ミスティック・リバー(監督:クリント・イーストウッド)
イーストウッド作品では、かつて評判が高かった「許されざる者」は感心しなかったのですが、本作品にはかなり引き込まれました。
演出・撮影も良かったのですが、演技が素晴らしかったです。ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコンの男優陣のみならず、二人の女優も印象的でした。マーシャ・ゲイ・ハーデンの哀れさ(自分が喋ったことで夫が・・・。彼女は残された息子とこの先どうやって生きていくのか・・・)、ローラ・リニーの怖くなるほどの強さ・冷たさ。
ラストのパレードシーン。それまでの暗くモノトーン気味の画面から一転して明るく賑やかな画面に変わる。その明るさの中で錯綜する3つの家族の姿が新たな事件の発生を暗示しているようで不気味でした。
こういうタイプの映画は日本ではちょっと作られないでしょうね。良くも悪くも見事にアメリカを描いていると思いました。
イーストウッド作品では、かつて評判が高かった「許されざる者」は感心しなかったのですが、本作品にはかなり引き込まれました。
演出・撮影も良かったのですが、演技が素晴らしかったです。ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコンの男優陣のみならず、二人の女優も印象的でした。マーシャ・ゲイ・ハーデンの哀れさ(自分が喋ったことで夫が・・・。彼女は残された息子とこの先どうやって生きていくのか・・・)、ローラ・リニーの怖くなるほどの強さ・冷たさ。
ラストのパレードシーン。それまでの暗くモノトーン気味の画面から一転して明るく賑やかな画面に変わる。その明るさの中で錯綜する3つの家族の姿が新たな事件の発生を暗示しているようで不気味でした。
こういうタイプの映画は日本ではちょっと作られないでしょうね。良くも悪くも見事にアメリカを描いていると思いました。