ひろの東本西走!?

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シネ・ヌーヴォ 恋するミナミ、楽隊のうさぎ

2013-12-30 23:53:49 | 映画

この年末に2回、近所のミニシアター「シネ・ヌーヴォ」で「恋するミナミ」と「楽隊のうさぎ」を鑑賞しました。

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◎「恋するミナミ」

香港のファッション雑誌の美人編集者・シェリーンは会社の新しい方針に従い、嫌々ながら年末に大阪へ出張し、繁華街のミナミを取材。カメラマンが急遽同行できなくなり、彼女は現地通訳・ナオミの弟であるタツヤを雇うことに。だがミナミは、一年でもっとも忙しい時期。シェリーンは、アマチュア同然のタツヤと一緒にドタバタと取材を敢行。やがてふたりには恋愛感情が芽生えはじめるが、ある誤解でその恋の行き先は思いがけない方向へ転換されていく。

一方、 キャビンアテンダント をしながら、ソウルでセレクトショップを経営する女性・ソルア。洋服などを仕入れるため大阪を往復する彼女には、在日韓国人の恋人・シンスケがいる。家庭を持ち、コリアンタウンで韓流グッズ店を経営しているシンスケとは数年前、彼がソウルへ語学留学に来た際知り合った。シンスケが日本に帰ってからも、ふたりの恋は続いているが、これ以上、微妙な関係に耐えられないソルアはある決意をする。

それぞれの苦しい恋は果たしてどんな結末を迎えるのだろうか

◎「楽隊のうさぎ」

「授業が終わったら、早く家に帰りたい」と考えている引っ込み思案の中学1年生・奥田克久。ある日、不思議なうさぎに誘われ、学校で練習時間が一番長い吹奏楽部に入部することに。迷い悩みながらも、音楽の面白さに夢中になっていく。そして、ついに定期演奏会の日がやってくるー。

中学生という多感な時期の伸び盛りの輝きを描き出し、新潮文庫の100冊に選ばれ、2010年センター試験に取り上げられるなど、幅広い世代に愛されている小説『楽隊のうさぎ』。小説のもつ生き生きとした登場人物たちの魅力をそのままに、音楽と向き合う中学生たちの姿を瑞々しく映しだす、愛おしい映画が誕生しました。

原作を読んだ時の感想はこちら

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ラブロマンスと青春ものの小品ながら、どちらもなかなか良い映画でした。まあ、色々アラというか突っ込みどころはあるのですが(「恋するミナミ」:大阪ミナミがえらくおしゃれで素敵な街に見えすぎ? 「楽隊のうさぎ」:各エピソードのつながりや描き方がやや中途半端か)、愛すべき小品と言えるでしょう。どちらも女優さんや女子生徒が魅力的でした。

「シネ・ヌーヴォ」は大阪市西区九条にあるミニシアターで、これまでに「海炭市叙景」などを観たことがあります。館内の内装は劇団・維新派が行ったそうです。外のオブジェもとても印象的で、これらも維新派によるものなのでしょうか。

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「シネ・ヌーヴォ」はプログラム的にかなり映画好きの人でないと来る機会がありませんかねえ。師走に地元の小さな映画館で静かにゆったりと観る映画は格別でした。


2013年に観た映画

2013-12-28 14:21:04 | ベストもの

2013年に観た映画で印象に残った作品の一覧です。

映画館で観た本数の推移は下記の通りで、今年は昨年より大幅増で近年では最多の11本となりました。内、6本が夫婦割引で妻と観たものです。

 2001年: 1本(「千と千尋の神隠し」)
 2002年: 3本(「ピンポン」「スパイ・ゲーム」「タイム・マシン」)
 2003年: 2本(「戦場のピアニスト」「マトリックス・リローデッド」)
 2004年: 2本(「ロード・オブ・ザ・リング王の帰還」「ハウルの動く城」)
 2005年: 3本(「ミリオンダラー・ベイビー」「オペラ座の怪人」
            「ALWAYS 三丁目の夕日」)
 2006年: 5本(「博士の愛した数式」「ナルニア国物語 第一章」
            「ダ・ヴィンチ・コード」「ゲド戦記」「フラ・ガール」)
 2007年: 4本(「ブラック・ブック」「武士の一分」「バッテリー」
           「ALWAYS 続・三丁目の夕日」)
 2008年: 4本(「クライマーズ・ハイ」「北辰斜にさすところ」
            「容疑者Xの献身」「マイ・ブルーベリー・ナイツ」)
 2009年: 7本(「スラムドッグ$ミリオネア」「レッドクリフPartⅠ」
            「レッドクリフPart2」「グラン・トリノ」
            「劔岳 点の記」「ディア・ドクター」「沈まぬ太陽」)
 2010年: 7本(「のだめカンタービレ 最終楽章 前編&後編」
            「アバター」「インセプション」「風が強く吹いている」
            「ボックス!」「武士の家計簿」)
 2011年: 8本(「大脱走」「鉄道員」「ソーシャル・ネットワーク」
            「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」
            「海炭市叙景」「阪急電車」「ミケランジェロの暗号」
            「奇跡」)
 2012年: 3本(「レ・ミゼラブル」「アルゴ」「エドガー」)
 2013年:11本(「冒険者たち」「風立ちぬ」「少年H」「華麗なるギャツビー」
            「東京家族」「そして父になる」「フライト」
            「FLY ME TO MINAMI 恋するミナミ」
            「Always 三丁目の夕日'64」「真夏の方程式」
            「楽隊のうさぎ」)

****以下のリストでは、新作と旧作が混在しています。*印は邦画。

自己採点の目安----★:20点 ☆:10点
同じ映画でも別の日に採点したら、1ランク上がったり下がったり
することはあると思いますが、2ランクの変化は無いでしょう。

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★★★★★

 「冒険者たち」

    「鉄道員」と並んで生涯のマイ・ベストムービー2本の内の1本。
    名作は死なず。
    ローラン、マヌー、レティシア・・・嗚呼。
 
    この映画を愛していることを誇りに思います。
 
 
 

★★★★☆

 「ゴーストライター」(DVD)

    寒々とした独特の空気を持つ映画でした。  
    衝撃のラスト。
 
 

「風立ちぬ」
*「少年H」
*「おおかみこどもの雨と雪」(TV放映)

★★★★

 「華麗なるギャツビー」
 「アーティスト」(DVD)
 「ヒート」(DVD)
 「ドライブ」(DVD)

*「東京家族」
*「そして父になる」
*「桐島 部活やめるってよ」(DVD)

★★★☆

 「FLY ME TO MINAMI 恋するミナミ」
 「フライト」

*「Always 三丁目の夕日'64」
*「真夏の方程式」
*「楽隊のうさぎ」
*「花のあと」(TV放映)
*「あかね空」(TV放映)

その他

*「地下鉄に乗って」(TV放映)


2013年マイベストBOOKS

2013-12-28 00:00:25 | ベストもの

2013年に読んだ本の(ほぼ)一覧です(新刊本と旧作が混在)。

今年の読了本は約75冊でした。ひと月に10冊読んだ月があり、ひょっとして100冊に届くかとも思われましたが、さすがにその勢いは長続きせず、ほぼ例年のペースに落ち着きました。

無印は小説で、*印はノンフィクションや実用書的なものです。
----建築関係ガイドブックや写真集などは原則として除外。

自己採点の目安----★:20点 ☆:10点
同じ本でも別の日に採点したら、1ランク上がったり下がったりすることはあると思いますが、2ランクの変化は恐らく無いでしょう。また、実際にはもう少し細かくランク分けをしており、このリストでは同一ランク内でも差がありますが、細かいことは無視しています。

以下、★★★☆(70点)以上の(一応の)オススメ作のみ挙げてみました。私の場合、面白ければジャンルは何でもOKですし、基本的に少しでも面白い部分があれば、70点をつけるので、採点は甘めでしょう。

****以下の一覧に◎印を付してベスト11を示しています。

年明け最初の読了本であり、横山秀夫の待望久しい新作警察小説「64(ロクヨン)」が、予想通り2013年度のMyベスト1に輝きました。怒号と熱気が渦巻く男の小説と言えますが、女性が読んでも面白いと思います。

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★★★★☆(◎印:ベスト11)

◎ 「64」                     :横山秀夫

◎ 「銀漢の賦」                   :葉室麟

◎ 「サッカーボーイズ 卒業 ラストゲーム」     :はらだみずき

◎ 「双頭の船」                   :池澤夏樹

◎ 「海賊と呼ばれた男(下)」             :百田尚樹

◎ 「銀二貫」                    :高田郁

◎ 「ロスジェネの逆襲」               :池井戸潤

◎ 「島はぼくらと」                 :辻村深月

  「蜩ノ記」                    :葉室麟

  「戦闘妖精・雪風<改>」             :神林長平

◎*「ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム」  :谷口忠大

◎*「独立国家のつくり方」              :坂口恭平

◎*「辞書の仕事」                  :増井元

 *「本を読んだら、自分を読め」           :小飼弾

 *「動的平衡2 生命は自由になれるのか」      :福岡伸一

 *「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」    :竹田恒泰

 *「○に近い△を生きる 

    「正論」や「正解」にだまされるな」      :鎌田實

★★★★

 「鬼龍院花子の生涯」                :宮尾登美子

 「鉄の骨」                     :池井戸潤

 「夏の虹 みをつくし料理帖」            :高田郁

 「幕が上がる」                   :平田オリザ

 「セント・メリーのリボン」             :稲見一良

 「サクリファイス」                 :近藤史恵

 「エデン」                     :近藤史恵

 「空の拳」                     :角田光代

 「海賊と呼ばれた男(上)」             :百田尚樹

 「楽園のカンヴァス」                :原田マハ

 「閃光スクランブル」                :加藤シゲアキ

 「兄弟」                      :なかにし礼

 「海の見える街」                  :畑野智美

 「想像ラジオ」                   :いとうせいこう

 「ツナグ」                     :辻村深月

*「一生食いっぱぐれないためのエンジニアの仕事術」  :椎木 一夫

*「日の丸家電の命運

    パナソニック・ソニー・シャープは再生するか」 :真壁昭夫

*「「知」のシャープナー 人生が変わる知的生産日記」 :御厩祐司

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盛岡市近代建築探訪

2013-12-18 23:36:03 | 近代建築

12月に入って色々と忙しくなり、ブログ更新も10日ほど滞っていました。久々の記事アップです。

2週間前の木曜日:東京(東京泊まり)~金曜日:岩手と連続出張で、東北地方では仙台以外の地で初めて下車しました。現地での打ち合わせが夕方遅くまでかかったため盛岡泊まりとなり、休日の土曜日に2時間半ほど盛岡市内の近代建築探訪を敢行。曇りがちで時折雪がぱらつくなどめっちゃ寒かったですが、旧盛岡銀行本店ほかの素晴らしい建築を巡ってきました。

今日も時間がなく、写真のみのアップです。
名称は現在のものと旧名称が入り混じっています。

ライト写真館
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佐藤写真館
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岩手医科大学1号館
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岩手県公会堂  ここのみ内部も少し見学。良かったです。
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盛岡消防団 第五分団
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盛岡貯蓄銀行
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盛岡銀行本店 本館
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第九十銀行 本店本館
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小原写真館
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工藤勝四郎家所有煉瓦建物
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石川省一県令私邸
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盛岡宣教師館
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花巻からの帰路、富士山遠景

2013-12-07 21:47:53 | 写真

岩手県の工場に出張し、花巻空港からの帰路に富士山を撮ってみました。

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飛行機は長野県の北部あたりを飛んでいたのでしょうか。
かなり遠くに富士山、その前にも白く雪化粧した山が見えました。
3000m級かと思いますが、立山? よく分かりません。

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皆さん、もっと美しい写真が多数あるかと思いますが、個人的には良い景色を見ることができたと思います。