ひろの東本西走!?

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京都市交響楽団大阪特別公演2017

2017-04-18 22:28:20 | 音楽

4/16日曜日は京都市交響楽団大阪特別公演2017を聴きにザ・シンフォニーホールへ行ってきました。指揮は常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザーの広上淳一さんで、プログラムは下記でした。

1)ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」
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2)ハチャトゥリアン/組曲「仮面舞踏会」
3)ストラヴィンスキー/バレエ組曲「火の鳥」

超メジャーな1)は最近はオリジナル楽器を用いた速いテンポの演奏が流行で、今回の演奏はそれに比べるとゆっくりだったそうですが(ネットで見つけた感想にょると)、私にとってはテンポは割と速めに感じられ、しかし迫力もある好みの演奏でした。かつての朝比奈隆/大フィルのゆったりとした重量級の「運命」も壮大で魅力的でしたけれど。

「仮面舞踏会」は、特にその中の「ワルツ」を先日引退表明をした浅田真央さんがフィギュアスケート世界選手権のフリーで使われて超有名になりましたね。そう言う私もその時に「印象的なメロディでいい曲やなあ」と思いましたから。「仮面舞踏会」を含む京響=広上さんのCDを持っており、今回はもちろんこれで予習してました。「ワルツ」「夜想曲」「マズルカ」「ロマンス」「ギャロップ」というリズム・テンポ・旋律の変化に富む5曲からなり、この日のプログラムでは期待通りで一番素晴らしかったです。憂いを帯びた旋律の「ワルツ」、コンサートマスター(渡邊さん)のソロが美しかった「夜想曲」など、とても良かったです!テンポの良い曲などもあり、館内は大盛り上がりでした。拍手する手の位置も自然と高くなりましたしね。

「火の鳥」も直前にCDとTV番組を録画したもので予習はしたのですが、まだメロディが頭に入っておらず、予習不足を露呈(汗)。全体的に管(金管も木管も)と打が印象的で、最後、ジャーンと鳴らしながらもすっと止めた(?)シンバルが見事でした。

※アンコール:
   ビゼー/アルルの女 第一組曲から「アダージェット」 

終演後はホワイエ2Fでゆったりコーヒーを飲んで、コンサートの余韻に浸りました。コンサートが終わってからもここでコーヒーを頂けるのは素晴らしいですね。最近はよくこの楽しみ方をしています。それにしても、この日も電車の乗り換えや、ホール内で杖片手によく歩いて階段も昇降したなあ(笑)。 素晴らしい音楽を聴いて気分はリフレッシュされ、かつアクティブリハビリにもなりました(笑)。


ウィーン楽友協会大ホール

2015-12-09 22:03:25 | 音楽

いずみホールは「黄金のホール」と呼ばれるウィーン楽友協会大ホールにならった直方体のシューボックス型です。私は2008年にウィーン旅行をした際、黄金のホールわ訪れました。下にそのときの写真を掲げました。黄金のホールはその名の通り、金色に輝いてより豪華絢爛なのですが、シャンデリアのデザインや配置など似ているとも言えます。どちらも美しく素晴らしいホールだと思います。

 


最近よく聴いているCD

2015-04-30 12:59:04 | 音楽

最近よく聴いているCD

   

◎京都市交響楽団定期演奏会 名曲ライブシリーズ3

   ハチャトウリアン/仮面舞踏会の憂いを帯びたメロディが絶品。浅田真央さんが2009年の
   世界選手権や国別対抗戦のフリースタイルなどで使われて強く印象に残っています。

   10月の広上さん/京都市響のコンサートに行く予定です。 

◎マンハッタン・ジャズ・オーケストラ バードランド

   シング・シング・シング、セプテンバーなどを愛聴。
   久々にライヴでジャズを聴きたいものです。

◎レヴァイン指揮 ウィーン・フィル モーツァルト交響曲25・29・31 
 
   やっぱりモーツァルトは素晴らしいですね。私はこの中ではチャーミングな31番「パリ」が好きです。
   クラシックコンサートは7月のコバケンさんのチケットも購入済みです。  

なお、リハビリ入院中は音楽はもっぱらスマホ&You tubeで楽しんでいました。そのときはあまりクラシックは聴かず、昔のニューミュージックやJ-POPなどが多かったですね。ユーミンやサザン、ハイ・ファイ・セット、大橋純子、竹内まりあ、岩崎宏美・良美姉妹、渡辺真知子、SPEED、夏川りみ、洋楽ではホイットニー・ヒューストンやマドンナ、ビリー・ジョエル、クイーンはかなり聴きました。比較的最近のものでは、松浦亜弥がカバーで歌う「部屋とYシャツと私」や「ひこうき雲」、西野カナ「会いたくて会いたくて」、絢香の音楽で遊んでみたシリーズ「ロビンソン」「にじいろ」「やさしさに包まれたなら」などが良かったです。基本的に歌のうまい人が好きですね。松浦亜弥さんの歌唱力にはビックリしました。他にはハーモニーの美しいゴスペラーズもよく聴きました。

また、スマホ&You tubeでは結構お笑いやモノマネも楽しんで、その中では中川家、ナイツ、サンドウィッチマン、NON STYLE、ビジー・フォー、福田彩乃などがお気に入りでした(汗)。どんなことについても、基本的に面白いもの(自分がちょっとでも興味を持ったもの)であれば何でもOKです。私の場合、どうも興味を覚えるものが多すぎて・・・・、全てを楽しんだりする時間がないみたいです(笑)。読みたい本や気になってマークしている本のリストも様々なジャンルで常時数十~100冊くらいはありますし。


大フィル Enjoy!オーケストラ<PartⅠ> ~ある愛の物語~

2014-09-01 21:46:44 | 音楽

8月の最終日、ザ・シンフォニーホールへ約半年ぶりのクラシックコンサートに出かけました。

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Enjoy!オーケストラ<PartⅠ> ~ある愛の物語~

[指揮]金 聖響
[管弦楽]大阪フィルハーモニー交響楽団
[コンマス]崔 文洙(チェ・ムンス)

前回は3月のコバケンさんの「小林研一郎 炎のタクト!~メンデルスゾーン&ブラームス~」だったみたいです。

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さて、今回のプログラムです。
 ①バーンスタイン:「キャンディード」序曲
 ②ワーグナー   :「トリスタンとイゾルデ」第1幕 前奏曲
 ③プロコフィエフ  :バレエ組曲「ロメオとジュリエット」より
             -1 モンテギュー家とキャプレット家(第2組曲)
             -2 ロメオとジュリエット(第1組曲)
             -3 タイボルトの死(第1組曲)
        ****休憩****
 ④マスカーニ   :歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
 ⑤R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」組曲
 ~アンコール~
   エルガー  :エニグマ変奏曲より「ニムロッド」

特筆すべきは、料金の安さです。何と1,500円也!
主催者が大阪市なので、市から補助が出ているのでしょうか?
このコンサートは「映画館で映画を見るより安い料金で、フル編成のオーケストラが聴ける!」ことが売り&評判らしいです。

ですが、プログラムはポピュラーな名曲を並べるのではなく、短めとはいえ、しっかりした曲目が並んでいます。素晴らしい!私がこのコンサートに行ったのも、料金の安さはもちろんですが、このプログラムにも惹かれたためです。

これまでにコンサートで聴いたことがあるのは①だけで、メロディを知っていたのも③-1、④くらいでした。⑤のみ、直前に図書館で借りたCDで1回だけ予習しましたが、予習不足はいかんともしがたく、メロディがまだ耳になじんでいなかったのが惜しまれます。

特に良かったと感じたのは、やはり知っている曲がメインで、①、③-1、④、⑤のワルツ?の曲でした。①は華やかでオープニングにふさわしかったです。崔 文洙(チェ・ムンス)さん率いる弦はよく揃っていて腕の動きも大きく、視覚的にも楽しめました。また、打楽器の迫力も印象的で、鉄琴?の音が鮮明に聞こえましたね。③-1は有名なメロディにゾクゾクっとしました。

④(弦のユニゾンが実に美しかったです)は、希望する子供たちをステージ上に招いての演奏でした。これは楽しそう。お値段的に聴衆はもうちょっと子供さんがと多いのかなと予想していたのですが、圧倒的に大人が多かったようです。

チェロやコントラバスの近くで聴いていた男の子の「床が震えていたのに驚いた」との感想が素晴らしかったです。まさに、その場での体験から出てきた感想ですね。指揮の金聖響さんによると、どこでも「凄い」「きれい」といった感想が殆どとのことで、確かに私の感想も一言で言えば、「良かった」「凄かった」くらいしか出てこないかな(汗)?でも、それでいいんですよね。

アンコールも初めて聴いた曲でしたが、アンコールピースはもうちょっとポピュラーな曲でも良かったかもしれません。

◎参考ブログ:

  にこりんぼさんの”今日もまったり”

コンサート後は、ホールすぐ横のコーヒー館「蛮々」さんでケーキ&コーヒーを頂きました。閉店までのわずかな時間でしたが、インテリア写真などをパチリ。そこから近所の大阪福島教会、JR西日本・大阪変電所、スリムなビルなどをブラブラ眺めながら帰りました。帰宅後は約7キロのランニングも敢行。クラシック音楽鑑賞、レトロ喫茶&ミニ近代建築めぐり、ランニングと8月最後の1日は充実の午後となりました。夕食時のビールが美味かったです(笑)。

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小林研一郎 炎のタクト!~メンデルスゾーン&ブラームス~

2014-03-05 23:15:27 | 音楽

小林研一郎 炎のタクト!~メンデルスゾーン&ブラームス~

先週の土曜日(3/1)、約5ケ月ぶりのクラシック・コンサートでザ・シンフォニーホールに行ってきました。今回はコバケンさん(小林研一郎さん)と大フィルで、プログラムは下記です。

 ①メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲(vn松田理奈)
 ②ブラームス      交響曲第1番

これまでにコバケンさんと大フィルで聴いたコンサートの感想記事はこれらです。

   英雄ほか(2009年)
   三大交響曲(2010年) 
   ベートーヴェン6番&7番(2011年) 
   ドヴォルザーク8番(2011年)
 
 
 
 

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コバケンさんでブラームスを聴くのは初めて、メンコンは2回目です。

私は最初、このプログラムはちょっと変わった組み合わせかなとも思ったのですが、結果的にはなかなか良いプログラムでした。

①は爽やかな演奏&仕上がり、②はど迫力&怒濤の演奏&指揮で、好対照でした。例えば1曲目がブラームスのヴァイオリン協奏曲やピアノ協奏曲だったりすると、ちょっとヘビー過ぎて疲れてしまったかもしれません。

大阪でもコバケンさんの人気は凄まじく、補助席が多数セットされ、私は分からなかったのですが立ち見の方もおられたそうです。

全体としての感想は、プログラム・指揮・演奏(オケ&ソロ)全て良かったと思います。
この日の席は1階のM-8(ステージに向かって左寄り)で、最近は好んで2階席を取ることが多い私としては久々の1階席でした。

さて①のコンチェルトです。松田理奈さん(美しく可憐な感じの方)の演奏を聴くのは初めてでした。観客席の方に身体を向けて弾かれるシーンも多く、時折遠くの方を見つめるような表情やアップの運弓(というのでしょうか?)で、伸び上がるようにして弾ききっての決めポーズが印象的でした。
良く知られたメロディの第1楽章とコミカルな感じの第3楽章が良かったです。クラリネットトップのちょっとコミカルな音色やヴァイオリンソロとのやりとりなどもgood!コバケンさんはオケの音量を抑えめにして、松田さんとのアイコンタクトも多く、よくソリストをサポートされていたと思います。

松田さんは爽やかさの中にも力強さが感じられる演奏でしたね。席にもよるでしょうが、わたくし的には音量も良いと思いました。演奏直後にはブラヴァの声が飛び交い、コバケンさんが松田さんの肩を抱いて熱演を讃えておられました。

大拍手の中、コバケンさんにうながされるようにして演奏されたアンコール曲は、クライスラーのテンポ・ディ・メヌエットでした。この曲は全く知らず(汗)。第1楽章でのカデンツァと合わせて、超満員ながらも静まりかえったホールに響き渡るヴァイオリンの音色が素晴らしかったです。なお、松田さんは後半のブラームスは客席で聴かれたそうです。

そして後半の②ブラームスです。
ティンパニーの音が響き渡る冒頭からかなりのスローテンポだったでしょうか。まあこれは予想通り。弦も1Vnの後ろの方まで音をきっちりと刻んだ、しっかりとした大きい音色が印象的でした。コバケンさんの両腕に磁石がついていて、その磁力に引き付けられて演奏しているようなイメージでした。

第2楽章もゆっくりで、コンマス・田野倉さんのソロ、ホルンとのかけあいなどが見事。

第3楽章~第4楽章は連続しての演奏で、期待していた大好きな第4楽章に突入。第1主題(?)のホルンソロはゆったりとした朗々&堂々の演奏で、音のふくらませ方も見事でした。後方のトランペットの方がニコニコして聴いておられたようなのも印象的でした。続いてフルートトップも素晴らしい音色がよく響いて&伸びていました。このあたりはトップ奏者の実力をいかんなく発揮といったところでしょうか。そして、これまた大好き&有名な第2主題(?)の旋律を奏でる弦も良し!こちらも嬉しくなってしまいますね。

コバケンさんの指揮はコンチェルトでのサポートとは一変して、身体を前傾させ、膝を折り曲げた中腰のような姿勢が多く、迫力十分のドライブです。時おり唸り声も聞こえたようです。それに応えるかのようにコンマス・田野倉さんも力演で、何度か座席から腰を浮かして立ち上がるようなシーンもありました。そして、白熱のフィナーレで場内は興奮の渦に巻き込まれました。

場内からはブラボーの声が凄く、大拍手が続きます。丁寧に順にオケをねぎらうコバケンさん。特にコンマス、ホルン・フルート・オーボエ・クラリネットの各トップ、ティンパニーの力演を讃えられたときは聴衆からの拍手も一段と大きくなったように思いました。

アンコールはやはりブラームスのハンガリー舞曲第5番で、これも緩急の差が大きく凄い盛り上がりでした。この曲は超有名ですし、盛り上がって当然かもしれませんが、やはりこの日のアンコールピースにふさわしかったと思いますし、嬉しかったです。聴衆も大満足でコバケンさんは何度もステージに引っ張り出されましたが、最後は全員が深々とお辞儀して白熱のコンサートは終わりを告げました。いやあ、良かったです。

今回、ブラームスでは楽章間の緩急の差が大きく凄い迫力だったのですが、以前聴いたベートーヴェンの「英雄」で感じた超個性的演奏といったものではなく、正統派の力演・熱演といった感じでした。弦を中心としたオケとの一体感も素晴らしく見事でした。でも、もうちょっと怪演(?)を聴きたかったような気も少しします(笑)。