ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

M-1グランプリ2010

2010-12-27 23:12:22 | テレビ番組

M-1が終わってしまいましたね。
昨日は夕方から持ち帰りの仕事をしていたのですが、M-1だけはバッチリ見ました。

ファーストラウンドでは、決勝ラウンドに進出した3組「パンクブーブー」「笑い飯」「スリムクラブ」の出来が申し分なし。他では「銀シャリ」が面白く、「ナイツ」も悪くはなかったのですが、2組とも漫才スタイルが大爆笑を呼ぶタイプではないため、M-1のような舞台ではちと厳しかったかな?

台風の目となった「スリムクラブ」の快演、いや怪演にはビックリ!
爆笑レッドカーペットやエンタの神様などで(?)怪人フランチェンを演じていたのは知っていますが、漫才を見たのは初めてでした。審査員もあっとビックリの何という間!不思議な世界・空間に引きずり込むその魅力が凄かったです。

敗者復活から勝ち上がってきた「パンクブーブー」は実力者らしく1本目が素晴らしいネタ(敗者復活戦もこのネタ)で抜群の面白さでした。これは2連覇があるかもと思わせたものの、2本目も全く同じ路線で行ったのは勿体なかったですね。もうちょっとひねりがあれば。。。

「笑い飯」も1本目は面白かったですが、優勝は多少、功労賞的な感じもしましたね。ただ、ネットでは出来レースとか言われているようですが、私はそれほどの感じは持ちませんでした。

しかし、個人的にはやはり「スリムクラブ」が衝撃的でした。
漫才といえるかどうかは微妙で、これが1票差で優勝を逃すことにつながったかもしれません。しかし、彼らの挑戦は素晴らしかったですし、ネタをもう一度見たいと思ったのはこのコンビだけです。民主党のくだりなんて、ぞくっとする面白さでした。

私は今回、「スリムクラブ」と彼らに票を投じた中田カウス、宮迫博之、島田紳介の3氏に拍手を送りたいと思います。中田カウスさんはいつも新しい力を高く評価しますね。今年で終了のM-1、これまでの決勝では、サンドウィッチマン、トータルテンボス、キングコングが競り合ってハラハラドキドキだった2007年が一番面白く、レベルも高かったと思います。これは長男も同意見でした。

2010.12.28
 昨日は長男とLIVEで見たのですが、今日、家族全員でDVDに録画
 したものを再見しました。
 改めて私が面白いと思ったネタは、パンクブーブーの1本目、笑い飯の
 1本目、スリムクラブの2本目、銀シャリ(1本目)、ジャルジャル(1本目)、
 ナイツ(1本目)でした。
 


「華麗なる一族」完結

2007-03-19 23:58:00 | テレビ番組

Kareinaru2

この冬、大きな話題を呼んだTVドラマ「華麗なる一族」が遂に完結しました。途中、やや視聴率が伸び悩んだようでしたが、最終回は関西地区では39.3%に達したそうで、やはり底力がありました。

※写真は番組のホームページより

ライト感覚のドラマが多い近年ですが(「ハケンの品格」はそのジャンルでの傑作)、骨太の物語を紡ぎだした原作・山崎豊子さんの力が大きかったですね。時代がかった壮大なドラマを古くさいとか重いとか評される人もおられたでしょうし、配役・演出その他で注文をつけたい点は色々ありましたが、これだけの迫力を持ったドラマはそうそう作れないと思います。

木村拓哉演じる鉄平は貫禄不足(そう思える俳優さんは多かった・・・)&どうも専務らしく見えないといった違和感がずっとあったのですが、最終回の表情の変化(一縷の希望→落胆・絶望→死を覚悟し、それらを乗り越えた境地に?)や目の力はさすがでした。「武士の一分」でも彼の目の演技は凄いと思いましたし。

俳優さんで印象的だったのは、武田鉄矢・柳葉 敏郎・西村雅彦・長谷川京子の各氏です。

また、私は建築ファンですので、ロケ地も含めてその点でも楽しませてもらいました


ドラマ「白夜行」完結

2006-03-28 23:00:00 | テレビ番組

Byakuyakou11 書き込みが遅くなってしまいましたが、ドラマ「白夜行」が遂に完結。

非常に重いテーマ、早い放送時間帯ということもあってか、スタート前の注目度から考えると視聴率的には苦戦が続いたようですね。ですが、なかなか迫力のある骨太のドラマだったと思います。原作を読んだ人には不評だったようですが、私は1つの解釈編として見ていたので(&原作の細部はすっかり忘却の彼方だったので)さほど抵抗感なく、毎回結構のめり込んで見ていました。

あの原作を”純愛”に置き換えたのにはちょっとビックリしましたし、単純に”感動した!”とも言えませんが、幼い頃に受けた不幸ゆえ、2人が結果的に悪事を重ねることになりながらも精一杯生きようとした姿には心うたれた面もあります。完結して思ったのは、凄いドラマだったなということと、やはり東野圭吾の原作がそれを上回る凄さだったということです。

演技を振り返ると、

山田孝之(桐原亮司)。最初の頃はうーんどうかな?と思っていましたが、次第に良くなっていき、ときには凄みさえ感じました。「なあ、雪穂・・・」のセリフが耳に残っています。綾瀬はるか(唐沢雪穂)。原作では素顔が全く分からないので非常に難しい役どころでした。綾瀬さんは悪ぶっても、どうしても悪女には思えなかったですね。泉澤祐希(幼少時代の亮司)と福田麻由子(幼少時代の雪穂)の子役二人は文句無し。

私が俳優で最も素晴らしいと思ったのは、武田鉄矢(笹垣潤三)、渡部篤郎(松浦勇)のお二人。当初、武田鉄矢の関西弁には注文をつけたのですが、途中からそんなことは関係なし。抜群の存在感で見事に笹垣を演じきりました。彼が大阪に舞い戻ってこなければ、亮司と雪穂はあのような生き方をせずにすんだかもしれないのですが・・・。渡部篤郎は正にハマリ役。キレた感じが恐かったです。二人は名演でしょう。

亮司と雪穂を執念深く追いかけた笹垣が唯一の理解者だったというのは泣かせますね。「一人の人間幸せにするために、お前は精一杯やった。俺がちゃんとお前の子供に言うたる。・・・あの日、おまえを捕まえてやれんで、ほんま、すまんかったのう。」という笹垣の言葉には重みがありました。それに感謝しながらも死を選ばざるをえなかった亮司の姿にはつらいものが。「オレ、そのことだけは誰にも言わなかったじゃん」という松浦の最後の慟哭も心に残っています。

麻生祐未(桐原弥生子)は夫と”息子”を失ってしまい、酒におぼれるしかなかった悲惨さを演技と表情でよく表現していました。八千草 薫(唐沢礼子)、さすが貫禄の演技でした。病院のベッドで二人に告げた言葉が鮮烈。余貴美子(谷口真文)が出てくるシーンは唯一ほんわかしたムードがあって、救われた感じがしました。彼女は二人の素直な面の理解者でしたね。柏原崇(篠塚一成)も予想以上に存在感とムードがあって素晴らしかったです。 

奥貫薫(西口奈美江)、大塚ちひろ(川島江利子)、西田尚美(栗原典子)は登場シーンはそれほど多くなかったのですが、印象的でドラマに深みを与えていました。 西田尚美さんは朝日新聞のインタビューで”幸薄い役が多い”と書かれていましたが、確かにそのような印象があります。素顔は明るい女優さんらしいですけれど。

粗を探せば幾らでも出てきますし、このように描いて欲しかった、描くべきだったのではという点も多数ありますが、あの映像化が難しい原作を何とかこのグレードにまで持ってきたスタッフの力量を私は評価します。

<参考ブログ> ※私と感想は異なりますが・・・

そらさんのブログ:日だまりで読書

juraさんのブログ:jura'file+++movie


連ドラ・短評

2006-01-22 12:25:13 | テレビ番組

本や映画の感想が何本かたまっていますが・・・juraさんのブログ:jura'file+++movie で書かれていた「連ドラ 覚書き<初回>」が面白かったので、少し寄り道です。ちらっと見ただけのものもあるので、多分に感覚的な評価ですが。

■「西遊記」 → △?

子供たちにはバカ受けでした。 ケラケラ笑って見ていたようです。

■「アンフェア」 → △?

最近絶好調の篠原涼子。ほんといい女優さんになりましたね。でも、私は、ちょっとコミカルな感じやシリアスさの中に”はかなさ”や”切なさ”のある感じの役どころが好きなので、多少違和感あり。

■「白夜行」 → ◎’

原作とは全く違った描き方で、原作を知っている人の間では大いに物議をかもしていますね。でも、別の物語と考えれば、なかなかよく出来ていると思います。子役の女の子は表情が素晴らしく、出色の出来。

■「神はサイコロを振らない」 → ○

新聞のTV欄を見るまで全然知りませんでした。似たようなシチュエーションは過去のドラマや映画でもあり、そう珍しいものではありませんが、タイムスリップものはそれだけで情感が出ますね。小林聡美の表情なども相まって、全体的に不思議なムードも漂っています。

■「小早川伸木の恋」 → ○

私は結構、面白がって見ました。医師役の唐沢寿明、「白い巨塔」の財前五郎とは全然違った雰囲気が妙にハマッていました。うまい!奥さん、ちょっと変わってるなー。原作を読んでいないのですが、あまり柴門ふみらしさは感じなかったです。


TVドラマ「白夜行」第2話

2006-01-21 12:45:00 | テレビ番組

Byakuyakoutv TVドラマ「白夜行」第2話を見ました。

原作で秘されていた内容の1つの解釈編を見ているといったところでしょうか。原作では全く語られることがなかった雪穂と亮司の内面が描かれていますが、確かに純愛ドラマになってしまっている・・・。直木賞候補になったときの選評では、「主人公二人が大人になっても精神的に成長していない」といった指摘があったのですが、ドラマでの描き方は全然違うみたいですね。うーーーむ。

参考ブログ:”アイリスさん”のブログ To be continued.

■アイリスさん<
>この小説の中では、主人公ふたりの内面はほとんど描かれていません。
>お互いにどんな気持ちを抱いていたのか、私たちは二人の行動で推し量る
>しかありません。二人が顔を合わせたり、話をしたり、連絡を取り合ったり
>する場面は無かったですよね。

これが原作の最大の特徴・魅力だったのですが、TVではさすがにそのような描き方は難しかったようです。でも、チャレンジしてほしかったなあ。。。

次から次へ起こる事件や不可解な出来事の真実は?このドラマでは、それを提示してくれるようですが、その意味では原作とは別の物語と言えるかもしれません。原作の深み・迫力・不気味さには到底かないませんが、解釈編と思えば結構よくできていると思いました。そう割り切って楽しもうっと。

前回、大阪弁に注文をつけた武田鉄矢ですが、7年ぶりに亮司の前に姿を現したシーンはその表情と存在感が素晴らしかったです。

それにしても、これは小さな子供達がまだ起きている家も多い9時から放送するドラマではないですね。初回なんか、事件が起こるシーンを子供に見せないようにと、チャンネルを変えたりボリュームを絞ったりしてきちんと見れなかったし・・・(レコーダーでは他の番組を録画中だったもので)。