ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

バルセロナ・パリ・ブリュッセル旅行記(第4日目-1) サン・パウ病院

2013-01-29 22:46:22 | バルセロナ・パリ・ブリュッセル旅行記

バルセロナ・パリ・ブリュッセル旅行記、ようやく4日目です。
モデルニスモ建築でまだ大物が残っていました。これも世界遺産で、カタルーニャ音楽堂と同じくドメネク・イ・モンタネールが設計したサン・パウ病院です。カタルーニャ音楽堂の記事はこちらこちら

広大な敷地の中に数多くの美しい建物が配置されており、すべてモンタネールと息子の作品だそうです。ただ、この日は時折雨がぱらつくあいにくの天気で、写真の色が冴えないのがめちゃくちゃ残念です。また、一部は修復工事中のため、無料で自由に見学できるエリアは全体の1/3程度に限定されています。それもあって同じ建物の写真が多いこと、ご容赦ください。

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ほんの時たま薄日が射したときの写真はわずかに2、3枚しかなく、下の写真は貴重な貴重な1枚です。

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サン・パウ病院はサグラダ・ファミリアから徒歩20分くらいのところにあるのですが、訪れる人は少なく、静かな静かな敷地内をゆったりと巡ることができました。現役の病院だけに(古い建物の横に新しい病棟などは建てられていましたが)、あまり観光客が訪れることは好ましくなく、一般の観光ルートからは外れているのだと思います。それだけにわざわざ訪れて素晴らしい建物と景観を目にすることができて良かったです。これで天気が良ければ最高だったのですが、なかなか難しいものですね。もし、青空が確約されていて、修復工事が終わって敷地内をくまなく歩けるのであれば(笑)、ぜひ再訪したい素晴らしい場所でした。

個人的にはガウディの独創性には驚嘆するものの、純粋な建築デザインとしてはややおとなし目のモンタネールの方が好みかなあ。まあ、両者はタイプが異なった凄い建築家と言えます。

ペースアップを宣言した旅行記ですが、早くも修正か(汗)。

※サン・パウ病院の美しい写真は、例えばこちらなどをご覧ください。


バルセロナ・パリ・ブリュッセル旅行記(第3日目-6) セテ・ポルタス

2013-01-27 20:49:27 | バルセロナ・パリ・ブリュッセル旅行記

年末年始をはさんで2ケ月近く中断してしまった秋の「バルセロナ・パリ・ブリュッセル旅行記」の続きです。ブログ記事はまだ3日目の途中でした(汗)。記事アップも写真中心でスピードを上げ、何とか2月にはけりをつけたいと思います。思うだけで実践は伴わないかもですが(笑)。

モンセラート観光後、デパート地下の大きなスーパーでしばしお菓子などの買い物をした後、夕食はガイドブックで調べてあった「セテ・ポルタス(7Portes)」に行くことにしました。1836年創業の由緒あるカタルーニャ料理レストランとのことです。買い物にちょっと時間をかけすぎて、最寄駅に降り立ったときにはすでにあたりは暗く、地図を読み間違えたりして店を探すのに30分近くかかったでしょうか。ようやくレトロそうな店を発見。

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窓から見える照明がいい感じで、店内にも期待が持てます。
店内だけでなくアーケード(テラス)にもテーブルがセットされています。

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正面に回るとかなりの行列ができていましたが、今から他のお店を探すのも大変ですし有名なお店なので名前を言って並ぶことにしました。お姉さんに名前を告げ、日本の名前がきちんと伝わるかなと思ってスペルを言ったら、「OK!Good!」と褒めてもらいました(笑)。

予約を入れているお客さん、飛び込みのお客さんと多くの方が次から次へと来られます。並ぶのもまあ思い出になるかと考えて雰囲気を楽しむことにしました。我々の前に並んでいた2組のカップルが知人同士と思っていたら、何と並んでいるうちに会話が弾んで友達みたいに見えていただけだったりも面白かったです。

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時々名前が書かれた紙を覗き込みながら待つこと約50分。
「Inside? Outside?」「Inside,please!」ということで、テラス席ではなく希望通り店内の席に案内してもらいました。

木の味わいを生かした天井(梁)と柱、白と黒のチェックの床、赤い布製の傘がついた照明・・・レトロ感とデザイン性がセンス良くミックスされた期待通りのインテリアです。

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注文した料理は、前菜のプレート(5種類くらい。なかなか美味)、ご存じパエーリャ(パエージャ)、ステーキ、サラダなどでした。

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傑作だったのは、ビールを頼んだつもりが、出てきたのはシャンパンだったことです。これはどうも私のミスだった模様です。

広げられたスペイン語のドリンクメニューのあるところを指さして、
  私「Is  this beer?」
  ウェイター氏(カタルニャ語で?)「◎〇*△▲〇@▼・・・」
実は「いいえ、これはシャンパンです」と言ったらしいのを、私が勝手に
「はい、ビールです」と言われたと思い込み、「1(One)」と言ったら、
シャンパンが1本出てきたのでした。

シャンパンを頼んだつもりはなかったのでクレームをつけたら、ウェイター氏が先ほどのメニューを持ってきて、「あなたはこれと指さされましたよね?」と指摘。私「Yes.But,sorry. I wanted to have beer.」と素直に謝って言ったら、上司の方(? ソムリエの方?)が笑って「No problem.」と笑ってシャンパンを下げてくれました。結局、ビールのオーダーは通ったのかなと心配していたら、ちゃーんと来ました(笑)。電訳機を持って行って単語くらいはサッと調べることができるようにしておくべきでしたね(汗)。

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パエーリャは鉄板に乗せられてテーブル近くまで運ばれてきたものを見せてくれ、こちらが確認してから皿に取り分けてくれました。黒っぽいのはイカ墨が入っていたのでしょうか。魚貝類は思っていたよりも少なめでしたが、さすがは本場、香ばしくてとてもおいしかったです。

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ステーキも肉が柔らく美味しく頂きました。

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「セテ・ポルタス」。店の雰囲気良し、料理良し、小さな注文トラブルはありましたがホスピタリティ良しで、結果的に今回の旅行で一番おいしく満足した夕食となりました。

満腹になってホテルに帰ってきたのは0時近かったと思います。
実はブログには書いていませんが、今回の旅行で最大のアクシデントが2つも重なった長~い長~い1日がこうして終わったのでした。


2012年に観た映画

2013-01-22 21:09:33 | ベストもの

2012年に観た映画で印象に残った作品の一覧です。

映画館で観た本数の推移は下記の通りで、今年は昨年より5本減の3本となりました。そんなに少なかったかなあ。やっぱり昨年は何やかやで忙しかったからですかね。なお、3本とも夫婦割引で妻と観たものです。

 2001年:1本(「千と千尋の神隠し」)
 2002年:3本(「ピンポン」「スパイ・ゲーム」「タイム・マシン」)
 2003年:2本(「戦場のピアニスト」「マトリックス・リローデッド」)
 2004年:2本(「ロード・オブ・ザ・リング王の帰還」「ハウルの動く城」)
 2005年:3本(「ミリオンダラー・ベイビー」「オペラ座の怪人」
          「ALWAYS 三丁目の夕日」)
 2006年:5本(「博士の愛した数式」「ナルニア国物語 第一章」
          「ダ・ヴィンチ・コード」「ゲド戦記」「フラ・ガール」)
 2007年:4本(「ブラック・ブック」「武士の一分」「バッテリー」
          「ALWAYS 続・三丁目の夕日」)
 2008年:4本(「クライマーズ・ハイ」「北辰斜にさすところ」
          「容疑者Xの献身」「マイ・ブルーベリー・ナイツ」)
 2009年:7本(「スラムドッグ$ミリオネア」「レッドクリフPartⅠ」
          「レッドクリフPart2」「グラン・トリノ」
          「劔岳 点の記」「ディア・ドクター」「沈まぬ太陽」)
 2010年:7本(「のだめカンタービレ 最終楽章 前編&後編」
          「アバター」「インセプション」「風が強く吹いている」
          「ボックス!」「武士の家計簿」)
 2011年:8本(「大脱走」「鉄道員」「ソーシャル・ネットワーク」
          「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」
          「海炭市叙景」「阪急電車」「ミケランジェロの暗号」
          「奇跡」)
 2012年:3本(「レ・ミゼラブル」「アルゴ」「エドガー」)

****以下のリストでは、新作と旧作が混在しています。*印は邦画。

自己採点の目安----★:20点 ☆:10点
同じ映画でも別の日に採点したら、1ランク上がったり下がったり
することはあると思いますが、2ランクの変化は無いでしょう。

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★★★★☆

 「レ・ミゼラブル」

    
    数々の名曲をひっさげて舞台での感動再び!
    映画ならではのクローズアップの迫力が見事で、
    アン・ハサウェイの歌唱力も素晴らしかったです。
    想いが報われないエポニーヌが可哀そうで。。。(涙)

    ゴールデン・グローブ賞の各賞を受賞
    (コメディ/ミュージカル部門作品賞、主演男優賞:
     ヒュー・ジャックマン、助演女優賞:アン・ハサウェイ)

 「ダークナイト」(DVD)
    

    悪役・ジョーカーのキャラの凄さ!
    正義の人が憎悪の人に変わる怖さ。

★★★★

 「アルゴ」 

    ゴールデン・グローブ賞の各賞を受賞
    (監督賞、ドラマ部門作品賞)      

 「ダークナイトライジング」」(DVD)

★★★☆

 「エドガー」
 「ターミナル」」(DVD)
*「プリンセス・トヨトミ」」(TV放映)
*「バブルへGO」」(DVD)


2012年マイベストBOOKS

2013-01-20 22:11:35 | ベストもの

2012年に読んだ本の(ほぼ)一覧です(新刊本と旧作が混在)。

読書メモの一部がどうしても見つからず、12月末のアップに間に合わなかったのですが、先日、自宅のとある段ボール箱の中からノートが出てきて何とか完成させることができました。2012年は自宅マンションリフォームやリフレッシュ休暇(海外旅行)などがあって例年よりも忙しく、ちょっと少なめの約60冊の本を読了。

無印は小説で、*印はノンフィクションや実用書的なものです。
----建築関係写真集などは基本的に除外。

自己採点の目安----★:20点☆:10点
同じ本でも別の日に採点したら、1ランク上がったり下がったりすることはあると思いますが、2ランクの変化は無いはずです。また、実際にはもう少し細かくランクを分けており、このリストでは同一ランク内でも差がありますが、細かいことは無視しています。

以下、★★★☆(70点)以上の(一応の)オススメ作のみ挙げてみました。
私の場合、面白ければジャンルは何でもOKです。基本的に少しでも面白い部分があれば、70点をつけるので、採点は甘めでしょう。

****以下の一覧にベスト9を示していますが、更に絞り込めば、下記の4冊が2012年のベスト本と言えます。

 「ほうき星(下)」 *(上)よりも(下)を高く評価
 「花宴」
 「動的平衡」
 「ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験」

山本一力さんの(私の中での)復活が嬉しく、講演会も聞いた福岡伸一さんの本は相変わらず素晴らしいです。

なお、年明け最初の読了本は、過去に「陰の季節」や「第三の時効」、「クライマーズ・ハイ」などの傑作群を排出した横山秀夫の待望久しい新作警察小説「64(ロクヨン)」でした。昨年のミステリー各賞を総なめにした話題作ですが、これは文句なしの傑作で、2013年度のMyベスト1の超有力候補です。

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Houkiboshi1 Hanautage1 Unmeinohito41
Nishiki1_4 Hunewoamu1 Doutekiheikou1
Ruriboshi1 Ucyuuhikoushi1_2 Purosesunikoso1_2

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★★★★☆(◎印:ベスト9)

◎ 「運命の人④」                     :山崎豊子
◎ 「錦」                              :宮尾登美子
◎ 「ほうき星(下)」                      :山本一力
◎ 「舟を編む」                        :三浦しをん
◎ 「花宴」                            :あさのあつこ

◎*「動的平衡」                      :福岡伸一
◎*「ルリボシカミキリの青」             :福岡伸一
◎*「ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験」    :大鐘良一、小原健右
◎*「プロセスにこそ価値がある」         :村山昇

★★★★

 「三十光年の星たち(下)」               :宮本輝
 「運命の人③」                        :山崎豊子
 「結婚写真」                          :中江有里
 「みをつくし料理帖 心星ひとつ」         :高田郁
 「ホームグラウンド」                    :はらだみずき
 「サッカーの神様をさがして」             :はらだみずき
 「ほうき星(上)」                         :山本一力
 「くじら組」                             :山本一力
 「一命」                               :滝口泰彦
 「按針塚の少年たち わんぱく天国」      :佐藤さとる
 「神去なあなあ日常」                   :三浦しをん
 「世界でいちばん長い写真」             :誉田哲也
 「ビブリア古書堂の事件手帖2                    :三上延
         ~栞子さんと謎めく日常~」      
 「つぶやき岩の秘密」                  :新田次郎

*「さよなら!僕らのソニー」             :立石泰則
*「スポーツのできる子どもは勉強もできる」:深代千之、長田渚左
*「小澤征爾さんと音楽について話をする」 :小澤征爾×村上春樹
*「10代の本棚-こんな本に出会いたい」 :あさのあつこ編著
*「いいビルの写真集 west」             :ビルマニアカフェ
*「京都レトロ散歩」                    :ナカムラユキ
*「一生食べられる働き方」             :村上憲郎
*「評伝 今西錦司」                   :本田靖晴
*「重力とは何か アインシュタインから        :大栗博司
        超弦理論へ 宇宙の謎に迫る」

★★★☆

 「運命の人①」                    :山崎豊子
 「運命の人②」                        :山崎豊子
 「星月夜」                             :伊集院静
 「盤上のアルファ」                      :塩田武士
 「ビブリア古書堂の事件手帖                       :三上延
      ~栞子さんと奇妙な客人たち~」    
 「峠越え」                              :羽太雄平
 「ガール」                              :奥田英朗
 「乾山晩愁」                            :葉室隣
 「女神のタクト」                          :塩田武士
 「まほろ駅多田便利軒」                  :三浦しをん
 「たとえば、すぐりとおれの恋」             :はらだみずき
 「オレたち花のバブル組」                :池井戸潤

*「わが子を「メシが食える大人」に育てる」   :高濱正伸
*「仕事力 2週間で「できる人」になる」       :齋藤孝
*「最高に贅沢なクラシック」               :許光俊
*「東海の鬼 花村元司伝」               :鈴木啓志
*「分かりやすい表現の技術             :藤沢晃治
   表現を正しく伝えるための16のルール」
*「いい家は「細部」で決まる」               :永江朗
*「10分あれば書店に行きなさい」          :齋藤孝
*「人は見た目が9割」                    :竹内一郎
*「転んでも海外!」                      :吉田友和
*「3日もあれば海外旅行」                :吉田友和
*「デザインセンスを身につける」            :ウジトモコ
*「将棋名人血風録-奇人・変人・超人」    :加藤一二三
*「直感力」                              :羽生善治

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その他

 「週末は家族」              :桂望実
 「マンボウ最後の家族旅行」      :北杜夫
 「プリズム」                  :百田尚樹
 「山のむこうは青い海だった」     :今江祥智
                                    など


純喫茶 コーヒールンバ

2013-01-12 00:24:16 | レトロ喫茶、純喫茶

びんみんさんのブログ「日常旅行日記」にアップされた記事を見て、久々に出かけた阿倍野区の丸山通界隈および天下茶屋周辺が今年の歩き始めとなりました。このあたりはこれまでにも何度か歩いてはいますが、見た記憶のない建物や情景がいくつかあり、それらの確認も兼ねて出かけたものです。びんみんさん、いつも参考にさせて頂き、ありがとうございます。

但し、今回アップしたのは、その道中で見かけた純喫茶「コーヒールンバ」です。阪堺電車(阪堺電気軌道)阪堺線の北天下茶屋駅の脇というか、駅と一体化したような珍しいロケーションにビックリ。

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プラットホーム側の入口です。大きさ的にこちらは裏口と言えるかもしれません。

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駅の裏手にあるこちらがお店としては正面のようです。

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レトロで味わいのある店名ロゴですね。
デザイン性とセンスを感じます。

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店内は思っていたよりはシンプルで、明るく軽やかな感じでした。
居心地がいいです。

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この日頂いたのは、レーズントースト・サラダ・コーヒーのセットでした。
こちらも素朴な味わいでした。

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照明の傘はユニークかな?

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お店の方に少し話を伺うと、(このスタイルになって?)30数年営業をされているとのことでした。雑誌やテレビで紹介されたこともあって、ときどき写真を撮らせてほしいというお客さんが来られるそうです。

店内から見た駅側の出入り口です。

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で、駅側から見るとこんな感じです。
店内を通り抜けるとそこは駅というのはやはり面白いです。

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タイミング良く、私の好きな形、カラーリングの電車がやってきました。
幸先良し!

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