パーク・ライフ(文藝春秋)
★★★☆’~★★★☆:65~70点
~ Amazon:内容(「MARC」データベースより) ~
停車してしまった日比谷線の中で、間違って話しかけた見知らぬ女性。知り合いのふりをしてくれた彼女は同じ駅で降り…。東京のド真ん中「日比谷公園」を舞台に男と女の「今」をリアルに描く、第127回芥川賞受賞作。
図書館予約本の狭間で、予定外の「パーク・ライフ」を読みました。アンド、現在は浅田次郎の「輪違屋糸里」にトライ中(上巻読了。これは面白い!)。
「パーク・ライフ」は淡々とした描写が続きますが、不思議な静けさをたたえた、ちょっと気になる作品でした。感動!といったタイプの本ではないと思いますが、結構興味深く読みました。仲が良いのか悪いのか分からない宇田川夫妻。高校時代の同級生で、ちょっと、いやかなり?気になる存在のひかる。結婚が決まったらしいのに電話ではそのことを一切話さない彼女。色んなことを想像させます。そして、名前も仕事も明らかにされない(主人公もあえて尋ねない)スタバの彼女。奇妙な存在感。女優さんで言えば誰かなと少し考えたのですが、ちょっと思い浮かびませんでした。これで彼女が会社勤めでもなんでもなく実は専業主婦だった・・・とかだったらひっくり返るのですが、どうもそのような小説ではないようでして。
最後に実家が秋田県の角館あたりだったことが分かる。ギャラリーで実家近くの写真を見た彼女は「よし。・・・・私ね、決めた」と呟く。何を決めたのか明らかにならないのがなーんとなく良かったです。空気を感じる小説ですかね。
日比谷公園は埼玉在住の頃に1~2回行っただけですが、階段やベンチを探してみたくなりますね。
「flowers」:途中、「おおっ!?」と思うシーンがあるのですが、下手に書くと品性を疑われかねないのでやめておきます(^_^; 本全体としてはまあまあかな?
★★★☆’~★★★☆:65~70点
~ Amazon:内容(「MARC」データベースより) ~
停車してしまった日比谷線の中で、間違って話しかけた見知らぬ女性。知り合いのふりをしてくれた彼女は同じ駅で降り…。東京のド真ん中「日比谷公園」を舞台に男と女の「今」をリアルに描く、第127回芥川賞受賞作。
図書館予約本の狭間で、予定外の「パーク・ライフ」を読みました。アンド、現在は浅田次郎の「輪違屋糸里」にトライ中(上巻読了。これは面白い!)。
「パーク・ライフ」は淡々とした描写が続きますが、不思議な静けさをたたえた、ちょっと気になる作品でした。感動!といったタイプの本ではないと思いますが、結構興味深く読みました。仲が良いのか悪いのか分からない宇田川夫妻。高校時代の同級生で、ちょっと、いやかなり?気になる存在のひかる。結婚が決まったらしいのに電話ではそのことを一切話さない彼女。色んなことを想像させます。そして、名前も仕事も明らかにされない(主人公もあえて尋ねない)スタバの彼女。奇妙な存在感。女優さんで言えば誰かなと少し考えたのですが、ちょっと思い浮かびませんでした。これで彼女が会社勤めでもなんでもなく実は専業主婦だった・・・とかだったらひっくり返るのですが、どうもそのような小説ではないようでして。
最後に実家が秋田県の角館あたりだったことが分かる。ギャラリーで実家近くの写真を見た彼女は「よし。・・・・私ね、決めた」と呟く。何を決めたのか明らかにならないのがなーんとなく良かったです。空気を感じる小説ですかね。
日比谷公園は埼玉在住の頃に1~2回行っただけですが、階段やベンチを探してみたくなりますね。
「flowers」:途中、「おおっ!?」と思うシーンがあるのですが、下手に書くと品性を疑われかねないのでやめておきます(^_^; 本全体としてはまあまあかな?