ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

浦邸(西宮市、吉阪隆正)

2013-06-30 23:37:07 | 近代建築

最近、探訪の対象を近代建築からモダニズム建築にまで広げており、村野藤吾作品なども以前より意識して見ています。で、今回は、吉阪隆正設計の浦邸(西宮市、1956年)です。吉阪作品は関西には殆どなく、その中で浦邸は珍しい存在と言えます。
以前からDOCOMOMO100選にも選定されている浦邸の存在と大体の場所は知っていたものの、訪れたのは今回が初めてでした。

阪急夙川駅から徒歩10分、浦邸が見えてきました。似た建物が2棟並んでいますが、奥(左)が浦邸で、手前はそれを手本にして作られた(?)保育園だそうです。似てはいるのですが、やはり本家の方が圧倒的な完成度と存在感です。

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外壁の煉瓦が凄いインパクトあり。
煉瓦の大きさや配置に微妙な変化をつけてあるのも素晴らしいです。

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この時期は前面道路の樹木が生い茂り、写真的にはちと厳しいです。
さりげなく、こんなオブジェがくっついているのもアクセントになっています。

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青空、縦長窓部のイエロー、大きく張り出した庇や煉瓦が作り出す陰影がこのうえなく美しいです。

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構造的にはRC造の柱で全体が持ち上げられており、下部がピロティになっています。軽快にして落ち着きあり。

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下面を覗くと構造がよく分かります。
隣地との間の壁にもカラフルなオブジェが。

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北面の窓にもブルーとイエロー。

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これが表札ですかね。
でかくて豪快です。

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浦邸、実に素晴らしい建築でした。
本などで見ると、内部も素晴らしく、一度でいいから拝見したいものですね。


本町ビルディング再訪、今井兼次の屋上オブジェ再び

2013-06-29 18:52:10 | 近代建築

良い天気となった土曜日の朝、今井兼次の屋上オブジェ写真撮り直しを誓っていた本町ビルディングを再訪してきました。予想通り、曇りの日に撮った前回とはフェニックス・モザイクの美しさが全然違いました。色合い、形状、質感、凹凸、陰影・・・・まさにガウディで、どれもが素晴らしいです。

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今回、これで満足の写真は撮れました。
ですが、こうなると、今度は向かい側のビルの窓または屋上から「糸車の幻想モザイク」全景(多摩美術大学美術館のページより)を収めた写真を撮りたくなってきました(汗)。何とかそのチャンスがないものかなあ。。。


最近のMy読書考-2

2013-06-23 22:29:03 | 本と雑誌

本を選ぶ際、書店で書棚を眺めたり手に取ってパラパラめくることが多いですが、新聞や雑誌の書評、広告などもかなり参考にします。そして、仕事で使っている手帳の一番後ろに、読もうと思っている本や新聞や雑誌などで知ってマークした本を常に50冊以上リストアップしています。このリストには映画なども含んでいます。リストはどんどん増えるので、すべてを読了することはできません。ですが、リストアップしてメモすることで、その時点での関心事を再確認したりが可能です。

私のような年間70冊読了は量的に微々たるもので、世の中に多数おられる読書の達人と比べると、数量共にその凄さにクラクラしますが、 人は人、自分は自分です。私は趣味系というか自分が関心を持った本しか読んでおらず、政治/経営/経済/金融/社会/法律/宗教/哲学/伝記/詩歌といったジャンルは殆ど未読で、これは少し改めたいなと思います。ただ、近年は新書をかなり読んではいます。新書にも色々ありますが、実用・歴史・教養・教育・生き方・情報・自然・技術などかなりバラエティに富んでおり、とても面白いです。

先に書いた読書ノートには、読後に書名・著者名・評価(点数)、簡単な感想、印象に残った箇所などをざーっと走り書きすると共に、裏表紙などの内容紹介文(時々、目次も)や帯などのコピーを市販のノートにベタベタ貼り付けています。貴重な自分のデータベース(究極のアナログDB)ですね。また、アナログだけにコピーしたモノもまちまちなのがとても面白く、その本を読んだ時の記憶がより深まるような気もします。

読書ノートは例えばこんな感じです。

 

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Dokusyonote2

ブログを始めた頃は書評というか本の感想をどんどんアップしようと考えていたのですが、他にやりたいこと/やるべきことが多数あってとてもそれだけの時間が確保できず、読書ノートへのメモと毎年のマイベスト本選び(例えば2012年分)で精一杯の状態です。
そうそう、最近、書評ゲームともいうべき”ビブリオバトル”がブームになっているみたいですね。新書で知りました。一度どんな感じか見てみたいものです。

なお、近代建築探訪などに費やしている時間を減らさない限り、読書量の大幅増加は無いかと思われます(汗)。


喫茶店 亜珈(徳山、周南市)

2013-06-23 11:42:58 | レトロ喫茶、純喫茶

先週の金曜日は久々の出張(日帰り)で、山口県周南市にある関係会社の工場に行ってきました。電車は新大阪6時50分発の「さくら」で、1列2席×2のシートはゆったりとしていて乗り心地・座り心地は良かったです。

JR徳山駅での待ち合わせ時間までに30分以上あったので、駅前の喫茶店「亜珈」で珈琲を飲むことに。ここは以前にも1、2回入ってレトロな感じだったことは覚えていたものの、その時はお客さんがいっぱいで写真は撮っていませんでした。

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記憶通り、レトロでシックな雰囲気です。ほの暗さも良し。

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お店の方に戦艦・大和の模型が置いてあることを教えてもらいました。
こちらの写真を撮るお客さんが多いそうな。

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史上最大の主砲である18インチ(46cm)3連装砲が見えていますね。昔、我が家にも「大和」のプラモデルがありました。姉妹艦である「武蔵」の方だったかもしれませんけれど。

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照明やステンドグラスのスタンド、荒々しい壁もいい感じです。

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ここでお店を開かれて30数年とのとでした。
椅子のシートも年季が入っています。

大和の模型に出合ったりもあり、珈琲を飲みながらなかなか有意義な30分を過ごしました。


最近のMy読書考、上半期を振り返る

2013-06-22 09:00:01 | ベストもの

今年もまもなく半年が経過します。

642_2手元の読書メモ(ノート)をパラパラめくりながら2013年の上半期を振り返ると、年明け最初の読了本は待望久しい横山秀夫の「64」(熱い熱い傑作!)で、1/1から6/20現在までに、 

  小説  :22冊 

  新書  :12冊 

  その他: 4冊
 

の計38冊を読了しました。

6月はまだ1週間ありますが、月平均は6.5冊で例年と比較してやや多めか。<o:p></o:p> 但し、5月:10冊、6月もこれまでに8冊とここへ来てペースが上がっています。

読書時間の殆どは月~金の通勤の電車(計4本を乗り継ぎます)の中+昼休みです。車内で寝ている時間などを除いて全てを読書にあてると、

  地下鉄①:約3分×2 

  地下鉄②:約3分×2 

  京阪     :15分(朝)+30分(夕) 

  近鉄     :約10分×2 

  昼休み   :約30分
 

と、max.で107分/日となりました。おー、結構な時間になりますね。時々1日で読み終える本があるのですが(not速読)、なるほどね。もちろん、毎日これだけの時間を読書にあてているのではありません。平均すると、実質はこの半分くらいでしょうか。それでも本を読まない日はないので、これを毎日続けていると私的にはかなりの読書量となります。そして、年々、読了本の数は少しずつ増えています。<o:p></o:p>

読み終えた後は、読書ノートに自分なりの点数をつけたり感想メモ を書いたりしています。70点が一応の合格ラインで、その基準は、面白かった/感動した/読む価値があった/読んで良かった/参考になったと感じたかどうかです。で、ここ数年は読了本の殆どがこれをクリアしています。上半期の場合、明らかに70点の合格ラインを下回ったのは全38冊中、何とたったの2冊でした。 よっぽど自分に合わなかったりしない限り、基本的にその本の良さを探す/評価しようとする姿勢があるかとは思います。 そして、多くの本を読んでいる内に、書店(リアル/バーチャル)で自分にとっての面白本を見つけるセンスというか勘が自然についているのかもしれません。また、読むスピード数や集中力もアップしているようで、これらには数多く読むことが大きいみたいです。すなわち、 量の効果・効力がかなりあるのかなと思います。

読書についての考察は次回にもう少し書くとして、今年読了した小説で良かったものを「64」以外でざっとピックアップしてみました。最終的に年末のベスト本選びでどうなるかは分かりませんが、これらは上位入選の有力候補です。新作と(超)旧作が混じっていますが、これはいつも通りです。

Ginkan2 Tetsuno2 Makuga2
Sentomeri2 Soccer2 Sentou2
Soutou2 Sakuri2