴らしい建築でした。

以下、展示内容などについては-2で書く予定です。但し、明日からPCは修理に出すので、ちょっと更新やレスが途絶えるかもしれません。

◎参考ブログ:びんみんさんの”日常旅行日記”
         mayumamaさんの”m's dairy” (2009-3-9追加)

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珈琲ショパン(神田)

2008-06-19 21:58:13 | まち歩き

先日、仕事で秋葉原方面に行った際、昼間に少し時間があったので神田をブラブラしました。「神田まつや」「ぼたん」「竹むら」「いせ源」といった和風建築の老舗を眺め、”ほおーっ、これが「かんだやぶそば」か・・・”と思い、何気なく振り返ると、そこに「珈琲ショパン」がありました。

表の看板に昭和8年創業の言葉と共にステンドグラスの写真があります。東京でも時間があればレトロ喫茶にいきたいなあと考えて幾つかチェックはしていたのですが、ここを見付けたのは全くの偶然でした。

ステンドグラスと聞いては入らないわけにはいきませんね。狭い通路の奥はやや広くなっていて、そこに小ぶりですが綺麗なステンドグラスが幾つかありました。本当は自然光を通して見たいところですが、店内レイアウト的にこれは仕方ありません。景色を描いたものは横長の1枚だけで、あとは幾何学的なデザインですが、色合いといい可愛らしい感じでなかなか味わいがあります。

写真はお店の人の了解を頂いてからもちろんノンフラッシュで撮りました。店内はかなり暗いためISO800にしたりしましたが、手ブレ防止vs粒子の粗さで厳しかったです。立ち上がって近寄ればもう少し良い写真が撮れたかも知れませんが、お客さんが多数おられたので座り撮りではこれが限界でした。

さて、コーヒーのお味について、私はアイスコーヒーを飲んだのですが、コーヒー自体の味はかなり濃い目&にがめ(じゃなくて酸っぱめ?)でした。ただ、シロップがやけに甘くてそのギャップにちょっとビックリ。ホットはまた味が違うのかもしれませんが、好き嫌いが分かれるかもしれませんね。私は京都・大阪にはない味で(?)面白いと思いました。

レトロ喫茶はコーヒーだけでなくインテリアも含めてお店の雰囲気を全部楽しめるので、大好きです。そうそう、近代建築探訪&まち歩き仲間の小道さんが3年前にブログ「喫茶店で瞑想して、 銭湯で元気になる」でこのお店のことを書いておられました。

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