ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

伝法鴻池組本店

2006-06-30 00:19:14 | まち歩き

此花区伝法にある鴻池組本店の建物です。旧本店かもしれませんが・・・。この鴻池組は建設会社で、鴻池善右衛門で知られる、かの豪商・鴻池家とつながりはない模様です。

ですが、この建物は凄い!

色合い的には白を基調にした壁面に赤(と白)の帯が走る”逆・辰野式”とも言えるものです。オリジナルがこの色合いだったのかは定かではありませんが(ひょっとすると、白の部分も元々は赤で、そこに白い帯が走っていたのかも)、私自身はこのような建物を他に知りません。正面(北面)上部の細部装飾も派手さは無いのですが凝っています。内部は一般には公開されていませんが、インテリアも素晴らしいもので美しいステンドグラスもあります。

この建物が伝法の町中に立っている佇まいは、いつ行っても不思議な感じがします。
私の超お気に入り建物in大阪で、常にベスト5に含めるものです。スカッとした青空をバックに建物北面に光が当たった写真を撮ろうと、何度も自転車で30分近くかけて通っているのですが、まだ満足できる写真が撮れていません。maxで満足度85%くらい。

でも、また行こうっと!

参考ブログ:ぷにょさんの”まちかど逍遙”

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聖響&センチュリー響のモーツァルト

2006-06-25 21:20:00 | アート・文化

今日は「天才が遺した音楽-聖響・MOZART」(at ザ・シンフォニーホール)に行ってきました。これは指揮者・金聖響&大阪センチュリー交響楽団によるモーツァルト4回シリーズの第2回目に当たるもので、プログラムは以下の4曲でした。

 1.交響曲第32番
 2.フルート協奏曲第1番(フルート:高木綾子)
 3.フルートとハープのための協奏曲(フルート:高木綾子、ハープ:吉野直子)
 4.交響曲第31番「パリ」

Seikyoumozart1自分でお金を払ってホールにクラシックコンサートを聴きにいったのは何と約4年ぶり!御大・朝比奈隆さんが亡くなってから、コンサートはとんとご無沙汰&クラシック音楽そのものにもやや疎遠になっていたのですが、なかなか魅力的なプログラムということもあって、チケット購入はかなり遅かったのですが何とか補助席をゲット。

今日のチケットは完売で、補助席も埋まることはもちろん、立ち見もあったようで大盛況でした。私の座った補助席は1Fの中間あたりだったので座りごこちは期待できませんでしたが、オケ&ソリストは良ーく見えました。

久々のコンサート、聴き終わっての感想は大満足!でした。プログラム前半、交響曲第32番は全く初めての15分程度の(?)短い曲、フルート協奏曲第1番もかつて1度聴いただけでCDすら持っていないのですが、十分に楽しめました。フルートソロの高木綾子さんは純白のドレスをまとった美しい方で、フルートの雰囲気にぴったりでした。フルートの音色は空気を振動させていることがよく分かり、聴いていても興味深いです。

この日一番良かったのは休憩後の3.フルートとハープのための協奏曲でした。もともと協奏曲の中では大好きな曲なのですが(特に第1楽章&第2楽章)、2人のソリストの好演、指揮者&オケの盤石のサポートもあって典雅な雰囲気に満ちあふれた素晴らしいものでした。この曲はやはりフルートが主役で、ハープが準主役といった感じでしょうか。高木さんはベテラン吉野さんにも支えられて、緊張感がありながらも堂々の演奏だったと思います。拍手は計4回。

交響曲第31番「パリ」は、39~41番といったおなじみの名曲に比べると知名度はやや落ちるのですが、これも大好きな曲で、第1楽章のお気に入りフレーズのあたりでは嬉しくなってニコニコしちゃいました。実は、金聖響&大阪センチュリー交響楽団のコンサートは恥ずかしながら初めて(^_^;。大阪人やのにね。金聖響さんの指揮ぶりは的確でキビキビしていたものの、派手すぎることはなく、見ていて気持ち良かったです。指揮棒を持たない左手の動きが印象的。エネルギッシュさでは大フィルの大植英次さんの方が上ですが、大きな音を要求する直前、足を広げて踏ん張り、身体をふるわせるような仕草に良い意味での緊張感を感じました。コンマスは身体の動きが非常に大きく、指揮者の意図を更にオケに伝えているんだろうなあと思いながら見ていました。

次に買っているチケットは同じシリーズの第4回目、先に記載した交響曲第39~41番です。これも期待・絶大!

火曜日にとある資格の特別講習&試験があるのですが、全然勉強していない・・・。W杯の決勝トーナメント始まっちゃったしなあ・・・。今日もイングランドの試合があるなあ・・・。


西高校「3000人の吹奏楽」練習

2006-06-24 23:38:00 | アート・文化

西高校吹奏楽部・春コンサートで紹介した大阪市立西高校。我が家(マンションです)は西高グラウンドの北側にあるのですが、今日の午後、ここのグラウンドでマーチングドリル練習が行われました。これは西高校吹奏楽部を含む大阪市立高等学校バトン・吹奏楽連盟が25日に大阪ドームで行われる「3000人の吹奏楽」に出場する、その総仕上げのようです。----案内&協力お願いのビラが入っていて知りました。マンションのバルコニーからはグラウンドが良く見えるので、4時頃からの音を出しての練習を高いところから見学しました。

曲目は「ジュラシック・パーク」と「E.T.」のようでした。というか、私が分かったのがこの2曲。今日の大阪は真夏のような暑さで日射しもきつく、練習も大変だったと思いますが、休憩時間には暑さ対策・砂ほこり対策用と思われるホースの水をわざと浴びるなど、生徒さんも楽しんでおられたようです。

人数は吹奏楽メンバーが90名程度、フラッグ(旗)が約20名、人文字メンバー(パラソルなども使用)が約30名といったところでしょうか。上から見ていると隊列変形(?)などの様子がよく分かります。地面には目印の+マークが数メートル格子でつけてありましたが、なかなか難しいですね。最後の決めポーズ部分は何度も何度も繰り返しての練習。打楽器が刻むリズムがよく響いてきました。特に、スライド(?)を伸ばしたトロンボーンの決めポーズがカッコ良かったです。屋外なので残響は殆どないと予想していたのですが、1秒弱あったかな?

指導の先生は「(最後は)大きな楽器ほど頑張らんとあかんよ!」と言われていたような。それらに対して「ハイッ!」との返事が高校生らしく元気でgood!フラッグや人文字チームも先生が熱心に指導されていました。フラッグの先生、軽ーくクルクル回して投げ上げて綺麗にキャッチ。うまい!「元気!○○!□□!」と聞こえたかけ声も良かったです。

私はその後、6時過ぎから自宅廻りをランニング。この時間になってもかなり蒸し暑かったのですが、約10kmを気持ちよく走りました。今月はこれで何とか58km。オフシーズンにしてはまずまずかな。怪我をしていた昨年はゼロkmでしたから。

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ジーコJAPANのW杯終わる

2006-06-23 22:25:00 | スポーツ

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Wcup623hide2 ジーコJAPANのW杯が終わりました。いや、ジーコJAPANのサッカーが終わりました。

夫婦揃って3時半過ぎから起き出してTV観戦したのですが、玉田の素晴らしいゴールからの10分間、夢を見させてもらいました。今から思えば、選手もサポーターも、そこでもっともっと喜びを爆発させても良かったなあ・・・。

ジーコのブラジル戦での選手起用は、玉田・巻・稲本の先発などサポーターや一般ファンの期待に応えたような形でしたね。ですが、終わってみれば、攻撃面・守備面共に両国の力の差は歴然で(ブラジルは日本の10倍くらい強かったかな?)、ブラジルにとっては決勝トーナメントに向けて格好の練習台になったといったところでしょうか。ロナウドもすっかり元気になったみたいだし。20年くらい経ってもこの差は縮まらないかもね。でも、ブラジルを少しは本気にさせたのは素晴らしかったです。負けたとはいえ、強いブラジルとのガチンコ勝負を見たかった私は満足です。

今大会の日本で唯一すかっとしたゴールを決めた玉田は期待によくこたえてくれました。それにしても、稲本→三都主→玉田の連携は見事でした。玉田は厳しい角度からよくぞ左足を振り抜いたものです。ブラジル・GKのジダもすぐ横をすり抜けたボールを全く止められませんでしたから。初戦からFW陣にこの勇気があればなあ・・・。あのようなプレーがその後も出ていたらなあ・・・。

良かったと思うのは、玉田・巻・中田英・稲本・加地・三都主・川口。その意味では選手起用はまずまずgood。中澤・坪井は前半のロスタイムでロナウドを完全フリーにしてしまうなど、うーーーーんの出来。宮本みたいな声・指示も出ていなかったような気がします。体力面・当たりで不安のある宮本ですが、あのキャプテンシーは素晴らしかった。加地・三都主は、なかなか勝負を挑んでいたのですが、でき得ればプレーにもう少しスピードと意表をつく動きが欲しかったです。

試合後の俊輔と中田英の姿が印象的でした。ヒデはあの後、きちんとサポーターに挨拶に行ったのかな・・・。

日本が強豪国に比べて劣っていたものは、高さ、ここぞというときのスピード、強く正確なシュートなどはもちろんのこと、絶対的な体力、不屈の闘志、ゴールへの意欲、ラインを下げない勇気・・・。あら、殆ど全てか。うーむ、どうすればいいのだろう。

まあ、それは次期監督にまかせて(ヒディングは勝負強いなあ・・・)、決勝トーナメントを楽しむぞ!
とりあえず、選手の皆さん、お疲れさまでした。誇りを持って帰ってきてください。


アール・デコ ・ザ・ホテル―稲葉なおと写真集

2006-06-21 22:58:00 | アート・文化

Artdeco1 アール・デコ ザ・ホテル―稲葉なおと写真集(求龍堂)
★★★★☆’:85点

紀伊國屋梅田本店では建築コーナーではなく写真集のところにありました。ビニルカバー付きで中身の確認ができなかったため、収録されている上海のホテルを「地球の歩き方」のホテルガイドで確認。建築的・意匠的にまず間違いないと判断して”見ずてん”で購入しました。

結果は大正解!
著者が自ら撮影した大判の写真がとにかく美しく、これで2600円は安いですね。稲葉氏は一級建築士ですが、たぶん写真家としては所謂プロとは少し違うはずです。そのためか、写真も著者独特の視点のユニークさや味わいがあるように思いました。

世界のクラシック・ホテルといったような本や雑誌はこれまでにも多数あったと思いますが、ここで取り上げられたホテルは有名な超デラックスホテルではないようです。全然知らないホテルばかりでしたが、アール・デコでのくくりが面白く、全て著者がインターネットなどで情報収集し、取材申し込みをしたそうな。それを考えると大変な労作です。

全体の4/5くらいはズラーッと写真が並んでおり、後ろに撮影紀行がついているスタイルです。文章を読みながら写真を見るにはちょっと面倒ですが、(まず)ざーっと写真だけを見るには非常に良いです。実はこの撮影紀行が面白い。いざホテルに行ってみると、現場には取材・撮影の話が全然伝わっていなかったりで苦労されたようです。でも、そんな苦労をものともせず、ときにはこそっと立ち入り禁止区域に入り込んで絶好の撮影ポイントを探しまくる著者はバイタリティ十分。ホテルに対する愛情が感じられました。

********* Amazonより(内容(「MARC」データベースより))*********

初めて海外へ出た時から、旅の目的はホテルだった。初めて建築の写真を撮った時から、心惹かれてきたデザインがアール・デコだった。パリ、ロンドン、上海、サンタモニカ…。世界中のアールデコ・ホテルの写真集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
稲葉 なおと
東京生まれ。東京工業大学建築学科卒業。一級建築士。1998年、写真を添えた短編旅行記集『まだ見ぬホテルへ』(日本経済新聞社)を刊行。2001年、イラストを添えた長編旅行記『遠い宮殿―幻のホテルへ』(新潮社)でJTB紀行文学大賞奨励賞受賞。以後、名建築のホテル、旅館を題材にした写真と旅行記を数多く発表し続けている。