2日目、7時前に起床して外を見ると、待望の晴れです。
1年前のプラハ・ウィーン旅行でも前半:雨、後半:晴れでしたが、最近、我が家の旅行はこのようなパターンが多いです。気分的には後から晴れる方が良いですね。昨年の北海道スキーでも最終日に晴れましたが、飛行機の便の関係で午前中しか滑れず、ちょっと勿体ない気もしました。今年は夜行バスなので、夕方まで滑ることが可能です。
爆睡している子供たちに「早く起きろ!さっと食べてゲレンデに行くぞ!」とハッパをかけます。しかし、滑る前に荷造りをしてチェックアウトせねばならず、結局この日も滑り始めたのは9時過ぎとなってしまいました。ですが、日曜日にも関わらずリフト前の行列は殆どなく、滑りたい放題となりました。
私と妻は前日夕方の時点で既に膝や太ももに疲れを感じていたのですが、天気が良くて気分爽快!前日の疲れも(一応)吹っ飛びました。この日はリフトを乗り継いで、2つある山頂に計3回登りました。私は後立山連峰と言われる鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳など、かつて夏山で歩いた山々の雄姿を眺めて感慨深いものもありました。また、夏山にも登りたいものです。山頂からは林間コースを経てゲレンデに出ます。ボーゲンにはかなりの自信を持つ妻や子供たちは幅の狭い林間コースもそう苦にする感じなく、軽快に滑っていきました。逆に両足を揃えようとした私がやや苦戦(汗)。
信州の雪はやはり北海道のサラサラっとしたパウダー・スノー、アスピリン・スノーとは違って水分の多い雪でした。午後からは前夜に積もった雪がとけてきて、ややシャバシャバっとした感じにもなりましたが、私たちには十分でしたね。天気が良くてゲレンデがすいていればもう申し分なしです。
朝から4人でガンガン滑り続けたものの、私と妻は次第に足の疲れが増大して踏ん張れなくなり、結局、15時30分くらいで滑るのをやめて、ゲレンデの直ぐ前にあるホテルのレストランでのーんびりとお茶を楽しみました。息子たちは更に滑りたいということで、メインのゲレンデ(約1kmあります)限定で、後は子供2人でリフトに乗って滑りまくっていました。元気やねえ。
レストランの窓際の席からは、リフト乗り場がちょうど見え、「あと1~2分で降りてくるなあ。あ、来た来た!」などと言っておりました。二人で競争したりしながらも結構仲良く滑ってリフトに乗っていたようです。
結局、第1日目:リフト15~16本分、第2日目:私と妻は15本分くらい? 息子たちは18~20本分くらいを滑りました。2人ともサッカーをやっており、今回、総合体力ではお父さんは敗北です。体重による足の負担も大きかったかな?特に長男は原則として土日もクラブがあるので、かなり体力がついてきているようです。また、ことスキーに関しては、かなりのガッツを見せてくれました。この頑張りが普段からもっと出ればなあ。。。次男は初日にうまくブレーキがかからずに怒って泣いたりしていましたが、その後はよく頑張りました。
途中、全員の滑りを一度だけビデオ・カメラで撮りましたが、そこそこのスピード感で滑っているつもりが、映像で見るとゆっくりだったり、2本の板をそろえて滑っているつもりが、かなりのハの字形になっていたりで、傑作でした。なかなか難しいものですね。写真を見ると、兄弟でフォームがよく似ていますね。
今回宿泊したホテルは「ホテルグリーンプラザ白馬」です。ゲレンデはホテル(裏)に広がっており、しかも放射線状の配置なのでとても便利でした。
建物はヨーロッパのハーフ・チンバー風の美しい建物です。もちろん、本物のハーフ・チンバーではなく、木に相当する部分にはかなりプラスチックも使われていたようですが、赤い屋根も色鮮やかで、写真映えのする建物ですね。上の写真のゲレンデは、最後、ホテルに向かって落ちていくような感じになっており、このスキー場の見どころの一つだと思います。
土曜日の夜にあったホワイト・デー花火大会は、専門の花火業者が打ち上げるのではなく、何とパトロール隊の隊長さんが自ら打ち上げるというものでした。トータルで10発ちょっという超短時間の花火大会でしたが、女性にはクッキーのプレゼントがあったり、ご愛敬ということで良かったと思います。
子供たちとの家族スキーは琵琶湖バレー、函館山、北海道(キロロ)に続いて4回目でした。その間、子供たちをスクールに入れたのは函館山のみでした。それ以外はあまり教えることなく、見よう見まねで滑っているのですが、いつの間にか、初級~中級手前くらいのゲレンデであれば、そう怖がることなく滑れるようになりました。でも、基礎はきちんと身につけるべきなんでしょうね。私自身は横滑りを多用するクセが抜けず、このままでは上手くなる可能性はゼロです(汗)。
昨年の北海道スキーは、飛行機利用・ホテル宿泊2日間ということもあってツアー料金だけでウン十万円かかりましたが、今回はバス利用・ホテル宿泊1日でツアー料金はほぼ半額でした。北海道のパウダー・スノーは魅力的ではありますが、晴れさえすれば、信州でも十分かなと思いました。今回、空いていて滑りたい放題だったのも好印象につながっていますね。