美術史博物館の展示です。ベルヴェデーレ宮殿の「19・20世紀絵画館」は展示室内の写真撮影は禁止でしたが、こちらはOKでした。ひょっとして展示用の模写品?それはないか・・・。巨大な絵もたくさんあり、その迫力には圧倒されましたが、個人的には有名なブリューゲルなどの小ぶりな作品に惹かれました。
ブリューゲルの「バベルの塔」と「農民の結婚式」
ラファエッロ「草原の聖母」
ヴェラスケスの「青いドレスの王女マルガリータ」
美術史博物館の展示です。ベルヴェデーレ宮殿の「19・20世紀絵画館」は展示室内の写真撮影は禁止でしたが、こちらはOKでした。ひょっとして展示用の模写品?それはないか・・・。巨大な絵もたくさんあり、その迫力には圧倒されましたが、個人的には有名なブリューゲルなどの小ぶりな作品に惹かれました。
ブリューゲルの「バベルの塔」と「農民の結婚式」
ラファエッロ「草原の聖母」
ヴェラスケスの「青いドレスの王女マルガリータ」
依然6日目で、しかもまだ午前10時30分です(^_^;
天気が良く観光客で賑わうシュテファン大聖堂前からグラーベン方面を望みます。リング内はとにかく至る所に歴史的建造物があるため、写真を撮っても撮ってもきりがありません。出るのはため息ばかりです。
フォルクス劇場です。 小ぶりですが端正な表情をしています。
次はこれもウィーン観光の隠れた目玉、美術史博物館を目指します。マリア・テレジア像を挟んで美術史博物館と自然史博物館という外観が同じ2つの建物が向かい合って建っているのですが、美術史博物館の方は完全に逆光だったので、写真は自然史博物館です。
美術史博物館入り口。巨大な扉です。
人はそこに開けられた小さな扉から入ります。
美術史博物館はパリのルーヴルやマドリッドのプラドと並ぶヨーロッパでも屈指の美術館で、ブリューゲルやヴェラスケスをはじめとするハプスブルク家の膨大なコレクションが所蔵されています。当然、絵画が最大の目玉なのですが、建築ファンの私としては建築の素晴らしさに圧倒されました。玄関ホールに足を踏み入れた途端に目に飛び込んでくる、1階天井ドームの細部装飾、華麗にしてドラマチックな中央階段、黒大理石の柱と金の装飾、凄い・・・凄すぎます。いやあ、もうここだけで陶然としました。そして物語はまだまだ続くのであった。。。
ウィーン観光の中心地、シュテファン寺院(シュテファン大聖堂)です。
同じゴシック様式であるプラハの聖ヴィート大聖堂と似ていますが、こちらの方がより規模が大きく、内部の装飾も細かいと思います。聖堂内は大きすぎてフラッシュの光が届かず、写真では壮大さが全く表現されていませんでした。
側廊にあるステンドグラスはシンプルな長方形のデザインで、薄い色がついています。ゴテゴテした(?)ステンドグラスが多い中でとても爽やかに感じましたが、昔からこうだったのでしょうか。ただ、インパクトと感動はプラハ城のミュシャのステンドグラスが圧倒的でしたね。
塔の上部に上がれると聞いていたので、最初、聖堂内から何気なくエレベータで北塔に登ったら(支払いは何と上昇中のエレベータの中!)、実はこちらは低い方でした。間違ったことを妻に叱られる・・・。しかし、外に出ることができて気持ち良かったですし、モザイク屋根も間近で見ることができたのは収穫でした。
シュテファン寺院に来て137mの高さを誇る南塔に登らない訳にはいきません。南塔は上部を修復工事中のようでしたが、いったん外に出てから入り口を発見。こちらにはエレベータはありません。石の螺旋階段をグルグル回りながら上るのですが、いやー、きつかったです。帰りにすれ違った子供達も悲鳴を上げていましたから。そして上り切ったところは展望台になっており、ウィーン市内を一望することができました。天気もいいし、”絶景かな絶景かな”。遙か彼方に雪を抱いた山が見えたのも感激ものでした。ただし、かなりの高所なので眺望はガラス越しです。
数々のシリーズ記事が中断していますが(そもそも幾つあったか覚えていない(^_^;)、それでも続けられるフレキシブルさがブログの特徴の1つとも言えますね。まあ、これは長所とも短所ともとれますが。
そこで・・・・・・3ケ月ぶりにプラハ・ウィーン旅行記の続きです。我が家で2008年のビッグイベントの一つであったので、これだけでも何とかケリをつけなくちゃ!
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「マジョリカ・ハウス」 「メダイヨン・マンション(メダイヨン・アパート)」を堪能した後に目指したのは「郵便貯金局」(オットー・ヴァーグナー作)です。
まずは、建物上部の両端にある一対のアルミニウムの天使像と輪っかの中から飛び出た足?が目を引きます。ボルトで固定された外壁の白大理石板は、多数のボルトの頭自体がリズミカルな陰影となって見事なデザインです。そして、内部には広々とした気持ちの良い空間が広がっていました。鉄骨とガラスでアーチが作られた天井・ガラスブロックの床は明るく軽やかな感じがします。やはりアルミニウム製の暖房噴出し口、照明に柱や椅子までもが超カッコイイです。鉄・アルミニウム・ガラスなどの新素材を用い、様式を超えた斬新さは超感動ものです。これが約100年前に建てられたとは!最近の建物よりも先鋭的で、しかし美しさを兼ね備えた名作中の名作と言えますね。
「アンカー時計」 思っていたより地味でした。
今、佐藤多佳子さんのノンフィクション「夏から夏へ」を読んでいます。
内容は下記の通り、北京オリンピックの陸上・男子4×100mリレーで見事銅メダルを獲得した日本チームの物語です。舞台は昨夏の大阪世界陸上から始まり・・・
まだ半分を少し過ぎたところですが、『一瞬の風になれ』で陸上・短距離の世界を鮮やかに描ききった佐藤多佳子さんの筆致が素晴らしいです。この本を読むと、塚原・末続・高平・朝原がより一層身近に感じられそうです。明日が休みであれば確実に一気読みするのですが。。。
ノンフィクションの傑作であることは間違いなし!スポーツ、特に陸上競技が好きな人は、この本を読まずに死ねるか!
************************** Amazonより **************************
日本代表リレーチーム、メダルへの熱き挑戦!
『一瞬の風になれ』で本屋大賞を受賞した著者が、昨年の世界陸上から北京オリンピックまでを日本代表チームに取材し、世界に挑む日本のトップアスリートたちの熱き闘いを描いたノンフィクション。
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