土曜日は昼から難波で映画を観て(アカデミー作品賞を受賞した「それでも夜は明ける」。奴隷問題を題材にした凄い映画・力作でしたが、PG12に指定ですし衝撃的なシーンなどもあるため、どなたにもオススメといった作品ではないかもです)、その後は千日前をブラブラしました。
これまでに入ったことがない純喫茶やレトロ喫茶がないかなと探していて、ふと目に止まったのが「珈琲マイウェイ」さんです(難波千日前3-4)。今まであまり通ったことがない細い路地にありました。
看板などの雰囲気はレトロ喫茶的ですが、外からチラッと見た感じは意外と新しそうでした。しかし、ステンドグラスの照明などもあるようですし、入ってみることに。
そして一歩足を踏み入れた店内には、不思議な、しかし魅力的な空間が広がっていました。テーブルやイス、天井・床などはやはり新しそうですが、和洋折衷というか、奥の方には不思議な部屋もあるようです。
とりあえず遅い昼食をとろうと、優雅な感じがするお店の方(ママさん? マダム?)にカレーライスとホットコーヒーをお願いしました。そして、店内をキョロキョロ眺めながら話を伺うと、こちらは大阪調理士・養成会の1階部分を改装して喫茶店にされたそうで、まもなく1年になるとのことでした(養成会のHPにあったマイウェイさんの紹介ページはこちら)。へえーっ!
最初、奥のお部屋は暗かったのですが、私が建物やインテリアに興味があると知って照明を点けてくださいました。
で、おおーっ!です。
まずは壁面いっぱいに並べられた名札(会員の方のものと思われます。改装前の写真がこちらにありました)が壮観ですし、喫茶店でこんな景色を見たことがありません。このお部屋もやや人数が多いグループなどが喫茶で利用できるようです。
店内には小さなステンドグラスの照明が幾つかあってキレイです。
店内は喫茶に改装されるにあたってかなり新しくされたそうですが、あちらこちらに昔からの建具がそのまま使われています。下の写真の長椅子(ソファ)もそのようで、年期を感じさせて実にいい味わいです。
先に和洋折衷と書きましたが、実際には、和:65%、洋:25%、それに中が10%といった感じでしょうか。壁面の飾り棚なども実に面白いですし、独特の世界が築かれています。
コーヒーも美味しかったです。
カレーは写真を撮り忘れ(^_^;
壁面にズラーッと並んでいたこちらは、飾り寿司のデザイン画だそうです。
これもへぇーっ!です。
離れた位置からズームで撮ったため、画像がやや暗く不鮮明になっていましました。
ステンドグラスはケバケバしさなどが全くなく、シンプルで美しいデザインです。
この天井照明はイタリア製だったでしょうか。
正面扉上部には欄間(?)があり、そこには型板ガラスが使われていて、これも古くからのものと分かります。こういうのがあると、なーんかほっこりして落ち着くんですよねえ。
店内はとても明るくて清潔です。
家具や建具などはシック&モダンでしょうか。
新しくて古くて不思議な空間が広がる「珈琲マイウェイ」さん。昔からある純喫茶・レトロ喫茶ではありませんが、実に魅力的な素晴らしいお店でした。オススメするのに自信ありです。
これはまた行かねば!