美章園温泉、最後の見学会報告の続きです。
ディーテール写真もアップします。濃淡の縞模様になるように貼ったスクラッチタイルの外観はユニークですね。
私、２Ｆにダンスホールがあることを知りませんでした。２Ｆはほぼ真っ白で明るく開放的でした。ワンポイント的なカラータイルは後からのものでしょうか。天井梁持ち送り部の装飾も華麗で美しいです。
そして、ダンスホールのある２階へ上がる階段と土間部の壁に貼られたモザイクタイルの美しく可愛らしいこと！あまりの可愛らしさに頬をすりすりされている方もおられました(^_^)。
今日の午後、解体を予定されている阿倍野区の「美章園温泉」最後の見学会（建物解体前の内部公開）に行って来ました。
この見学会は、建築設計事務所「建築設計室Ｍｏｒｉｚｏ-」の主宰者であり「銭湯文化サポーター’Ｓ」の事務局をされている内田利恵子さんのブログ”もりもりＭｏｒｉｚｏ－”で案内されたものです。→私は建築探訪仲間から教えてもらいました。
写真などは少しずつアップしたいと思いますが、脱衣場の洋風の大空間にまずビックリ！天井はとても高く、梁や持ち送りには美しい装飾が施されかなり本格的です。点灯はされていなかったのですが、照明（木製シャンデリア？）は基部の装飾も含めて素晴らしい佇まいでした。脱衣場では私の視線はかなり上にいってましたね。浴室の方はやや現代的ですが、様々なタイルが色といい形といい見事。入り口付近にある噴水が印象的でした。
かつて外観の写真は撮ったことがあるのですが、内部がこれほど豊饒の空間とは知りませんでした。雑誌や写真集は持っているので、知らなかったというよりは意識していなかったというのが正しいのですが。現役の時の風情は更に素晴らしかったのでしょうね。失うことになって初めて気づく貴重な空間とこれまでの歴史・・・。入っておくべきだったなあ。。。
解体は残念ですが、最後にこのような見学会を開催して頂けたことはとても意義があると思います。多くの人々の記憶に、そしてホームページやブログなどにも記録として残りますからね。今回見学会の責任者である内田さん、会場準備などを担当された福田さん（地元でお店をされているそうです）はじめ、サポーターの方々に感謝したいと思います。
◎参考ブログ：
のりみさんの”のりみ通信”
----今回、初めてお目にかかりました。これは嬉しかったですね！
ぷにょさんの”まちかど逍遙”
----今日の見学会はぷにょさんから教えて頂きました。
ありがとうございました！
autumnさんの”流れ星喫茶”（2008-2-26追加）
----autumnさんとも初めてお目にかかりました。同好の士の
集いのような感じで楽しかったですね！
※以下、その２に続く（予定）
１月の例会で取材を受けた（正しくは取材に来ていただいた）ランニング雑誌「クリール」の４月号が発売されました。
その「編集長のランニングクラブ訪問」にうちのクラブ・ロードアスリートが見開き２ページで紹介されています。
果たしてどんな記事になるのか多少不安もありましたが、樋口さん、さすがでした。うちの魅力を深い考察で、ｂｕｔとても分かりやすい言葉で書いて頂けました。そうか、ロードって他の人が見ても素晴らしいんやな。嬉しいったらありゃしない。写真もてんこ盛りで、みんな楽しそうです。樋口さんも良い方でした。
ランニングの内容がちょっと少な目で、ランニング雑誌のクラブ紹介コーナーとしては異色かもです。ですが、各自がそれぞれのペースで色んなことを楽しむこと、強制力や束縛力は殆ど無いけれど、必要なときには驚異的な団結力と抜群のパフォーマンスを見せるのがうちのチームの特徴なので、それで良いのかもしれませんね。ちなみにサブスリーランナーも５０名中８名ほどそろえておりますよ。ただ、最近は全体に記録が低迷中なのですが。
ランナーの方はぜひ買って読んでくださいね。そうでない方も立ち読みか図書館でお読みください。それと、入会希望の方、どんな雰囲気のクラブなんやろかと興味を持たれた方は例会への体験参加でも結構ですので、ぜひご連絡下さい。
今年も港区海岸通にある近代建築・天満屋ビルの２階「お茶と雑貨のハaハaハa」さんで「まちかどの近代建築写真展」を開催します。昨年の記事はこちら
今年の要項は、小道さんのブログ”喫茶店で瞑想して、 銭湯で元気になる”の記事をそのままコピーさせて頂きました。小道さん、悪しからずご了承下さい。
****************************************************************************
「まちかどの近代建築写真展 ＩＮ 大阪Ⅲ」（第１２回）
●全国の煉瓦建築 「海岸通建物語３」関連企画
会期：２００８年３月１５日（土）～４月１９日（土）
３月１５日は１４時から／４月１９日（土）は１４時まで
会場：天満屋ビル2階「お茶と雑貨のハaハaハa」
大阪市港区海岸通1-5-28 東展示室
時間：7:30～18：00 土・祝は11:00～18:00（定休日：水曜、日曜）
主催：お茶と雑貨のハaハaハa
企画：まちかどの近代建築写真展実行委員会
協力：近代建築探訪メーリングリスト
ハaハaハaでは三度目の開催となります。
今回は全国の煉瓦建築の展示となります。
是非、ご覧ください。
****************************************************************************
私は「近代建築探訪メーリングリスト」メンバーで、まちかどの近代建築写真展実行委員会にも名前が入っていたはず・・・です。今年のメインテーマは全国の煉瓦建築ですが、実際にどのような展示になるかはまだ定かではありません。ただ今、主力メンバーが内容を鋭意検討中です。でも毎年、圧倒的な写真の枚数で勝負しているユニークな写真展ですので、楽しんで頂けると思います。今年は私が撮った写真が展示されるかどうかも不明ですが、ぜひお越し下さいませ。初日には私も設営に参加する予定です。
※写真は、「天満屋ビル＆ハａハａハａ」という記事で使ったものと同じです。
病院建築を見た後はレンガアパートを目指しました。
鷹匠町にあることは分かっていたのですが、以前探訪した際は時間切れということもあって見付けられなかったものです。今回もかなりウロウロしたのですが、庭先で植木の手入れをされていた初老の男性に尋ねたところ、「ああ、それならすぐそこですわ」と教えて下さいました。そして歩くこと数分で発見。おおーっ！これか！！Ｋ邸を見たときも絶句したのですが、ここもインパクトが凄いです。でも、解体されつつあるようで侘びしさが漂っています。
このレンガアパートは旧紀陽織布の社宅で、何と竣工は大正９年頃とのことです。元々一階が煉瓦造、二階が木造なのですが、既に多くの二階部分が解体されて現在は南端の一棟のみ二階部分が残っていました。しかし、ここも住んでおられないようです。ちょうど向かいの土地が原っぱになっていたので、ほぼ全貌も写真におさめることができましたが、現役のときの姿を見たかったなあ。。。それと、この日は天気が悪くて日射しが全く無く、写真でレンガの美しい色を再現できなかったことが惜しまれます。
今回、裏手の高台が分譲予定地として整地されており、このアパートの一階煉瓦造部分を上から見ることができました。レンガの積み方や構造を確認することができるし、これは珍しいですね。但し、分譲予定地なので原則立ち入り禁止ですし、レンガアパート側には柵などが無く転落のおそれがあります。自己責任で十分にご注意下さい。
このアパートのことは「わかやまワクワク探検隊 明治・大正・昭和たてもの物語」という本で知りました。この本は和歌山市で建築事務所を主宰されている中西重裕さんの著書で、ホームページから連絡すれば入手可能と思われます。Ｋ邸のこともこの本で詳しく紹介されています。
～本の帯より～
知ってた？
こんなにある和歌山の魅力的な建物。
「あっ、この建物なんだか魅力的だな。」
誰でも一つくらいは持っている疑問、
そんな建物を集めた散歩の友に最適の一冊！！
