先日、三重県北部(富田・四日市・津)の近代建築-実業家たちの建築遺産-という近代建築をめぐるツアーに参加しました。講師は京都華頂大学教授・川島智生先生。
見学したのは下記の8個所です。
・アミカン株式会社本社事務所
・浜松茂(旧伊藤伝七別荘)----現在は料亭であり、ここで昼食
・四日市旧港港湾設備(潮吹き防波堤)
・末広橋梁可動橋(旧四日市港駅鉄道橋)
・国際資源活用協会ビル(旧熊澤製油ビル)
・千歳文庫(川喜多文庫)石水博物館収蔵庫
・三翠会館(旧制三重高等農林学校)
・レーモンドホール(旧三重県立大学付属図書館)
※当初予定されていた「すわ講演交流館(旧熊澤図書館)」のみカット
津は小学生の頃、叔父一家の所に夏休みを利用して1、2度遊びに行ったことがあるくらいで、四日市も含めて殆ど知らない町です。
当日は出発地の京都を出るときから雨が降り出し、屋外の見学はなかなか大変でしたが、見学先はいずれも私は全く知らない建物ばかりでしたし、和風建築あり、洋風建築あり、鉄道施設あり、港湾施設(土木構築物)ありと実に多彩な内容でとても有意義でした。
川島先生の詳細な解説文があるのですが、膨大な量ですし、以下に写真と共にとりあえず建築年などの最低限のデータのみ記しました。
アミカン株式会社本社事務所
建築年:昭和一桁代
浜松茂(旧伊藤伝七別荘)----現在は料亭であり、ここで昼食
建築年:明治9年(1876)
後に幾棟もの建物が増築されている
四日市旧港港湾施設(潮吹き防波堤)
建築年:明治17年(1873)
設計 :服部長七 基本構想はデ・レーケ
末広橋梁可動橋(旧四日市港駅鉄道橋)
建築年:昭和6年(1931) 国重要文化財
設計 :山本工務所