ひろの東本西走!?

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東洋+西洋=伊東忠太 よみがえった西本願寺「伝道院」展

2012-06-30 21:42:05 | 近代建築

Dendouin1_5 今日、雨の中を大阪くらしの今昔館で開催されている「東洋+西洋=伊東忠太―よみがえった西本願寺・伝道院―」展に行ってきました。

展示内容はリンク先および概要の通りです。
~左の写真はホームページより~

<展示概要> 
 図面、模型、写真、実物資料、解説パネル等で建築作品を紹介
  ・西本願寺伝道院(明治45年・1912)京都市
  ・可睡斎護国塔(明治44年・1911)静岡県
                        袋井市
  ・祇園閣(昭和2年・1927)京都市
  ・築地本願寺(昭和9年・1934)東京都

伝道院は大昔に1、2度外観写真を撮っただけだと思います。今回の伝道院展は私は全体的になかなか素晴らしい展示だと思いました。写真は大きめで美しかったですし、模型なども良かったです。忠太の怪獣?珍獣?は、いつ見ても面白いですね。下の写真は山崎の「聴竹居」(藤井厚二)にある怪獣像で、今回、この像が出張してきていました。

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会場の一画で上映されている修復工事のビデオ(写真のスライドショー的な映像も多いですが)もぜひご覧ください(うっかりしていると、見過ごしてしまいがちです)。会場はそう広くないものの、じっくり見るには1時間ではちょっと厳しいかもしれません。


ロイヤル・フランダース・フィル in ザ・シンフォニーホール

2012-06-23 21:23:08 | 音楽

2012_0616_2 このところ公私共にめちゃくちゃ忙しく(プライベートでは自宅マンションリフォーム準備など)、ブログ更新が10日に1回くらいになっています。

が、そんな中、数ヶ月前にチケットを購入していたベルギーのオケ「ロイヤル・フランダース・フィル」の大阪公演に行ってきました。クラシックコンサートは2月の「外山啓介&辻本玲 ドラマティック・コンチェルト!」以来です。

今回のプログラムは、

 指揮:エド・デ・ワールト
 チェロ:ポール・ワトキンス

 1.エルガー:チェロ協奏曲
 2.マーラー:交響曲第一番
         「巨人」

チェロは当初予定のマリー=エリザベート・ヘッカーさんが健康上の理由により来日中止となったため、代演でポール・ワトキンス氏になりました。美人チェリストを見ることができずにちと残念。

エルガーのチェロ協奏曲はCD等でも聴いたことがなく(未所有)、マーラーの「巨人」もコンサートでは初めてです。今回、予習用に聴いたCDは下記の2枚。

   エルガー:ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
         ジョン・バルビローリ指揮
         ロンドン交響楽団
   マーラー:レナード・バーンスタイン指揮
         アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

共に名盤と言われていますが、会社の昼休みや就寝時にディスクマン&イヤホンで聴いただけだったこともあって、実演での音の響き・深み、情報量(音色・ダイナミックレンジ、視覚面の情報も)、迫力などが素晴らしく、感銘度も遙かに上でした。やはりコンサートに行かねば!

ワトキンス氏は急な代演となったようでしたが、キャリアは十分で、演奏ぶりも余裕たっぷり。表情は終始にこやかだったものの、ここぞという箇所の直前の、かっと身体をふるわせる感じが印象的でした。チェロの音色もよく響いて良かったと思います。ただ、こちらの予習不足でメロディがまだ頭に入りきっていなかったこともあり、どの楽章が良かったか等は評価できずでした。

アンコールは、バッハの無伴奏チェロ組曲 第一番「プレリュード」。

休憩後のマーラーは約100名のメンバーが登場。当日のオケの配置と人数は概略で下記のような感じでした。今回の席は2Fの最前列中央寄り(AA-34)で、若干距離感はありますが、オケの様子はよくわかりますし、実演でしか聞こえない音(見て確認して初めてわかる音)も多数あり、全く眠くなったりすることはなく最後まで集中して聴くことができました。

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第1楽章では最初、トランペットの3人がバックステージで演奏され(遠くに聞こえるかすかな音色良し)、その後静かに入場。美しい楽章でした。トランペットのトップの方は全曲を通じて終始良かったと思います。

CDの予習では最初、映画などでも使われた第3楽章に親しみを感じていましたが、聴きこむうちに第4楽章をはじめとして他の楽章の良さにも気づき、次第に第3楽章はそれほどでもないか・・・と評価するようになっていました。しかし、この日のコンサートでは、第3楽章冒頭のひそやかなティンパニー(ソロ)&コントラバス(トップ)→ファゴット(トップ)→チェロ→オーボエ(ここで一気に存在感を増す)、クラリネット・・・という音のやりとり、受け渡しが非常に素晴らしく、結局この日は第3楽章が最も印象に残りました。

そして第4楽章へ突入。この楽章も素晴らしかったです。金管群の咆哮も終始迫力がありましたが、ここでは2人のティンパニーが凄かったです。向かい合わせでの演奏があったり、実によく揃っていましたし、音の大きさ・響きも申し分なし。終演後、トップの方がサブの若い方(?)をたたえてねぎらっておられた様なのも微笑ましかったです。

第4楽章では弦が奏でる第5番のアダージェット(?)と似たメロディが美しいのですが、ヴァイオリンの低音での総奏もよく響く素晴らしい音色だったと思います。

テンポは緩急はあったと思いますが、おおむね中庸だったのでしょうか。過剰な性急さや重々しさはなく、聴きやすい演奏だったと思います。終盤、ホルン(8)+トロンボーン(1)+トランペット(1)の10名が立ち上がっての演奏は見た目にも迫力があって良し。最後もガーッと盛り上げてビシッと決まり、全体的に大熱演でした。

演奏中は殆どオケメンバーの方を見ていたこともあって、エド・デ・ワールト氏の指揮ぶりはあまり印象に残っていません。その点も考え合わすと、過度に大げさな動きなどのない地味で丁寧な指揮だったのかと思います。ただし、紡ぎだされた音は素晴らしく、よく統率されていると感じました。マーラーの演奏後、コントラバスのトップを2回特に讃えられましたが、個人的にはティンパニーの2人(トップの方はこの日終始、キビキビと音も大きく見事)、トランペット・クラリネット・オーボエのトップにも特に拍手を送りたかったです。移動の時間があったため?あるいはマーラーの熱演での疲労度が大きいためかアンコールはなし。熱心に続く大きな拍手の中をコンサート・ミストレルの手を取って退場するスタイルとなり、ステージの半ばまで歩いてお開きの指示を出された模様でした。

この日のコンサートはお客さんが少なかったようで(6割くらいの入り?)、熱演に対する拍手も大きかったものの、ホール中を埋め尽くす熱気といったような感じに欠けたのが惜しまれます。もっとも、聴衆が少なかった分、音はよく響いていたような気もしましたけれど(笑)。満員の聴衆による熱烈大拍手が起こり、指揮者も熱演の奏者をもっと讃えてくえたら、より印象的な1日になったと思います。例えば、以前聴いたコンサートの中では「京都市交響楽団・大阪特別公演 リスト&マーラー 下野竜也」のときのように。このあたりは素人クラシックファンの願望に近いのですが(汗)。

今回、マーラーの第一番は実演を聴いてかなり印象に残ったので、いずれまた別のコンサートでも聴いてみたいものです。

◎参考ブログ

   れぽれろさんの”れぽれろのブログ”
   東条硯夫さんの”東条硯夫のコンサート日記”
   ぶらあぼさんのBravo! オペラ & クラシック音楽
   
榊原康祐さんの”音楽と落語”

   


カトリック桂教会

2012-06-16 09:43:40 | 近代建築

6月度「関西 洋風建築めぐり」講座の見学先は「カトリック桂教会」でした。

設計  :ジョージ・ナカシマ(家具デザイナー・建築家)
建築年:1965年

当日は曇天で外観写真には冴えがなかったため、外観についてのみ以前に撮ったものをアップしました。青空にすっくと立つ十字架と建物が美しいです。

既に講座&ブログ仲間が記事をアップされていますので、詳細な説明・感想はそちらをご覧いただくとして(お三方ヨロシク~)、私は印象に残った写真のアップのみにします(笑)。

◎参考ブログ
    ぷにょさんの”まちかど逍遙
    mayumamaさんの”m's diary"
    yumeさんの”-yume-cafe-(京都ひとり歩き)

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週末カフェ PAPYRUS

2012-06-06 22:50:32 | 食・レシピ

先日、実家(堺・諏訪森)へ庭の植木の剪定を手伝いに行った際、お昼に徒歩数分の近所にある「週末カフェ PAPYRUS」さんでランチを頂きました。

こちらはお母さんと娘さんが共にデザイナーで(染色デザインとテキスタイルデザインでしたっけ?)、自宅にサンルーム的なお部屋を増築されて、そこでスクールなどをしながら週末カフェをしておられます。

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実に趣のある門扉、美しく書かれたメニューの黒板。ええ感じです。

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樹木と赤や緑でカラーリングされた木の外壁の取り合わせも絶妙です。

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お店の中に入ると・・・ほぉーっ。。。

明るい店内はデザインと楽しさにあふれています。
テーブルやイスも色んな材質・デザインのものが使われていますね。
左側のテーブルの天板は無垢材の一枚板のようです。

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窓際の席もいいですね。

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アート作品がいっぱいです。

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で、食事です。
母と私は共に一皿30品目というワンプレートランチ(「PAPYRUS」ランチ)をオーダーしました。この日は、スープ、豚の角煮+春野菜+おにぎりなどのプレート、フルーツで¥1,100です。ヘルシーですし、色合い良し・お味良し!
私はもう少しボリュームが欲しかったかなとも思いましたが、女性にはちょうど良いくらいでしょうね。

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一番新しい飾り付けの(?)モビールです。
これから始まる露のシーズンにぴったり!

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これらはクラフト教室(?)で作る作品だそうです。
デザイン性豊かでお洒落ですね。

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人形はとても軽く、バルサ材で作られるとのこと。

お料理も美味しく、アート&クラフトで一杯の「PAPYRUS」さん、
存分に楽しませて頂きました。

諏訪森には、お屋敷再生複合施設「遊」&カフェ「らるご」もありますし(記事はこちらこちら)、どちらにもまた行こうっと!