当初の探訪目的であった恩賜講堂(登録文化財)です。
この建物のことは4年前に”びんみんさんのブログ”で知り、いずれ必ず訪れたいと思っていたものです。
圧巻はその内部です。
~当日頂いた説明資料より~
この建物は、昭和3年(1928)に昭和天皇即位の大礼のために、京都御苑に臨時施設として新築された饗宴場の一部です。その建物が宮内庁より観心寺に下賜され、現在の場所に移築されました。移築資材は、京都から当時の河内長野駅まで鉄道で運ばれ、その後、観心寺までは、南河内の各青年団や在郷軍人会有志の奉仕により、牛車と人力で運ばれました。桁行6間、梁間7間、軒桁の高さ約9m。
以下、感想などは控え目にします。
写真をお楽しみください。
2段の折り上げ格天井が圧巻です。細かな細工が施され、色彩も美しいです。
かなりよく手入れされているのか、色彩がとても鮮やかですね。青が鮮烈。
3基残っているシャンデリアは迫力あり(ただし、灯りはつきません)。
外周部は格子が井桁というか2重になっていました。豪華です。
できるだけこの天井を広い範囲でまっすぐ写真に撮ろうと、コンパクトデジカメを上向きに床面に置いたりしましたが、広角ゆえに頭の一部がちょっと写り込んだりして思ったような写真は撮れずでした(下の写真)。セルフタイマーを使えば良かったですね。
色彩的には中央部の方が地味というか落ち着いた感じです。
私好みなのは周辺部の青い方ですね。
説明資料には、”ほかの2ケ所に移築された建物は、解体や再移築が行われ、現存する建物はこの「恩賜講堂」のみとなりました”と書かれていましたが、びんみんさんのブログによると、関西大学に移築されたものは、再移築され、現在は千里寺に現存しているとのことです。私もそれを知ってネットで検索してみたら、確かに千里寺にも残っているようでした。
知ってから4年目にして訪れることができた観心寺・恩賜講堂、感激もひとしおです。びんみんさん、どうもありがとうございました。
紅葉めぐりにも時間をとられ過ぎて、星塚めぐりはできず。うーん、残念。